「・・・・・・・あれ?こ・・・ここは!?」

 

気がつくとここは・・・体育館!?

クラスメイトのみんなが倒れてて・・・

いや、10人くらいはすでに目を覚ましてキョロキョロしてる。

 

「えっと・・・あ、先生!」

 

壇上の上には担任のおばさん、長月先生が伊達眼鏡を光らせて立っている。

 

「はいみなさーん、目を覚ますざます!!」

 

その声にむくりむくりとみんな気がついて頭を上げる・・・

・・・・・あれ?一番後ろに見た事のないセーラー服少女が2人・・・

1人はでかくてごつく、もう1人は眼光が鋭い、ちょっと危ない感じの子だ。

 

「みなさん目を覚ましましたか?・・・1人だけまだのようざますね」

 

背伸びして見ると真ん中よりちょっと後ろの方で1人すやすや寝てる・・・

 

「仕方ないざーますね・・・」

 

修道服の中から拳銃を出して構える長月先生、

その思わぬ武器に体育館の中が凍りつく・・・そして・・・

 

「出席番号26番・早瀬 秋さん、起きなさい!!」

 

バシュッ!!!

 

銃口からピンクの閃光が走り、真っ直ぐ早瀬さんの足の先へ!!

 

「きゃあんっ!?」

 

かわいく高い声とともにビクビクッ!と目を覚ました!

 

「え?なになにっ?・・・あ・・・あぁんっ!?」

 

膝で立った早瀬さんが腕をスカートの中へ入れあそこを押さえる!

・・・ゆっくりぴらっとめくるとショーツがグッショリ濡れていて、

脇からつつつーーーっと液が流れて太ももを通って落ちる・・・恥ずかしそうにスカートを戻す。

 

「これでみなさん起きましたざますね・・・おはようざます」

 

戸惑いながらもみんな返事を返す・・・僕も。

 

「お、おはようござい・・・ます」

 

挨拶したはいいが、現状が把握できない・・・

 

「今日は皆さんに修学旅行の予定変更をお知らせするざます」

 

ざわめく館内、そして僕は絶句。

 

「これから3泊4日間、皆さんには、第7回SEXバトルロイヤルを行っていただくざます!!」

 

さらにざわめくみんな、そしてポカーンとなる僕。

女生徒の1人・・えっと、誰だっけ?お上品な子が手を挙げた。

 

「はい、出席番号11番佐原 悠さん、なんざますか?」

「一番後ろのお二方は、どなたですの?」

 

「今日付けの転校生ざます、第5回優勝の禅華 小豆(ぜんか あずき)さん、

 第6回優勝の大塔 琴波(だいとう ことは)さんざます、皆さん仲良くするざますよ」

 

軽く会釈する2人・・・でもちょっと雰囲気が恐い。

 

「まずはSEXバトルロイヤルとは何かから説明するざます」

「すみませーん」

「はい出席番号8番・栗栖 凪(くりす なぎさ)さん」

「ノートにメモ取りたいのですが、荷物がありませーん」

「皆さんの持ちものは大会期間中、基本的に没収してあるざます」

 

そういえば僕の荷物も、どこにも無い・・・!!

 

「聞いて覚えるざます、このSEXバトルロイヤルは簡単に言えば”サバイバルお見合い”ざます!」

 

眼鏡を直す長月先生。

 

「この3年0組は全てそこの出席番号0番・美麗勇人さんのためにあるクラスなのは皆さんわかってるざますね?

 過去にも同じように菱大路家一族の大切なご子息様のために、名家のお嬢様を集めて婚約者にし、このクラスへ

 集めた事があるざます、そして修学旅行までに結婚相手が決まらなかった時に行うのがこのSEXバトルロイヤルざます!!」

 

・・・僕以外にも、ひいじいちゃんにこんな馬鹿げた提案をされた人がいたんだ・・・

 

「ではルールを説明するざます!今日から明々後日まで、スタートの合図から72時間以内に、

 一番最初に勇人さんと正しく性的交わりを完遂した女生徒1名が、優勝となるザマス!」

「せんせ・・・」

「出席番号17番・知多 愛代(ちた まなよ)さん!まだ説明の最中ざます!!」

 

バシュッ!!

 

「ぁああんっ!!」

 

長月先生、拳銃でまた狙い撃ち、今度は腕だ・・・

全身をビクビクさせ目がうつろになる知多さん、恍惚の表情・・・

 

「説明を続けます!正しい性的交わりとは、男性の勃起状態のペニスを、

 女性のヴァギナへ入れて子宮へ射精させる事です!膣外射精は認めらないざます!」

 

はっきり言う長月先生、は、はずかしい・・・男の僕でも恥ずかしいよ・・・

 

「皆さんにはすでに眠っている間に注射を打たせていただいたざます、

 これで女生徒の皆さんは今日から4日間、男性の精液が子宮に入ると

 確実に妊娠する体になっているざます、ただしカウパーでは妊娠しません!

 勇人さんにも注射を打たせていただいているざます、同じように精液で

 相手の女性を妊娠させられるようになっているざます!百発百中ざます!!」

 

ええっ!?いつのまに・・・腕には注射の跡は無いけど・・・あ!おしりがちょっとチクッとしてる・・・

 

「膣内射精を完遂し優勝した女生徒の方は優勝賞金ならびに優勝商品として勇人さんがもらえるざます!結婚ざます!!」

「せ・・・」

 

言葉を言いかけた女生徒が先生の銃口を見てあわてて止めた。

 

「優勝賞金は500億円ざます!!」

 

一気にどよめく館内。

いかに10年前からのインフレが激しいとはいえ、とんでもない大金だ。

 

「静粛にするざます!まだ話は半分も終わってないざますよ?

 もし女生徒の皆さんが勇人さんを72時間かけても膣内射精させられなかった場合、

 勇人さんの優勝となり、勇人さんは賞金と自由を手に入れる事ができるざます!」

「やった!500億あれば一生遊んで暮らせる」

「気が早いざーます!貰える賞金は500億円とは限らないざます!!」

「え?ど・・・どうして・・・です・・・か?」

「勇人さんが誰とも結ばれなかった場合、優勝は勇人さん、そして他の残った女生徒は準優勝になるざます!」

 

残った?・・・準優勝?

 

「72時間、失格せず残った女生徒がいた場合、勇人さんの優勝賞金は準優勝と女生徒と山分けになるざます!

 女生徒が1人残れば有人さんと250億円ずつ、3人残れば有人さん含め4人で120億円ずつ、

 9人残りの10人で50億円ずつ、と山分けになるざます、もし割り切れない人数の場合は端数を1円単位で

 割り切れる金額になるように賞金を追加するざます、必ず均等になるので安心するざーます!!」

 

つまり、失格者が出れば出る程、僕の賞金が上がる訳か・・・

 

「さて、ここが一番大事な所ざますよ?どうすれば失格になるか・・・それは・・・

 膣内射精される前に絶頂に達してしまった場合、その瞬間に失格となるざます!なぜなら、

 女生徒の皆さんに注射した強制妊娠薬は絶頂に達すると効き目がなくなるからざます!!」

「じゃ、じゃあ、僕も・・・?」

「勇人さんはいくら絶頂に達しても失格になりません!射精し放題ざます!!」

「それだと、僕って凄く有利なんじゃ・・・」

「よく考えなさい、42人対1人ですよ?これくらいハンデざます!」

「その言い方、まるで、戦争でもするみたいですね・・・」

「・・・皆さんが普通に勇人さんを口説くと思うざーますか?」

 

ハッ、としてみんなを見回す。

このルールだと・・・多分、僕、犯される・・・・・!!

 

「その表情、やっと自分の立場を理解したざますね?」

「42対1だなんて・・・勝てるわけ・・・ない・・・よ」

「そうとは言い切れません、うまく味方に引き込めば準優勝狙いの女生徒と3日間逃げ切れるかも知れないざます!!」

 

・・・・・・そうか、みんながみんな、僕を犯してまで、と思ってるとは限らないよな、

準優勝賞金が50億でも、僕と結婚できなくてもそれだけあれば一生遊んで暮らせそう・・・

極端な話、みんな何もしなければ43人で10億ちょっとずつを分け合うって計算もあるんだから。

 

「では皆さんに配る荷物を説明するざます」

 

巨大な迷彩色のリュックが兵隊によっていっぱい運ばれる、

それぞれ番号がついている、その中から0番のリュックが先生に運ばれる・・・

 

「皆さんには修学旅行に、ジャージ上下と私服を1着だけ持ってくるように言ったざます」

 

リュックを開けて中から出したのは・・・僕のジャージと私服だ!!

 

「それを詰めてあるざます、あと共通してこの拳銃・・・」

 

と言いながらリュックから取り出した拳銃を、僕に向けた!?

 

バシュッ!!

 

「ぎゃうっっ!!」

 

足の甲にピンクの光線が当てられた瞬間、

パンツの中が一瞬にして、勃起した!!

 

「この性感催淫銃は男女関係無く、当たる場所によって性的興奮をするざます!

 しかも3段階あって、今のような手足の先や皮膚にかすった程度ならば、

 男性は勃起、女性は濡れる程度の性的興奮となるざます、これが次の段階・・・」

 

バシュッ!!

 

今度は膝に!

 

「う”あ”あ”っ!!」

 

勃起したペニスからカウパーがどくどく出る!!

 

「体の関節や脇腹などに当たった場合、男性は寸止め状態、

 女性は濡れ濡れ状態で普通なら体の力が激しく抜けるざます、そして・・・」

 

チャッ、と今度は僕の頭に向けた!!

 

バシューーッ!!

 

「ぐあ”あ”あ”あ”あ”!いっ・・ぐうううううう!!!」

 

ビュクビュクビュクビュクビュク!!!

 

「頭部、胸部、股間といった急所を打てば普通なら男性も女性も一撃で絶頂に達するざます」

 

パンツの中が大量の精液でべとべとに・・っていうか、まだ精液がぴゅっぴゅと出てる・・・

 

「覚え方としては、本物の拳銃で撃たれたとき、軽症で済む場所が段階1、歩行困難になる場所が段階2、

 即死になる場所が段階3と覚えると良いざます、なお弾は20発しかないざます、無くなったら他の人のをどんな方法でも奪い取るざます」

 

そう言いながらみんなに見せた、拳銃の持つところの裏に表示されている数字は17・・・

 

「3発撃ったから17発ざます、勇人さん、頑張るざますよ」

「ほ・・・補充はしてくれない・・・の!?」

「はい、補充ざます」

 

そう言ってリュックからトランクスを1枚投げられた・・・

 

「早く着替えるざます、くさいざますよ?」

「ま、まって・・まだ腰がくだけて・・・」

「そうざます、この銃で絶頂に達すると30分は身動き取れないざます」

 

そ、そんな!!

 

「誰か勇人さんのパンツを履き替えさせてあげるざます」

「はーい」

「私もやりまーす」

「ちょ、ちょっと!!」

 

名前も覚えてない2人のクラスメイトにズボンを下げられ、パンツを脱がされ・・・ああぁ・・・

 

「説明を続けるざーます!!」

 

股間のねばねばした精液をハンカチで拭かれながら説明の続きを聞く・・・

 

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