ボタン202:スパイダー2002.11.17
スパイダーマンと間違えそうな題名。羊たちの沈黙の出来損ないのような内容。
もう少しひねりを利かせてほしかった。

列車から身代金のダイヤの入った魔法瓶を投げ出す場面は黒澤の『天国と地獄』を思い出させるが、拳銃で窓をうち砕くというのはどうもいただけない。

最後の方で誘拐犯を射殺してしまうというあたりになるともうストーリーはめちゃくちゃ、見ている方を裏切るのはいいが、これはちょっと行き過ぎだ。

最後のどんでん返しはいいのだが、少し無理がありすぎるのが欠点。誘拐された子供がなんで別の犯人の手に渡ってしまうのか?ほとんど説明もなく話が進んでしまう。見ている方はどうなってるのと思ってしまう。しかし、誘拐される子役の女の子がよくやっている。
少し期待はずれ、もう少しスマートなストーリーにしてほしかった。

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