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9月10日5時半起床、外を見るとまずまずの空模様。IMOC Weather Pageの卓越天気予想図では、和歌山方面はとりあず午前中は晴れそうなので、予定通り和歌山・加太方面へ走りに行くべく用意をして外に出てみると予想以上の好天気に気を良くしながら京都駅に向かいました。 |
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京都駅からは06:30発姫路行きにて大阪駅へ、大阪駅からは07:33発紀州路快速にて和歌山駅へ向かいます。この列車は関空快速に連結されて日野根まで行きます。休日前5両は日野根から関西空港へ、後ろ3両が和歌山へ向かいます。車内は一列2席・1席のシートで、通路が広くBDの置き場にも気を使わずにすみ快適でした。和歌山駅には08:50到着、BDのセットアップを済ませて09:10の走り出しです。
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和歌山駅の正面の広い大通りを進みます。休日の9時過ぎというのは、まだ早い時間なのか車の通りも人の通りも少な目です。走り出して10分ほどで和歌山城の横を通ります。右の写真は歩道からお城を仰いでのショットです。お城を過ぎて暫くすると紀ノ川大橋に出ます。車道本線は自動車専用となって川を越していきます。自転車歩行者用歩道への取り付きは、本線と分岐した左側車線を進むこと暫し、本線のスロープを潜るように付けられた歩道橋もどきを確認できると思うので、これを進みます。橋上から見る紀ノ川は川幅も広く蕩々と流れていました。橋を渡り比較的大きな交差点を過ぎ、加太方面を示す看板が見えてきます。この交差点を左へ商店の並ぶ道を進みます。暫くすると右手からの車道と合流しやや道幅が広がります。 |
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道が右方向へ曲がりだすと山越えの雰囲気が出てきます。緩やかなピークを越えると古くからの街並みの雰囲気が出始めると加太の集落へ入って行きます。道なりに進むと加太港への標識があったので従ってみました。加太港はこぢんまりとした漁港で釣り人のための渡し船などもでているようです。左の写真は加太港の有料駐車場への入口を借りての一枚と、砂浜へ降りる階段のところで一枚です。
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加太港から本線に戻り、古い集落を抜けて加太国民休暇村への分岐標識を見る頃から緩やかに登り始めます。大川峠とトンネルの分岐を峠方面に走り出すとすぐに登りは急になります。この峠夜はサーキット化するようで道にはタイヤ跡がこびり付いていたりタイヤ片が残っていたりゴムの焼けた匂いさえしてきそうな激しい雰囲気ですが、高度を上げて行くと、気にもならないくらい位しんどい登りになりますが、変速は3/1:7/1まで落とせば降りて押さなくても十分越せると思います。 |
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上の写真は左から、峠頂上から登道を振り返る。後の二枚は峠付近からの風景。 |
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峠からの下りは、木々の間から海を望みながらのきつすぎず緩すぎない快適なダウンヒルです。ただしヘアピンカーブを含むワインディンデロードなので調子こいて飛ばすと怖いです。下りを楽しみながら下りきると法然上人御縁の報恩講寺の案内が見えたので、立ち寄って見ました。時間を止めたような集落のなかに鎌倉時代創建の古寺報恩講寺は有りました。立派な山門を持つこのお寺には、円光上人(法然上人)直作のお像が安置されているそうです。本堂は建て直されたのか補修されたのか綺麗な建物でしたが、表の山門はとても立派なもので、中には仁王さんではなく、四天王像が安置してありました。しかし特に表側の2体は大変痛みが激しく痛々しくもあり、本堂の綺麗さとのコントラストが少し悲しかったです。下の3枚は左右がお寺の周囲の集落で、真ん中の写真がお寺の山門と山門越しに本堂が見えています。 |
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報恩講寺を後に、元の道に戻り多奈川方面へ走ります。暫くすると海からも離れ退屈な道を淡々と走りました。多奈川発電所が見えだし横目に通り過ぎると南海多奈川駅に到着、トイレ休憩ここから輪行も考えたのですが電車の時間を見ると、みさき公園駅まで自走しても時間的に変わらないので、みさき公園まで走ることしました。みさき公園11:45着。 |
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ここからは、南海電車で国道26号線の孝子峠をパスすることにしました。車窓から見る限りすごく登り堪えのある峠のようですね。岬町側は趣のある峠の雰囲気だけど和歌山側は面白みのなさそうな自動車道の雰囲気ですね。そうこうしているまに和歌山市駅に到着。南海本線とJR紀勢本線の終着駅です。ここでしばしの連絡後、和歌山港線で水軒まで行くつもりが、水軒まで行く列車は日に2往復この時間帯は絶望的なくらい待たないとこないので、和歌山港駅まで行くことにしました。右の写真は和歌山港駅前にて。和歌山港駅からは港湾の倉庫街みたいな所を走ります。道は広いのですが面白みはありませんね。淡々と走ります。暫く走ると左手水軒駅が見えてきます。そのまま直進し赤い橋を渡ります。そのまま走るとT字路になっているので、雑賀崎方面へ進みます。 |
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雑賀崎(さひかさき)へは集落の中の坂道をひたすら登って行きます。建物が民家から宿泊設備の建物に変わってきたらもうすぐ最初の見所、番所(ばんどこ)庭園への分岐です。すこし坂を下ると駐車場のなかに庭園への入口が有ります。到着13:10 |
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番所庭園からは庭園への分岐まで戻り登り坂がみえるのでこれを登って行きます。登り詰めたところに灯台が有ります。今回はパスしましした。さらに先へ進むと断崖に洞窟のある上人窟があるのですが、入口の案内で崖崩れのために工事中ゆえに上人窟までは降りれないと言うことなのでそのまま引き返しました。和歌浦方面への案内標識が見えたら和歌浦方面へ進みます。道は緩やかにアップダウンを繰り返し眼下に新和歌浦を望みながら走ります。平地まで降りてくると紀州東照宮が現れてきます。今回はやはりパス、次回の再訪鳥居越し誓い名勝妹背山へ、山といっても海に浮かぶ小島ですが、かつては望潮楼から紀三井寺方面の眺望が平安の時代より和歌浦として松島・天ノ橋立と並び賞されたそうですが、いまや見る影もなくその景観は人工的な堰堤によってぶち壊されていました。がっかりと言うより腹立たしい気分でした。どうしても必要なものなら建設も仕方なのかもしれません。小市民がぼやいてもしかたないのでしょうね。 |
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気を取り直し妹背山を後に走り出し、国道42号線と合流し紀三井寺に向けて走ります。単調な国道を進むと変形十字路になっていて、右へ折れるとそのまま国道で、直進すると紀三井寺のようなので進んでみるとやはり参道でした。最初の予定ではパスしようかと考えていたのですが、やはり参拝して帰ることにしました。最後にとてつもない急な階段には往生しましたが、西国霊場2番札所の御寺は風格のあるお寺でした。近畿のさくらの標準木のあることで有名なのですが、なぜかその時は気づかず紀三井寺駅についてから思いだして悔やみました。 |
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紀三井寺駅には14:50到着でこの日のツーリングは走了しました。帰りは久方ぶりに和歌山線経由で、橋本~五条~王子~奈良経由で京都まで帰ってきました。途中和歌山~橋本間は車両のクーラーの故障のおかげで窓からの風を思いっきり浴びることが出来ました。近年電車の窓が開かなくなって久しいですが、クーラーの涼しさも良いけれども、たまには自然の風も良い物ですね。 |
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