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酒の呑み方

お酒の呑み方を語るにはおこがましいのですが、良いお酒の呑み方

と悪いお酒の呑み方があるような気がします。

小さいとき親類の年寄り(祖父の弟)がいて、我が家によく酔って来てました。

もう70近いと思われましたが千葉の親類(祖父の妹の嫁ぎ先)の家のかえり

現れて 今で思うと飲み足りなくて我が家により、如何しようも

無い状態で 母が夜送り届けるのでした。

当時我が家は今の市川 電車で水道橋まで行って都電に乗り換え

音羽の護国寺まで(護国寺のはす向かい)、小学生になるとなぜかよく母のお供をしました。

当時 祖父は既に他界してましたが家が本家なので、愚痴を言って居座り

へべれけで、財布を電車の中で開けたりするので私が『そんなことするとお財布盗まれるよ』

と注意します。こういうのは典型的に悪い酒と思います。

 

母は気さくな人で、結構色んな人が飲みに我が家を訪ねて着ましたが

他はみんな静かな酒飲みでした。

 

後年社会人になって余り酒を一緒に飲みたくない人を整理しますと

共通するのは、人と意思の疎通が出来なくなることかと思います。

愚痴を言って絡む 一人で騒ぐ 同じことを一方的に繰り返す

一方的に人のことを聴かずにしゃべる(自慢・知識)等で 

自己完結で対話が出来ない状態になってます。

他人に迷惑かけるのは問題外ですが、唯我独尊の境地に入る人とは

御一緒したくないと思います。

弱くて寝てしまうほうが眼が覚めるまで静かですから、まだ助かります。

 

基本的に良い酒飲みは、いくら飲んでも冷静で、人と会話が成り立つ

関係が維持できることかと思います。

大勢でわいわい飲むときでも、話は隣同士など一対一ですから双方の

意思疎通が必要です。

お酒で自分も心をゆっくり解きほぐし、相手も心をゆっくりさせて会話が

成り立つことが出来ることが、良い酒の呑み方と思います。

 

次に5人前後以内で割り勘で飲むとき、その心遣いが出来ない人困ります。

具体的に言いますとビールばかり飲む人です。最初中生一杯は良いのですが

呑み助の場合ビールだけですと大瓶三本 大ジョッキで三つになります。

これですとまあちょっとした焼酎一本取れるので、3,4人で中生一杯

焼酎ボトルでとって終わって御開き まあこれが一寸した居酒屋3-4K

で呑むときの理想の姿です。ビールはコスト高なのです。

つまり、良い酒の呑み方は酔っても回りに対する気遣いを忘れない

人との付き合いの基本が出来ることかと思います。