ボタン409: V for Vendetta 2006.09.24 DVD
この映画は1605年英国の国会議事堂を爆破しようとしたガイ・フォークスの事件が伏線になっている。そのことが少し説明されるが、日本ではなじみのない事件なのでよく分からないのが難点。
最後までVが仮面をはずさない。まるでダースベーダーのようだ。
独裁者シャトラーが簡単にやられてしまうが、これはなんとかならなかったのか?
最後の場面は『荒野の用心棒』のようだ。ただし、用心棒では助かるのだが、Vは死ぬ。
原作は、アラン・ムーア作/デイビッド・ロイド画のコミック。
Vは悪役のエージェント・スミスを演じたヒューゴ・ウィービング。どおりで仮面が外せないわけだ・・・。
※ガイ・フォークス・デイ(Guy Fawkes Day)
11月5日は英国ではGuy Fawkes Day、各地で花火が打ち上げられる。
1603年にエリザベス一世に跡継ぎがないまま亡くなり、スコットランドのメアリー女王の息子ジェームズ6世が、イングランド王ジェームズ一世として英国を治めることになった。
カトリック教徒を弾圧するジェームズ国王を暗殺する計画が立てられた。ガイ・フォークスらカトリック教徒がウェストミンスター宮殿(国会議事堂)の地下に火薬樽をしかけて国王ジェームズ一世と国会議員たちを爆殺しようとした。
ガイ・フォークスは、1570年ヨークシャーに生まれのプロテスタントでカトリックに改宗した。
仲間のひとりがを義兄のカトリック議員を巻き込まないために、11/5には国会には行くなと匿名の手紙を届けた。 それがばれて開会式前夜に国会議事堂が徹底捜索され、爆破準備をしていたガイ・フォークスが見つかり逮捕された。
英国では現在でも国会の開会式前に、"the Yeomen of the Guard"と呼ばれる衛兵たちによるウェストミンスター宮殿を調べることが伝統になっている。

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