ボタン284:タイムライン 2004.8.1 VIDEO
マイケル・クライトンの原作にしてはちとなさけない。『タイムトンネル』と『バック・ツー・ザ・フューチャー』を足して2で割ったような作品。

21世紀の知恵で乗り越えて見せると言うせりふがあるが、まったくといってそのような場面が出てこない。

しかし、タイムマシンが立体のFAX送信実験中に時空のゆがみに入ってしまうという設定に新鮮味がある程度か?
何回も時空の行き来を繰り返すと体の復元が出来ず血管や骨がずれてしまう、これをCTを使って説明するあたりなかなか理論的。

しかしこの立体FAXの筋立ては東宝映画の『電送人間』のアイデアにそっくり、この映画では電送の不備で電送したときずれが出来て顔がビカビカ光ってしまう。

イギリスとフランスの百年戦争、世界史では有名なのでもう一度歴史の本を見てみるのもいい機会だろう。


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