74:パッチ・アダムス(DVD)2000.11.01
 時代背景は20数年前のようだが、当時の米国の医学界も日本と同じ状況で講義の場面で教授に助手がぞろぞろと言う場面があった。笑いが病気を癒すのに役立つという、これを学生時代から実践していたというからおどろき。
天才と狂気は紙一重というところか、アダムス氏は天才だったようだ。ただ、恋人の女性医学生が患者に射殺され、患者自身も自殺するという筋はかなりシリアスすぎる。そのあと彼が自殺しようとして崖に立つ、そのときチョウチョが彼のカバンから飛び立ち。大空に舞い上がり、自殺を思いとどまる。この場面どこかで見たような気がする、トムハンクスの『フォレスト・ガンプ』で落ち葉が空に舞い上がるシーンと同じCGだ。
笑わせるところは笑わせ、それでいてシリアスな内容、それを飽きもせず見させる、日本映画もこれくらいのものを作らないとダメだ。(内容がいまいちの感があり、見ずにいたがなかなかよかった)
なお、DVD版にはほんもののパッチアダムスが登場して、この映画についてコメントしている。