TOP
梅雨

昨日 どんよりとした曇り 湿った南風 どうやら梅雨入りとの事です。

今日は未明からしとしと雨が降ってます。

今は梅雨といいますが旧暦では5月ですから、

五月雨と梅雨は同じ雨をさすと思います。少し調べてみると 

インターネットで梅雨は語源として、この時期は梅の実が

熟す頃であることからという説や、この時期は湿度が高く

黴(カビ)が生えやすいことから「黴雨(ばいう)」と呼ばれ、

これが同じ音の「梅雨」に転じたという説、

この時期は“毎”日のように雨が降るから「梅」という字が当てられた

という説があります。

普段の倍、雨が降るから「倍雨」というのはこじつけ。

とあります。Yahoo百科事典では梅雨は時期を指し

五月雨は雨そのものとあり、従って梅雨と指定された時期に降る雨が

五月雨 となります。

梅雨というとしとしと降る雨を想像しますが、

梅雨明けは結構激しい雨が降ります。時に早めの7月の台風が梅雨明けに繋がる

ことも多いと思います。

私が中学生の頃 従って1958年(S33)の7月大きな台風がきて、

亀戸のあたりが平屋の軒下近くまで水が来ていたのを総武線の窓からみた

記憶が残ってます。インターネットで調べると確かに有ったようで

大きな水害があちこちで発生したようです。

北九州に転勤しての梅雨の思い出は降れば土砂降りで

降らないと水不足 博多の中洲や小倉の京町のソープが干上がるなんて

記憶が有ります。 

芭蕉の句 五月雨を集めて早し最上川と有りますがこれはやはり横殴りの雨を想像します。

小倉の町は梅雨の時期を迎えると夕方 

あちこちで太鼓やじゃんがらの音が聞こえ小倉祇園の練習が始まり 

祇園さんが終わると暑い夏になります。

枝豆にビールが旨くなり 小倉の日没は東京と一時間ぐらい違いますので、

8時近くでも暮れなずんで、飲み始めるには早い気がしますが

太鼓の音を聞きながらもう過ぐ夏と思いをはせ冷たい生ビールを飲むのも悪く有りません。

東京に戻ってはただ鬱陶しい時期でまだぬる燗に心が引かれ

しこしこ居酒屋の片隅で飲むのがこの季節です。

最近五月雨と言う言葉はあまり聴かれません。 

新暦で6月に降る雨を5月の雨と言いにくいのかも知れません。

粋な感じは徐々に消えていくのでしょうか。

五月雨のほうが梅雨の雨というより鬱陶しい感じが薄れる気がするのは、

勝手な思い込みでしょうか。