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寂しい一人酒

九州に逆単身赴任 東京での出向生活 ともに何故か本来の姿でなく、侘しいのか

毎日酒を呑んでいました。 毎日誰かと一緒と言うわけに行かないので

自ずと毎日 寂しく一人酒になります。

東京は人が多いのでカウンターが一杯になると、一人は店に入れてくれません。

勤務は5時半に終わりますが、残務を終えると何となく7時前です。

会社の近くで一人酒というわけには行かないので、移動の時間が必要になり、

丁度午後7時から8時の混みあう時間帯になります。

九州時代も戸畑から小倉にでますので移動の時間は必要でした。

 

漸く見つけて、カウンターに座ると、隣は上司・部下の不出来の話で盛り上げってます。

一人だと何故かビールでなく、夏場は芋ロック それ以外は ぬる燗大と自動的に

口が動いてしまいます。最初は基本的に青魚(鯵・鰯)の刺身か叩き しめ鯖は寿司屋

でないと、真っ白けのつかり過ぎのものがでてきますので、遠慮します

 

隣の会社の話を聴いていて面白いのは 話している本人は前向きに考え、回りに

気配り・的確な状況判断をしているにも関らず、上司は責任逃れで意見を聞かず

厄介な後ろ向きの後始末ばかり押し付け 部下はほうれんそうを怠って、気が回らず

勝機のタイミングを逃がす話ばかりです。

ふと気が付くと自分もまた、会社の上下に対して同じような見方をしていることが

解り愕然となります。

恐らく立場が変わって他の人からみると自分もまた同じように、責任逃れと

周りの顔色伺って、結果としてほうれんそうを怠っているわけです。

せめて酒を呑むとき位 会社を忘れて楽しい 前向きなことを考えればいいのですが。

そして誰もが本人が意識しているように前向きで気配りあれば、明るく円滑に成長

する会社で恐らくそんな話は不必要のはずです。

 

最初のつまみが無くならない内に 芋なら二杯 大は空になり次のつまみを頼む時は、

グラスか 徳利を振って お酒は追加となります。

次は比較的 肉の揚げ物(例えば串かつ)が多いのですが、これで肉・魚のバランス

とったと考え、気持ちとして栄養バランスは考慮してると 勝手に納得します。

二つ目のつまみがきました。隣の話は佳境に入ってます。

おのずと業界・会社の規模 地位辺りまで具体的に検討が付いてきますので、なんとなく

そのまま聴いてますが、カウンターは一組大体2,3人ですから、しゃべり手と聞き手

に分かれていて、しゃべり手は、30分程度で同じ話を繰り返します。

聴いてるほうは白け気味 恐らく飲み初めて2時間以上たっているでしょう。

ますます誰も同じだなあと思ってしまいます。

変なことに納得して 二つ目のつまみがなくなる頃 お酒は大2なら 芋は3杯から4杯

です。 一応これで晩飯終了 おあいそとなって一軒目が終了します。

ここで時間は9時少し前ぐらいです。

大体週の初めはこれで終了ですが、後半に入ると次はどこかと考えます。

 

週末はほぼ行くところが確定してますが、水・木の場合、少し悩みます。

東京はライブハウスが結構あるので、そちらにまわります。

小倉は行き着けのどこかと考えて、どれかにいくわけです。

ここでウイスキーダブル3杯程度を1時間で飲んで 10時過ぎ帰宅の途につき

11時帰宅 12時前就寝であれば、二日酔いにはなりません。

小倉の場合は すべてが同じところに纏まってるので 気がつくと遅くなります。

東京は上野・日本橋・銀座・赤坂・六本木・青山・表参道・四谷等と離れて

いるので大変ですが、交通のこともあり滅多に午前様にはなりません。

地方はすぐタクシーでも時間と金額嵩みませんからつい腰がすわります。

気が付くと午前様困った一人酒です。