87:パーフェクト・ストーム2000.12.23(DVD)
船酔いしそうな映画だった。実際にあった巨大低気圧による船舶遭難事件を扱った映画である。どこの国でも漁師は命がけで航海に出かけているようだ。船主が船を貸し、燃料代、自分の取り分を差し引いて、船員たちが残りの金を分けるというシステム、日本でも同じシステムと思うが。

不漁のため船長が5500ドル、船員が2200ドル、豊漁なら3000ドルもらえたのにと言う場面が出てくる、1航海で円換算(10年前1ドル200円として)船員で60万円くらいになるということになる。少し、人物関係が単純すぎるのが気になるところだ。

ジョージクルーニーがけがをした船員に破傷風の血清を打つ場面が出てくる。(ERを連想してしまう・・・)漁船に破傷風のワクチンを常備しているとはおどろき・・。

昔、よく言われていた三角波というのはこんなだったのだろう、CGの発達でこれが画像に出来るとは思わなかった。(ゴジラの特撮より随分迫力がある)しかし、最後はなんとかならなかったのか、事実に反しても最後に助かるようにストーリーを変えてほしかった。全滅というのは後味が悪い。

メイキングビデオによると、船は実物大のを作って大きな水槽に浮かべ、角度を変える装置に固定し精密に制御されている。また、カジキマグロがすべてアニマトロニクスとはおどろき、本物の魚にしか見えなかった。