ボタン620:インフォーマット(Informat) 2010.01.26 機内上映
マットディモンがいつものアクションなしで精神異常のエリート会社員役でFBIを振り回す。
内部告発者が実はとんでもないことをしていた。
だまされたFBIが右往左往するあたりがおもしろい。
ちょっといままでの役とは違う、ラストでは年をくってはげ頭のおっさんで刑務所から出所する場面には笑ってしまう。
映画の中で味の素、協和発酵など実名で会社が出てくる。(リジンの価格談合がこの話の発端になっている)
リジンカルテル事件
 リジンはアミノ酸で重要な飼料添加物で1980年代後半には味の素(60%)、協和発酵、韓国のSewonの3社が世界の生産の95%を占めていた。米ADM社は1991年より原料のdextroseの生産大メーカーで、1991年にリジン生産を行っていた。
同年、韓国のCheil Jedang(第一精糖)も生産を開始し、価格は大幅に下落した。
そのため1992年4月にADMは味の素、協和発酵と"amino acids trade association"を形成し価格、生産調整、販売シェアで談合を行った。FBIは米国での会合を盗撮しそれを証拠に1995年に強制捜査が行われた。
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