90:どら平太 2001.1.5(ビデオ)
ひさしぶりに日本映画を見たが、まあよかった。この監督の映画の色調は好きだ。(撮影者の方か?)
少し、薄暗く撮影しており、よく見る日本映画のようにやたら明るくなく洋画を見ているような感じで気持ちがよい。
やたら、役所扮するどら平太が強すぎる、三船の用心棒や椿三十朗でもこのように強くなく少しは弱いところがあった。用心棒を意識したのか、堀外を支配する3人の親分を三つどもえで自滅させるのかと思ったがそうではなかった。
殺陣の場面も、血は一滴も飛ばず、私としては少し期待はずれ、もう少し派手な立ち回りを見せてほしかった。
宇崎竜童扮する親友の侍が黒幕だったことが分かり、切腹して死ぬ、これはおもしろくない。最後にダイナミックな斬り合いを見せてほしかった。おそらく『椿三十朗』のラスト場面を意識したのではなかろうか。
『雨上がる』よりはかなりおもしろく見れた。ただ、時代劇は殺陣が多くないとおもしろくない。