「ねーえ、明日の受験、受かったらどうするの?」

「ど、どうするって??」

「・・・どっちの大学行くの?」

「そ、それはもちろん、本命の・・・は、放してください!先輩の体、くっついてますっ!!」

 

全身がカッカカッカと熱くなる!

 

「ねぇー・・・私と一緒の大学行きましょうよー」

「先輩のって、今日滑り止めで受けた?」

「うん・・・2年間一緒の大学で・・・ね?」

「そんな!僕は本命の大学出て、将来は立派な官僚に・・・」

「エリートコース?」

「その・・・せ、先輩は、先輩だってどこの大学でも受かる頭脳なのに、なぜあの滑り止めの大学に!?」

 

背中に、シャツごしに先輩おおっぱいが、ふにふにあたってるうう!!

 

「んー、考え方の問題ね、一流の大学を目指してギリギリで受かるより、二流でもトップに近い成績で合格すれば後が楽だしぃー」

「そ、そうですか…確かにその方が楽だけど、でも僕は一流の大学に入って、

父さんの言うエリートコースに、官僚に・・・それよりなにか着てください!体、冷えますよっ!」

 

先輩を払いのけて立つ!

 

「シャワー、浴びてきます・・・」

「んー・・・」

 

先輩の細い声を後にお風呂へ・・・

もう時間がないから適当なシャワーで済まそう、

でもどきどきした、背中にまだ先輩の感触が残ってる、やわらかかった・・・

うぅ、興奮してきちゃった、駄目だ駄目だ!せっかく夕食に先輩が精のつくものを

いっぱいごちそうしてくれたんだ、受験までエネルギーを溜めておかないと・・・

でも出してスッキリしたい・・・いや、先輩がいるんだ、先輩と一緒の部屋で寝るのにそんな事しちゃ駄目だ!

我慢しよう…シャワーを浴びながら考える・・・先輩、一緒の大学へ行こうだなんて、ひょっとして僕に気がある?

まさか!あんなに厳しかった先輩が・・・そりゃあ2年間もつきっきりで家庭教師してくれたんだ、

単なるバイト以上に仲が良い事は間違いない、とはいえ勉強を教えてもらっている時はそりゃあもう厳しかった、

でも塾や学校の先生よりもわかりやすく親身に教えてくれていた、そこに恋愛感情は感じられなかったけど・・・

だって、少しでもそんな気になると勉強に身が入らなくなる。友達とかが噂してた、漫画のような恋愛関係など皆無だった、

なのに今夜の先輩はまるっきり別人・・・

 

「ねーえ!体洗ってあげよーかー?」

「い、いいですっ!もう出ますからっ!」

 

どきどきどき・・・もういいだろう、出て早く寝よう。

 

「・・・先輩?」

 

あれ?先輩は・・・あ、ベッドに入って寝てる、

ツインベッドの左側・・・そうだよな、やっぱり早く寝ろって事だよな、

雑念を振り払って僕も寝よう、もう0時過ぎてるし・・・

 

「先輩、お休みなさい・・・」

「・・・・・・」

 

電気を暗くして右側のベッドに入る、目を閉じる・・・・・・・・・・

静かだ、これならぐっすり眠れるはず・・・・・・・・・・・・・・・

眠れるはず、寝なきゃ、寝ないと・・・・・・・・・静かすぎる・・・・・先輩はもう寝たのかな、

先輩・・・さっきの裸、綺麗だったなあ、プロポーションがすごく良いって訳じゃないけど、

白かった・・・さっきの胸の感触…あそこも結構毛深かった・・・うぅ、思い出したら眠れなくなっちゃう!

股間が硬くなってきちゃった、興奮してきた・・・抜いてスッキリすれば眠れるかな、

でも先輩が寝てるんだし・・・眠ったら治まるはずだ、寝ちゃえば・・・寝なきゃ・・・

息をゆっくり吸って・・・吐いて・・・深い深呼吸のような息を立てて眠りに入ろうとする・・・・・・

駄目だ、やっぱりいつものポプリの香りがないと眠れない!寝返りをうつ・・・何度も何度も・・・・・・

うぅ、興奮して眠れない!昨日の夜はあんなにすんなり眠れたのに、先輩がマッサージまでしてくれて・・・

なのに今日は・・・ていうか先輩が本番に向けてスッキリ眠れるよう用意してくれたポプリが今日に限って無くなるなんて変だ、

あのきちんとした先輩が予備すら持ってきてないのだろうか?全部、2年間何もかも先輩任せにしてた僕も悪いんだけど・・・

また寝返りをうつ・・・・・・寝なきゃ、寝て、合格するんだ、絶対に・・・

 

「ん・・・ん・・・んん・・・・・・」

 

先輩のベッドから声が聞こえる、寝言かな?

 

「・・・んんっ・・・んぁあんっ・・・んくぅっ・・・」

 

な、なんか、色っぽい声だ・・・

 

「んんんっ・・・はぁっ・・・はぁぁっ・・・」

 

切ないような息苦しいような・・・

 

「んく・・・ぅ」

 

先輩、寝言にしては変だ、

具合でも悪い?いや、こ、これは・・・!

 

「んぁぁぁぁ・・・」

 

にちゃ、とした音が聞こえる、

先輩の口からか・・・寝たまま顔を横にして覗いてみる、するとそこに見えたのは・・・・・・

 

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