ARIA THE ANIMATION

1

その 素敵な奇跡を…

2

その 特別な日に…

3

その 透明な少女と…

4

その 届かない手紙は…

5

その あるはずのない島へ…

6

その 守りたいものに…

7

その 素敵なお仕事を…

8

その 憂鬱な社長ったら…

その イケてるヒーローってば…

9

その 星のような妖精は…

10

その ほかほかな休日は…

11

その オレンジの日々を…

12

その やわらかな願いは…

13

その まっしろな朝を…


◎第1話:その 素敵な奇跡を… (゚∀゚)

 コミックブレイド連載作品。
 OPは本編にかぶせる形で。作品に合ったゆったりした感じの曲ですごく良いなあ。EDはROUND TABLEでこちらもすごく良い。気に入った。キャラデザ、良いんじゃないか。美術が実にきれいで配色も素晴らしい。地中海的な雰囲気を良く出している「ヴェネツィア」という世界観も良い。BGMの曲自体、使い方も見事。
 ストーリー、テラフォーミングした惑星=アリアで、観光用のゴンドラ乗り=ウンディーネを目指す水無灯里(葉月絵理乃さん)の話。今回は、親と離れてネオヴェネツィアの町を歩いていた女の子=アイ(水橋かおりさん)を乗せた。
 全体的にほのぼのとしたゆったりした雰囲気が素敵。笑えるところもちゃんとあるし。こういうジャンルは珍しいかもねえ。ライバルの藍華役の斎藤千和さんの演技も素晴らしい。なかなか良い作品じゃないでしょうか。

◎第2話:その 特別な日に…

 あれ、またOPと本編がかぶってる。これはずっとこの路線なんだろうか。
 今日はアクア・アルタ。街が水没する日なので、どの家も床上浸水。おい、それってあとで消毒しなくていいのか…。いくらなんでも水がきれい過ぎるような気がするんですが。
 そんなだからゴンドラ乗りもお休みになるのだが、アリア社長(西村ちなみさん)のご飯を買いにお出かけ。藍華の部屋を訪問。って、え、ゴンドラ会社ってどこもネコが社長なのか!っていうかあの謎の生物ってネコだったのか!なるほど、青い瞳のネコは安全の象徴なので、社長にしてると。それにしても灯里の頭の弱そうな感じがあざと過ぎて鼻につく感じだな…。
 で、藍華は先輩ウンディーネの晃(皆川純子さん)とケンカして飛び出し、アリアカンパニーに転がり込んでしまう。帰るか残るかをかけて、藍華と灯里でレースをすることに。最後はみんな仲良くという感じで了。藍華タンの中華娘っぷりがたまらんな!炒飯美味そうだし!先輩の晃さんも良いキャラだし。あらあら禁止!「禁止」は師匠から弟子に伝承されていくのか。
 まあほのぼのと良いお話でした。

◎第3話:その 透明な少女と…

 アリス(広橋涼さん)と出会う。まだ14歳でペア(灯里や藍華より下のランクらしい)だけど上手くて、可愛い外見なのに毒舌。うまく笑えない子なようで、友達もいなくて心を閉ざして一人な感じ。そんな子が暁(野島裕史さん)と共に灯里のゴンドラに乗り、観光案内の練習。自然に笑う灯里を見て、だんだんアリスも素直に笑えるようになるのだった。
 アリスのキャラがちょっと作り過ぎな気がしないでもないが、よくまとまった良い話でした。アリスはこれでもう灯里に手懐けられたか。今回の観光案内でうまく世界設定の説明がなされたが、それでも少々説明不足に感じた。シングルとかペアとかよく分からなかったよ。

◎第4話:その 届かない手紙は…

 灯里はアミという女の子(倉田雅世さん)から手紙を渡され、届けてと頼まれる。宛先はかつての開発基地。手紙はデータカードだった。メッセンジャーのウッディー(うえだゆうじさん)の協力でその場所に行ってみると、お墓があるだけ。宛先の人は既に死んでいた。
 灯里だけがアミに気づいたということは、アミは娘の幽霊なのか?と思ってたら飼い猫ってことなのか!他のサイトさんをググってみるまで気がつかなかったよ。良い話だけど、ちょっと分かりにくかったような。あとウッディーの話し方がちょっとイヤ。

◎第5話:その あるはずのない島へ…

 灯里、藍華、アリスの元に"ネバーランド"への招待状が届いた。それはアリシア、晃からの特訓を兼ねたバカンスへの招待だった。
 というわけで、水着サービス回だったわけだが、全然えちく感じなかったのは、あまりにも世界観が清浄過ぎるからだろうか。海で遊んでて楽しそうで、確かに見てるこっちまで癒されるが、ゆったり感、癒し感があまりにも狙い過ぎている気がしなくもない。

◎第6話:その 守りたいものに…

 アテナ(川上とも子さん)は天使の歌声と言われる人気のウンディーネで、アリスの大先輩。アリスは会社に内緒で猫のまぁくんを飼っているのだが、困っていた。だがアリスにとって、アテネは陸の上ではどじっ子なので頼りなく感じている模様。そこで灯里に相談に乗ってもらおうとオレンジぷらねっとに呼ぶ。だが夜中に猫が鳴いてしまうと、見つからないように歌を歌って鳴き声を消してくれた。アテナはぼけているようでちゃんと分かってるのだった。
 アリスは不思議ちゃん過ぎだったが、自らの左手を叩く今回のあれはやり過ぎな感じ。それに、先輩社員をバカにしてるのはまだしも、あからさまに出しちゃう子供っぽさがあるわけで、ワタシがこのキャラを気に入らないのはこういうとこなんだよなあ。まあ最後には見直すあたりはすごく良かったんだけど。

◎第7話:その 素敵なお仕事を…

 新婚旅行に来たお客さんを案内する晃のゴンドラに、灯里、藍華、アリスが同乗して見学。新妻はウンディーネのファンだが、ダンナはただ舟が漕げて愛想振り撒けばできるんだろ、と侮ってる様子。ならほんとにそうか見せてやろうじゃないかと少々キレた晃さん、午後の実地訓練にも新婚夫婦を巻き込む。だが潮位が上がり行ける水路が減ったため、迷ってしまった。一切手を貸さず見守るだけの晃。3人はなんとか自力で脱出する。ただ厳しいだけで、突き放してるように見えて、実は優しく、うまくいったらきちんと認めてくれる、大きな人だったのでした。
 キレイ過ぎるくらいキレイなお話でした。晃さんの魅力が良く出てましたなあ。見習三人娘が並んでニコニコ…というかニヤニヤしながら見ている様はとても可愛い。でもこれ見世物みたいになっちゃって、一人で乗るならハーレム状態で良いけど、新婚旅行であの船には乗りたくないなあと思った。

◎第8話:その 憂鬱な社長ったら…その イケてるヒーローってば…

 2本立てのアリア社長メイン番外編。Aパート、大掃除で役に立てないこを苦に、アリア社長が家出。でも行くあてがなくて戻ってきた。
 Bパート、ヒーローものに夢中なアリア社長は、自分もコスチュームで変身。なかなかうまくいかなかったが、ちゃんと女の子の役に立てたのだった。
 まー、アリア社長は人気キャラなようだから、こういう回は好評なんだろうなーと。ワタシの場合は元々アリア社長に思い入れがない上に、いつも以上にまったく猫らしくなくなってるのが気になって、素直に楽しめなかった負け組みです。女の子が持ってたパペットがケロロ軍曹だったのには笑った。あと、藍華の「ヘンなかっこしてなにやってんの?」と言うセリフが、口調とか間が絶妙で笑ってしまった。

◎第9話:その 星のような妖精は…

 ネオヴェネツィアは秋。藍華は、自分たちはこのままでいいのかとなんだか憂鬱。どうしたら伝説のウンディーネ="大妖精"ことグランドマザー(松尾佳子さん)のようになれるのかと聞く藍華に、アリシアは本人に聞けばとアドバイス。というわけで、灯里、藍華、アリスでグランマに会いに行く。着いた場所は見事な紅葉を見せる、日本の秋のような情景。助言を得ようと張り切る藍華だが、グランマが指示するのは栗拾いとか芋堀とか遊びばかり。とうとう直接グランマに聞いてみると、アリシアは何でも楽しむ天才、すべてのものを楽しむことが大事だと教えられる。
 グランマのアドバイスに、なるほど確かに簡単にできそうでいて難しいことだよな−と納得。やっぱりそれが大事なんだろうなあ。それが自然にできてしまう灯里はすごい。まさにアリシアの後継者として人気が出そうではある。でも、からまわっちゃうほど張り切り過ぎる藍華のほうに親近感を覚えるし、そこまでがんばれる藍華もちゃんとすごい子だよなーと思った。
 それにしてもグランマの住んでる場所の駅名表示、日本語なのな。みんなが何語でしゃべってるのかとかは気にしちゃいけないことだろうが、文字ではっきり日本語が出ちゃってるとやっぱり気になる。

◎第10話:その ほかほかな休日は…

 早くも冬。みんなで温泉に行くことに。ゴンドラに乗って着いたところは、古いお屋敷をそのまま利用した温泉宿。何度もお風呂に入ったり、美味しいものを食べたり。夜には晃、アテナも合流。休日を満喫したのだった。
 古い屋敷というか、廃墟じゃんか。スゲーぼろっぷりで、なんか出そうで怖い。温泉内にドアまであったりして、メンテナンスとか掃除とか大変そう。こんなんじゃなくて、もっとフツーに大浴場とか露天風呂がある温泉宿のほうがいいなあ。それにしてもお前ら、バスタオル巻いたまま湯船につかるなっての。まあ温泉はいいなーオレも行きたいなーとは思うけど、癒し感、ほのぼの感が強過ぎてちょっと抵抗感があった回ではありました。でも温泉初体験で戸惑ったり恥ずかしがる灯里は可愛い。

◎第11話:その オレンジの日々を…

 アリシア、晃、アテナの若い頃の話を聞く灯里たち。3人は良いトリオだったが、今はそれぞれ仕事が忙しく、なかなか会って話をすることもできない。3人の合同練習ができなくなる日が来ると思うと寂しいと言うアリス、今夜別れるのすら寂しく感じてしまう灯里と、センチメンタルな気分になるが、でも明日もまた会えるからと藍華に励まされる。
 "あの頃の楽しさに囚われて今の楽しさが見えなくなったらもったいない"というセリフは胸に響くものがあったな。懐かしむばかりじゃなくて前に進んでいかなくちゃいけないんだよなあ。いやしかし藍華は良い子だ。そして昔のショートカットだった晃さんも可愛い。この師弟は良いなあ。だが笑い声がヘンなアテナさんもかなりキた。

◎第12話:その やわらかな願いは…

 今回のOPは別バージョン。イタリア語なのかな?
 雪のため予約がなく、ARIAカンパニーは臨時休業状態。灯里は前から行きたかった、ネオヴェネツィアで一番古い橋を見に行くことにした。古ぼけた屋根付きの橋を越えると、天気は一変。橋もきれいになっている。そこで星野明子(浅田葉子さん)と出会い、家に招かれる。だが、水路に水がまだ来てないとか、雪なんかしばらく降ってないとか、どうも話が食い違っている。どうやら不思議な力が働いて、昔のアクアに来てしまったらしい。そこで灯里は、みんなの願いで今のアクアが作られたことを知るのだった。
 話が食い違っているはずなのに、微妙なところで話があって会話が成立してしまうのが面白い。過去のシーンをフラッシュバックさせたり、戻ってきた灯里がアリシアに抱きつくところといい、人の想いというものがうまく描写されていて良い話ではありました。それから、過去のアクアのシーンで、小さい頃の藍華みたいなコがいたけど、あれはご先祖様ってことなのかな?

◎第13話:その まっしろな朝を…

 アクアの大晦日は、広場に集まってみんなで年越し。アイちゃんもやって来て、カウントダウン。いろいろあった一年は終わり、また新しい年が始まる、と。
 これまであんまり出てこなかったのまで含めて、オールスター状態でなんかいろんなキャラが出てきたなー。各話とリンクしてたり芸が細かいし、感動できるような作りになってるんだけど、これまで12話しかないのでこういうのやられてもなあ…という感じがしないでもない。

 というわけで最終回となったわけですが、なんか微妙な位置付けの作品だったなあという感じ。作画は全般良好だし、美術は素晴らしい。作品世界とぴったり合ったBGMも良いし、ストーリー的にも、よく練られていてメッセージ性もあり、良好。というように、悪くない作品なんだけど、なんかワタシは感動し切れなかった。何が悪いと言い切れないんだけど、なーんか素直になれなかったんだよなあ。灯里のボケキャラがあざと過ぎてヤダとか、"癒し"感が強過ぎて押し付けがましい感じがしちゃったりとか、そのあたりかな。
 全体としては静謐な感じがして良質なんだけど、なんか残りにくい作品でした。盛り上がっている他の感想サイトさんに比べて、なんかワタシだけ楽しめない、でも切るほどでもない、ということでちょっと見るのに疲れたんで、正直ようやく終わったかーという感じ。と思ってたら、第二期もやるんですか。はー。まあこういう作品は長くやるほうが良さが出て来るんだと思いますよ。とりあえず第二期も見ます。


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