映画「ホタル」

「敵艦に体当たりして、ホタルになってもどって来る」

高倉健、田中裕子、奈良岡朋子などが出演

特攻として出陣して戻ってきた山岡(高倉)、死んだ金山少尉の許婚知子と結婚し養殖を生業にしている
同じく戻ってきた藤枝は昭和の終わりに、雪山に入って死ぬ

金山の親族がいる場所がわかり、隊員の食事の世話などをしていた食堂を開いていた「おかあさん」、山本富子(奈良岡)から遺品を届けに行くように頼まれる
反発し、とまどいながら、結局行くことになる
韓国に行き、金山の遺言を、拒絶しようとする親族に伝えようとして緊張感のある時間、やりとりが続く
山岡、知子がそれぞれ語りかける
親族は反発しながら聞き入り、母親が遺品を受け取り、家にもいれる

韓国人金山の出陣のとき、許婚が泣き叫びながら飛行機を追かけていく姿、
山本富子が食堂を閉める慰労会で、青森から来た藤枝のメモを持ってきた孫娘に特攻隊員を送り出すつらさを吐露するシーンなど感動的

ラストは寿命を迎えた愛用の船「とも丸」を燃やす儀式
21世紀に控える
知子の姿はない

高倉健が二羽の鶴が鳴く姿を見て、鳴き真似をして元気付けたり、金山の親族との対話の途中で、涙を手でぬぐったりとこれまでとちょっと違うように思いました

もどる