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ルリーとネルオフの魔女っ子コラム

 

★ルリーとネルオフの魔女っ子コラム・第二回★

〜ネルオフと魔女っ子の歴史・分類について〜

 

魔法少女アニメの歴史について

 

誕生  奥様は魔女

アメリカのホームドラマ。アニメではないが、この作品は間違いなく、魔法少女アニメの原点。この作品がなければ魔法使いサリーは生まれてなかったでしょう。・・・と思ってたら何と! ひみつのアッコちゃんの原作はこの作品よりも古いことが判明! ということでひみつのアッコちゃんが魔法少女の元祖ということになってしまいました。(アニメでは違うけどね)

 

  第1期  東映系魔法少女シリーズ  1966〜1981

サリー、アッコ、マコ、チャッピー、チックル、ララベル、メグ、ルンルンなど。この時代は東映の独壇場でした。女性・男性を問わず幅広い年齢層に 支持され、まさに魔法少女黄金期だったと言えます。魔法という言葉はないですが、リミット、ハニーなんかも魔法少女に分類してもいいかも知れません。

 

  第2期  最初のミンキーモモ  1982〜1983

演出・構成が巧みで、そのファンタスティックな世界観と、それに相反するシリアスなストーリーは思春期の視聴者が考えさせられる内容でした。打ち切りの話が出たので、モモが死ぬ話を急遽作ったという話や実は大パロディ作とも言われ、この作品について否定的な人もいたようです。いま考えると、内容は全く違えど、エヴァンゲリオンと共通点する手法だったのか? とも考えられる部分もあります。

 

  第3期  スタジオぴえろ系魔法少女シリーズ  1983〜1986

マミ、ユーミ、エミ、ペルシャの4人の魔法少女。普通の女の子を主人公とし、魔法のアイテムを使うことで、少女が大人の女性に変身。女の子の変身願望と恋愛がシリーズを通してのテーマでした。

 

  第3.5期  葦プロ系魔法少女シリーズ  1990〜1993

スイートミント、マリーベル、新作のミンキーモモ。平和でほのぼのした印象のシリーズ。魔法少女物が好きな人以外には物足りなく感じた人も多かったようで、ミンキーモモは、関西で途中で打ち切りになるなどということもあった。また、旧のミンキーモモ(空モモ)が好きな人はこの新ミンキーモモに対して否定的な人も多かった。
 
 
 

  第4期  集英社りぼん魔法少女シリーズ  1993〜1996

  姫子、チャチャなどの魔法少女。(まだ続く可能性有り)魔法少女ということは共通しているが、テーマは作品別に違っている。原作は少女漫画だが、アニメは明らかに男子の目を意識した作りになっている。やたらに魔法のアイテムが多く登場したり、アイドルが声優をして、主題歌も歌うなど商業的な部分も前面に出ている。打倒セーラームーンのためにりぼんが仕組んだとも言われる。
 
 

  第5期  コミックドラゴン系 魔法少女シリーズ  1995〜

  スレイヤーズ、プリティーサミー、魔法使いTAI!など。原作もアニメも中高生以上の男子向けに作られているため、アクションや色気が多い。ウケればいいみたいなノリでパロディやお約束の集大成。映画、小説、ゲームなどあらゆるメディアで活躍する。
 
 

  第6期  スーパー魔女っ子大戦状態? 1998〜1999

 カードキャプターさくら、魔法のステージファンシーララ、不思議少女ファンファン・ファーマシィー、夢のクレヨン王国、ひみつのアッコちゃん、おジャ魔女どれみから始まって、魔法使いTai!、コレクター・ユイ東映が強いけど、スタジオぴえろも負けてない。ただ、気になるのは、話数が少なくなってること、サイクルが速いんですよね。
 

  

2000年はどうなるかなぁ。ものすごく期待!!


魔法少女を大別すると?

   魔導士、魔術師、魔女っ子、魔法使い、魔法幼女(?)など色々と

  呼び方があるようですが、明確な分類分けができないので、ここでは

  魔法を使う(使える)少女のことのことを全て魔法少女とします。

   その魔法少女を私なりに4つに分類してみました。

 

先天的魔法少女

   生まれつき魔法使いの素質を持つ少女。

   その家系や種族の者が皆魔法使いである場合が多い。

   東映系の魔法少女、ミンキーモモ、マリーベル、スイートミントなど。

   数多くある、魔法の国のお姫様とか、魔界から修行に来た、

   という設定はほとんどこれ。
 
 

アイテム依存型魔法少女

   魔法のアイテムの力を借りて魔法が使える魔法少女

   アイテムとは、ステッキ、コンパクト、ペンダント、指輪等の

   アクセサリーであることが圧倒的に多い。(だって女の子だもん)

   玩具メーカーがスポンサーになりやすいためかアニメでこのタイプは多い。

   但し、先天的な魔法少女が魔法の増幅装置としてアイテムを用いることも多い。

   ひみつのアッコちゃん、ぴえろ作品など。
 

修行型魔法少女

   生まれつきは魔法が使えないが、修行を積むことによって魔法が使える。

   ファンタジー系のRPGではこのタイプが多い。魔法という技能を

   持った職業人と言えるかもしれない。魔導士、魔術士などは大抵この部類に入る。

   魔法使いTai!、ファンファーマシィー、どれみなど。

 

契約型魔法少女

   悪魔や天使、上級魔法使いなどと契約し、魔法が使える少女。

   儀式などにより、悪魔を呼び出し、契約をするパターンが最も多いが、

   一時的に上級魔法使いに力を借りるパターンも多い。

   呪いや、生け贄を捧げるなど、オカルト系の場合が多い。

   本来はこれが正当派なのかも知れない。
   

文責・ネルオフ

 

次回はkちゃんがおじゃ魔女どれみについて語りますぅ♪