KJ法とは?
<定義>
- 定性的情報をボトムアップ的にまとめる方法
- あるテーマに関する思いや事実を単位化し、グループ化と抽象化を繰り返して統合し、最終的に構造化して状況をはっきりさせ、解決策を見出す方法(問題解決の技法)
<2つの技法>
- KJ法
- 川喜田二郎氏が考案
- 本格的なまとめ
- 時間がかかる(50枚の素材で10時間ぐらい)
- コスモス法
- 山浦晴男氏が考案
- KJ法をより実務の中で使いやすいように改良した技法
- 短い時間でまとめることができる(50枚の素材で3時間ぐらい)
<作業の流れ>
- KJ法の場合
- テーマ設定:自分の解決したい、またはまとめたいテーマを定める。
- 単位化(元ラベル化):テーマをめぐる事実や思いを一つ一つの意味のまとまりごとに単位化して一文の形で出していく。
- グループ編成[グループ化(ラベル集め)ヒ抽象化(表札つけ)]:似ている項目をグループ化し、それぞれのグループについて、そのグループ内の項目がなぜ集まったのかを要約した表札を付け、その下の階層の項目は隠す。この作業をグループが5つか6つになるまで繰り返す。そして、最終的にまとまったグループにシンボルマークを付ける。
- 構造化(図解化):グループ同士の関係を考えて空間配置し、関係記号を付けて図解を完成させる。
- コスモス法の場合
- テーマ設定:自分の解決したい、またはまとめたいテーマを定め、中央に書く。
- ラベル化:テーマをめぐる事実や思いを一つ一つの意味のまとまりごとに単位化して一文の形で出していく。
- 空間配置:ラベルを出しつつ、類似や関係を考えてラベルを配置していく。その際、関連すると思われるラベル同士を線で結んでいく。
- 統合図解化:似ているラベルを枠で囲み、その枠で囲まれたグループに表札を付ける。その作業をグループが5〜6個ぐらいになるまで繰り返す。そして、最終的にまとまったグループにシンボルマークを付け、グループ同士の関係を考えて、関係記号を付けて図解を完成させる。
<活用事例>
- アンケートのまとめ
- 会議のまとめ
- フィールドワークのまとめ
- サポート情報の分析→サポート支援システム
- マニュアルの分析→電子マニュアルの作成
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