白痴
2000年2月19日
シネウィンド(新潟)
原作 坂口安吾
監督 手塚眞
坂口安吾は新潟市生まれの作家。新潟の何箇所かでロケをしたそうです。

戦時中のいろんな人が住んでいる街や放送局が舞台。

CGが混在している。ヌメッとした感じで、「何か変だな」と思ったら、CG場面だったということも。「CG画面に親しみをより感じる人もいるのかなあ」とか思いましたがいかがでしょうか?音楽、効果音が印象的でした。

「石と人間の違いは・・・人間には顔があること」と言う人。

番組「帝国スペシャル」の主役で、わがまま、孤独、死を恐れる「銀河」は憎らしく。取り巻きの苦労。

白痴の奥さんはかわいらし過ぎると思うが、ひかれるものがある。

主人公小沢の何とも言いがたい雰囲気の良さ。

瓦礫や死体のある被災地を背景に、明るい黄色の服を着たはなやかな女性モデルの撮影風景の、コントラストの強さがが印象に強く残った。

終わり頃主人公が言う。「恐れるな、そして僕から離れるな」・・・恐れないで生きたいものです。

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