☆ホテルサキュバス☆

「まったくあのホテルむかつかなあ、絶対身なりで断ったよ・・・」

僕は夜のとある都市をさ迷っていた、気ままな一人旅でやってきたのだが、遊んでいるうちに夜遅くなってしまい、 予約なしにホテルへ宿泊しようとあちこち尋ねてみたが、どこもかしこも満員らしい、土曜の夜だから仕方ないか・・・

「うーん、歩いているうちに寂しい所へ来ちゃったなあ、ホテル街から外れちゃったかな?」

そうつぶやきながらも、なんとなく引き返す気になれずそのまま歩いていると・・・

「・・・あった、こんな所にホテルが・・・HOTEL SUCCUBUS・・・スックブス?何だ?名前はどうでもいいか、 ちゃんとしたホテルみたいだ、ラブホテルではなさそう・・・シングル5800円、値段も普通だ、入ってみるか・・・」

ホテルの中はシンプルで綺麗ながら薄暗く、フロントには1人の長身女性が立っていた。

「いらっしゃいませ」「あの、予約してないんだけど部屋あいてますか?」「少々お待ちください」

美人だな・・・モデルみたいだ・・・

「ご用意できます」「じゃあ、お願いします」「はい、403号室になります」

キーを受け取り部屋に入る、なんだ、普通の部屋じゃないか、ちょっと心配したけど何のことはなかった・・・ きっと街から外れてるから部屋があいてたのかな・・・ふぅ、落ち着いたらお腹がすいたな・・・でももうこんな時間だし・・・ 部屋に備え付けてある案内を見ると・・・レストランが0時までやってる、運がいい、早速行こう。

「いらっしゃいませ」

席に案内される、レストランも薄暗い、落ち着いた雰囲気の演出とはまた違った・・・それでもテーブルにローソクの火が灯り、 食事をするには差し障りないが・・・おすすめステーキディナー1000円?安い!安すぎる!

「じゃあこれを」「かしこまりました」

食事を待つ・・・僕の隣のテーブルでは2人の親子が食事中だ、母と娘、ゴージャスな母に小学4・5年ぐらいの娘・・・ こんな遅くによく起きていられるものだ、おいしそうに食べている・・・母親と目が合った!

「こんばんわ、お兄さんお一人?」「は、はい、こんばんわ」「ここのステーキはおいしいですわよ」

きれいな人だ、胸が上半分出ているような服・・・すごい色気だ・・・でも子持ち・・・少女もよく見ると可愛い。

「ほら綾香も挨拶しなさい」「・・・こんばんわ」「こんばんわ、眠くない?」「うん・・・」

なんて話していると僕の前にも食事が来た、紫のソースの分厚いステーキ、これが本当に1000円!? 食べよう・・・もぐもぐ・・・うまい!このソースが実に濃厚で、とにかくおいしい!!

「ふふ、お若いですわね」「・・・おいしそう」「綾香、我慢しなさい、あとで、ね」「・・・はぁい」

・・・ふう、もうたいらげちゃった・・・紅いワインを飲み干す・・・ぷはぁ!ごちそうさま!

「食事も早いですわね」「はい、本当においしいステーキでした、では失礼します」「・・・あとで、ね」

あとで、って・・・意味ありげにウィンクされてしまった・・・はは、部屋に戻ろう・・・

「1000円になります」「あれ?消費税は?」「・・・サービスです」

部屋に戻った、あれだけ食べて1000円とは儲けた、何か特別なサービス期間だったのかな?あれなら5000円でもまた食べたい・・・ それと、あの母子・・・お母さんというか叔母様、綺麗だったなあ、色気ムンムンで・・・うぅ、なんか興奮してきた、股間もムズムズと・・・ さっきのステーキで精がついたかな?Hなビデオでもやってないかな・・・とテレビに手を近づける・・・

コンコン

「は、はい!!」

ドアがノックされた、こんな時間に誰だろう?ひょっとして・・・と、ドアを開けると、そこには・・・

「こんばんわ、先ほどはどうも」「ど、どうも・・・」

やはり、さっきの美女だ・・・

「ど、どうしてここが?」「隣、私の部屋なんですのよ、丁度部屋に入られるのを見て・・・」「そうですか、そ、それで何か?」

白く大きな胸の谷間にゴクリと唾を飲む。

「実はお願いがあって・・・」「お願いですか?」「はい、実は・・・」

ひょっとして、ひょっとすると!?

「・・・娘を預かってほしいんですの」「えっ、娘さんをですか?」「はい、ちょっと部屋に置いておけなくて・・・」

うしろから娘さんが顔を覗かせる。

「お礼はしますわ、お願いできるかしら?」「は、はあ、いつまでですか?」「そうですわね、できれば朝まで・・・ほら綾香」「お願いします・・・」

うーん、どうしよう・・・でもこんな美人のお願い、断れないや。

「いいですよ、でもベット1つしかないけど・・・どうしましょう」「あら、添い寝してくださるんですか?綾香、よかったわね」「うん・・・」

添い寝って・・・まあ、いいか

「わかりました、丁度セミダブルベッドだし、お預かりします」「ありがとう・・・ちゅっ」

頬にキスされた・・・顔が熱くなる・・・

「では綾香をよろしくお願いしますね」「はい」「綾香、おやすみ」「おやすみなさい、ママ・・・」

綾香ちゃんを僕の部屋に入れ、自分の部屋へ戻る叔母様・・・部屋に置いておけないって、どういう事だろう?

もどる めくる