ボタン199:ブラックフォーク・ダウン2002.10.21
 ソマリアでのこの事件は少し新聞報道などで見た記憶がある。アメリカも自分に不利な情報は大きく報道していなかったようだ。

 ソマリアでの内部紛争にアメリカ軍が軍事介入したが、はじめはうまくいく作戦がとんでもない方向に進んでしまう。

 アイディード将軍派の幹部の拉致を計画したアメリカ軍、30分で終了するはずだった作戦が民兵の反撃にあって、ヘリは2機も撃墜され、極秘作戦のため大事には出来ず。しかし最後には恥をしのんでパキスタン軍に応援を求めてやっと作戦が終了する。ドキュメンタリータッチで迫力満点、プライベートライアンよりすごい。

 衛生兵が点滴パックをつり下げて治療している場面、足から大量出血する兵士の足の動脈を鉗子で結紮する場面。彼らの用意の良さには感心する。
この題名のブラックフォークは撃墜されるヘリの名前である。

 この戦闘もアメリカ軍としてはなんのために戦っているのかはっきりしない。この点がプライベートライアンとは少し視点が違う。映画の中ではかなりの兵士が戦死したように思うが最後のテロップでは死者は19人と出ていた。


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