桜に浮かれて一段落するとゴールデンウィークの休み 明けて本当の今年がきます。
気候は最近は晴れると暑く夏の感じで 降ると寒い
ある意味で春の爽やかさを感じる期間が昔より短くなった気がします。
しかし木は若葉に茂り、まぶしくなる希望に満ちた時期なのか。
社会人になって間もない頃 都会から地方に移って日が浅く、
その青葉の新鮮さに驚いた覚えがあります。
それは確か入社2年目(最初の年は大学紛争で卒業遅れ入ったのは夏でした)
5月の連休に同じ関西に就職した友人が尋ねてきて、
姫路から少し入った龍野の聚遠亭に行ったとき 多少曇っていたものの
緑の爽やかさに、都会の平野しか知らない自分にとって緑ってこんなに凄いのだ
それと山の間近さにはっとしたと思いの記憶が蘇ります。
その日は寮のせまいベッドで二人で雑魚寝
翌日姫路郊外の書写山に登ったときも同じ印象を持ちました。
昭和40年代の半ばまだ東京は今ほど緑多くなく汚かった気がします。
ところで会社人間になってからの5月はプラント建設業界に居た私の場合
昨年度の業務の付けの落ちが無いか6月の決算控えての検討、
前年からの継続業務は更なるコスト削減対策の検討が具体化するマイナーな業務と、
客先の新年度予算の実施に向けた見積もりと獲得業務が本格化する月でした。
そう5月はあまり入社2-3年目の新人にやらせたい新しい業務は発生せず
見積作業はベテランのみが忙しくなり、経験の無い新人は参画できません。
中間管理職は6月の人事異動を控えて成績の良かった者は別として
比較的後ろ向きの整理を開始するいやな時期で5月病もあり得る季節のようです。
年満退職して自営業になってみると前年度から引き続きの仕事があればいいのですが、
無いと多少の残務整理以外は新年度のプロジェクトが実行に入る秋口まで
何も無くなる正にいやな季節の始まりであります。
気候も末になると暗い梅雨の声も聞かれ始め心も暗くなります。
皐月晴れは本の一瞬の出来事です。でもそうです。晴れた日は希望を持ちましょう。