ボタン259:英雄 2004.3.1 DVD
『始皇帝暗殺』と同じような筋立てだがこっちのほうがおもしろい。あれだけのものすごい数の矢を2人でばったばったはたき落とす。これを馬鹿馬鹿しく思わせないところがすごい。

この秦軍の攻撃の中で平然と習字をしている。まさに心頭滅却すれば火もまた涼しを地でいく場面のようだ。

この場面、黒澤の『蜘蛛の巣城』のあの矢の場面を思い出させる。

雨の止みかけの石畳での決闘、スロモーションの場面、マトリックスの1場面を思い出させる。

その他、落ち葉の中での決闘、これはきれいこの色彩感覚は、かなり日本的、香港映画とは思えない。

最後にジェットリーの無名が殺されてしまうが、助かったほうがよいのか、どちらがストーリー的にいいのか分からないが、当方としては助かったほうがすっきりするのだが・・・どうだろうか?


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