ボタン104:マルコビッチの穴 2001.3.31(ビデオ)
あるビルの7階と8階の間に7と1/2階があり、その事務所の壁の穴がマルコビッチという俳優の体につながっている。15分間だけ彼の体に入って彼を操ることが出来る。ある人形遣いがそのビルの事務所に就職してその秘密を知り、隣の事務所の女とそれを使って商売を始める。
彼はマルコビッチを時間に自由に操る方法を見つけ、彼を自由に動かし、俳優を廃業させ人形師にしてしまう。その辺りの設定は彼が天才的な人形遣いであることが伏線になっている。
いろいろなエピソードがあるが、見た感想では喜劇なのかどうかよく分からない。チャーリーシーンが禿頭で出てきたりしてふざけているのかどうかよく分からない。
他人の体に入って操るというのは『スキャナーズ』でも使われた筋でさほど新鮮味があるとは思えない。
残念ながら批評ほどおもしろくはなかった。