やさしい猫(24/02/10)
紀伊國屋サザンシアター

劇団民藝公演

シングルマザーのミユキは、ボランティアで知り合ったスリランカ人のクマラと親しくなり、娘のマヤも生活の場面を共通するようになる。
二人は結婚を決意して進めようとするが、クマラの勤務していた会社がコロナの影響などで、つぶれて失職する。職を探している間に
在住カードの期限が切れた状態になり、出入国管理局に相談に行く途中で、警察の取り締まりにかかる。二人の意思としては、結婚
することに問題ないが、居住資格を得るための結婚と警察、入管側から言われる。弁護士との出会い、娘が証言台に立ったりして、
裁判の結果、結婚を認め在住資格を得ることになる。
係争前に、クマラとミユキの間の問題、娘とミユキとの問題等解決しながら生活が営まれて行く。家族のひとつの在り方とも思える。
国籍がスリランカである故に、問題が起きていることに、職業が限定されていたり、外国人に対する人権の保障がなされていないこ
とに、問題を感じる。

2/11まで

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