ボタン102:U・M・A レイクプラシッド 2001.3.20(DVD)
最初は『JAWS』のような映画と思ってみていたが、最初から怪物の正体が巨大ワニと分かる。メイン州片田舎の湖にワニが住んでいることはあり得ないので、大騒ぎになる。登場人物に悪人が1人もいないのがおもしろい。ワニ狂いの金持ちでぶ学者、上司に振られた博物館の女性学芸員、ハンサムな狩猟監視員、デブの保安官、だれも悪人ではないところがユニーク。
ワニに食いちぎられる場面は少しどぎつい。その巨大ワニをペットして育ていたのが、湖畔に住む老婦人というのが分かってきて、ブラックユーモア的になってくる。
最後にワニを生け捕りにして終わったかと思ったら、もう1匹出現して脅かせる。最後の最後に湖畔の老婦人がまた、また子ワニにえさを与えている場面で終了するあたり、うまい演出である。派手さはないが、ちょっとおもしろい筋だった。
UMA(ユーマ)とは「Unidentified Mysterious Animal」の略で、科学的にはその 存在が確認されていない未知の生物の呼称です。