カストリ・エレジー(23/06/03)

劇団民藝公演

戦後まもなく
橋げたの下にあるバラック郡
そこを仕切っている親方の息子とその妻と経緯の異なる住人4人がすでに生活している
フィリッピンから帰ってきた二人ケンとゴローが新たに入る
ゴローは精神に障害がある生活

ケンとゴローは将来家を建てて一緒に住むことを目標にして二人で生きてきた
が、ゴローが悪意なく妻を殺害し
ゴローはケンの手にかかり・・・

8人の登場者のそれぞれの経歴がふるまいに現われていて、全体にパワフルな空気の中で進行する
親方の指示に従って動き、報酬を得る、その日暮らしの厳しい生活を続けて、その場から抜け出せない。自分だったらどうなるだろうかと思いながら観劇
戦後の一状況→その時に自分だったらどうするか?→現在同じような状況が生まれる可能性があるのではないか?
と考えてしまった。

交流会で
黒木の妻はゴローに殺されるとき初めて欲の絡まない愛情を受けた
黒木の妻とシベリアの別れの場面を熱烈なラブシーン
「名前がある」という気持ち
など話されて、興味深かった(正確でなかったらすみません)

6/4まで

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