ボタン226ビュティフル・マインド 2003.3.14 DVD
暗号解読の場面、少しおかしいなと思って見ていた。天才でも数字を羅列を見ただけで暗号解読が出来る、すごいものだと思ったが、後半これが全部幻覚だったことが分かる。

エドハリスの国防省諜報員バーチャー、寄宿舎での同室者チャールズなど全部幻覚だった。完全に見ている方がだまされた。さすがうまい。しかし、このやり方『ファイトクラブ』と同じやり口なのが気に入らない。

”統合失調症”と字幕が出ており、最近の病気について訳者も誰かにアドバイスをうけたようだ。
当時のこの治療がすごい、インシュリンを注射して低血糖をショックを起こさせる。しかもこれを週に5日やるという場面が出てくる。

後半、突然70歳代のナッシュになってしまうのが少し違和感を抱かせる。ラッセルクローより妻役のジェニファーコネリーの方がよかった。なんだかよく分からない理論が出てきたが説明不足でしろうとにはなんのことか分からない。

なんにもアクセントのない映画だったがたまにはこんなものも口直しにいいだろう。
非協力ゲーム理論
この映画のモデルとなったジョン・ナッシュは「非協力的なゲーム理論」を考えだしとして、1994年度ノーベル経済学賞をジョン・C・ハルサーニ、ラインハルト・ゼルテンと共に受賞した。

 「貿易関係にある2つの国のうち1国がセーフガードを発動し、それに対し相手国が対抗措置を取る。このような状況をナッシュ均衡という。ナッシュ均衡とは、互いに最適反応になっていいくような関係で、上記のような状況は、すべてナッシュ均衡であるという。

 最適反応とは、相手の最高の対抗処置として、自分の利益が最大になるような行動をとること。経営者と労働者、価格破壊が進む中でのライバル企業同士きなど、あらゆる面でナッシュ均衡が当てはまる。この理論で経済学は一新され、政治学、社会学、さらには生物学にまで適合範囲が広がった。

 非協力ゲーム理論は1949年、ナッシュ21歳のとき博士学位論文として提出されたもので、1980年代に入って情報経済学などで盛んに応用された。データを集めるのに時間がかかるのをナッシュの理論を使えば、時間が短縮されるという。

とにかく凡人にはまったくよく分からない理論・・・・・・

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