帰りは先頭になっていた鈴ちゃんが忍者っぽく僕たちを手で制す、
よく見ると滑り台基地の前に人影が3つ、追い掛け回してきたゾンビ女にしては1人多い。
「その声は薬袋(みない)さんですわね?ちゃんと約束は守っていただけますか?」
「約束は守りますぅ、勇人さまがいらっしゃらない限り撃ちませんからご安心くださぁい」
先頭の喋ってきている影は薬袋 乎埜鼓(みない このこ)ちゃん、
なんて可愛くってうっとりするような、胸にキュンキュンくる声なんだ・・・
スタートの体育館で聞いた違和感はこれか、声が心地良すぎてゾクゾクしちゃう。
「そうですねぇ、丘に4つの人影が見えたので誰か確認しようと思ったのでぇ」
「それはこちらも興味がありますわね、みないさんのお仲間が誰か」
一応、百合さんと薬袋さんは協力、というより相互不可侵みたいだな。
それより薬袋さんの声はヤバイ!心地よすぎて腰の力が抜けそうだ、銃はしっかり握っておこう。
「ではこちらからぁ、天行宮 霞(てんぎょうみや かすみ)さんですぅ」
「天行宮です、どうも!学校でうちの劇団のチケットあげたよね?覚えてない?」
「覚えてますわ、結構鍛えてらした方ですわね、みないさん、良いボディガードをお持ちですわね」
「いつも体育でトップだった方ですねぇ、くの一の子孫だとかぁ」
お互い仲間を紹介しあってるが、いいのか?僕はどうするんだ!!
「天行宮さんと、もうおひと方は、どなたでいらっしゃいますか?」
「なんと!驚かないでくださぁい、あの!今日付けの転校生、禅華 小豆さんですぅ、ぜんかさぁん、どうぞ」
なんとなくうっすらだけど、禅華さんのような気がしないでもなくはない・・・
「あら情報交換はイーブンよ、2人教えてもらったから2人教えたわ、もうこれでいいでしょ?」
「そ、それは酷いですぅ!こちらの手の内を全て教えたのにぃ!」
たのもしいけど、これで引き下がってはくれないだろうなぁ・・・
それより相手に本当に禅華さんがいるならお礼を言いたい、でもまだ口を塞がれたまま・・・
・・・声は確かに禅華さん、でも喋り方がやや違う、ような気がする。
「百合さんの仲間ですかぁ、ではやはり百合さんとはそれなりの仲にぃ?」
いかにもいやらしく唇を押し付けてきて、し、舌まで入ってくるう!!
「ふぅん、百合さんがそこまでするということは、やはり女の子なのですねぇ」
そ、そういうことか、男嫌いの百合さんがセーラー服のシルエットとキスしてたら、相手は男のはずがない、と!
でも、だからって、こ、こんなキス・・・ようやく離された唇には互いの唾液が糸を引いている、す、すごい舌技だった・・・
「これでいいですわね?お互い不干渉の約束ですが全面的に信頼した訳ではありませんわ、お引取り願いますわね」
出したのは・・・香水?いや、口をあけて中に吹きかけてるっぽいから喉の薬か何かかな?
「・・・・・んはぁんっ!いやあぁんっ!い、いっちゃううぅぅん!!」
突然張り上げた薬袋さんの喘ぎ声に、瞬時に勃起してしまった僕!!
やばい!とスカートの上から股間を押さえるが、畳み込むかのようにいやらしい声が響いてくる!
「勇人さまぁん!!もっと、もっと奥へ、オマ○コに突っ込んでぇ〜!!」
声だけでイッちゃう!耳を塞がないと!でも手を耳にやると股間がぁ!
それを交わしながらさらに喘ぎ声をエスカレートさせる薬袋さん!!
「もっとぉ、もっともっとぉ、トロケちゃうぅ〜〜、出してぇ、中に、オマ○コの中に、白いのいっぱい出してぇ〜〜〜!!」
この声がヤバイどころじゃない、本当にイッちゃ・・ううっ、うっ、うっ、う〜〜〜〜〜っっ!!
『島内放送ざます、臨時速報ざます、公園で、勇人さん、2回目の射精ざます』
僕の豪快な白いおもらしが大々的に宣伝されてしまった・・・!!
「やっぱりぃ、学生服の入ったリュックがあったから怪しいと思ったんだぁ」
僕も加勢したいけど、ち、力がまるで入らず催淫光線銃を拾えもしない・・・