12:番外暗殺(30数年前に見た篠田監督の映画)
今回、東映映画で篠田監督の『梟の城』が公開されるということでNHKの深夜放送でインタビューしていた。その中で昔司馬遼太郎原作の『暗殺』を映画化したエピソードが出てきた。それで思い出した。当時、何となく映画の看板を見て、時代劇ということで入った。モノクロで主人公は清川八郎という勤王の志士が主人公であった。幕府に京都警備の見回り組(?)を提案し、京都へ向かうが幕府に寝返る。最後に内紛で暗殺されるという筋だった。途中のエピソードで町人を無礼討ちにして、その首が道路の上に落ちている場面があった。彼は凄腕の剣客なのでなかなか隙を見せないが、なにかのきっかけを見つけられだまし討ちにされる。なにか新撰組の芹沢カモを思わせる人物だ。
当時監督がだれかも知らず見ていた。少し変わった筋立ての映画なのでいまだに覚えていた。その後原作を買って読んだ記憶がある。
梟の城も一度見ておくか・・・・・期待はずれでないことを祈る。
もう一つ番外
『人斬り』土佐の人切り以蔵が主人公(故勝 新太郎主演)、三島由紀夫などが出ていたりして、楽しめる娯楽作品だった。あの映画の中の斬り合いの場面は、すごみがあって怖くなる。幕末のほんの一部分だが、こんな人物もいたのかということで参考になる。