「食は文化だ」とよく言われます。だったら「酒も文化」にちがいない。「文化的事業」を口実に単に食べ物と酒を求めてさまようページです。内容はどんどん充実しますので乞うご期待!
目次
ベジマイト (2001.8.5追加)
「ベジマイト」を知っていますか?
「オージー(オーストラリア人)の納豆」と言われる何とも言いがたい発酵食品です。オーストラリアに旅行されたことがある方なら、「チョコレートクリームだと思ってトーストにべったり塗ったら、実はとんでもないものだった」という記憶もあるのではないでしょうか。
このベジマイト、何とかの焼酎といっしょで数回食べているうちになんとも病みつきになってしまう代物です。(と思っているのは私だけ?)
あの味をもう一度、ということで探してきましたが北海道で手に入れることは非常に難しく、東京に行った時でもと起こっていましたが、やっと先日、ある方のご好意で十数年振りでベジマイトと再会いたしました。
多分、現在北海道唯一のベジマイトだと思います。どんなものかご興味のある方はご連絡ください。
東京へ行った折、「紀ノ国屋」(書店ではありません。食品スーパーです)でベジマイトを買ってきました。まだ開封しておりませんので、札幌および近郊で「欲しい」という方がいらっしゃいましたらご連絡願います。(2001.8.8現在)
先日ある会議の場で、こんな質問がありました。
「ハムって冷凍できるんですか?」(なんと鋭い質問!)
「できないことはないけれど、味が落ちます」
本当は「できるハムとできないハムがあります」というのが正しいのではと思っています。
自ビール (2001.7.6改訂)
[KITANO5.1]という自ビールを造っています。今まではエヌビー社の「うまいビールの素”B”」を使っていましたが昨年はモントンのバーレイワインというモルトエキスをつかってみました。オホーツクビールのエイルに近い味に仕上がりました。
今年(2001年)のビールは5月25日に仕込み、6月5日に瓶詰めしました。「オーストリアン デュンケル ボック」というモルトを使いました。
7月5日に試飲。泡立ちも良く、ボックタイプとしてはすっきりした味に仕上りました。
ちなみに「5.1」とはアルコール度数ではありません。念のため。
安いワインの話 (2004.2.29改訂)
最近飲んだ安いワインの中で、お買い得と思えるものについて
ラルズ北野店で280円で売っていた安いイタリアワイン(赤)。「コレリッチオ ロッソ」テーブルワインですが、味、コク共にこの価格では○。同じブランドの白「コレリッチオ ビアンコ」も○。
このワイン、酒税法改正により、現在295円になっています(2004.2.29)
トラキアワイン。イトーヨーカドー江別店で1本280円で売っていたので「メルロー」「カベルネソーヴィニヨン」を1本ずつ購入。「カベルネ・・・」は飲みやすいだけのワインです。「メルロー」はこの価格にしてはコクもあり、○。ただし今はイトーヨーカドー江別店には置いていません。近所の店に480円で売っていました。
札幌で山羊のチーズを作っている人から、少し分けていただきました。好きな人にはたまらない、そうでない人にはくさいだけのチーズです。詳しい内容を知りたい方はメール[ko-ara@sam.hi-ho.ne.jp]にて連絡下さい。
自ビール酵母パン (2001.6.21新規掲載)
自ビールを仕込むのに使った酵母をリサイクルしてパンを焼いています。酵母の「活き」が悪いのか、発酵温度が悪いのか、やたらと発酵し始めるまで時間がかかります。発酵がはじまると、ぶくぶくと膨れます。タイミングがうまく行くと普通のパンが焼けます。(かすかにビールの香りがします)
酵母は瓶に詰め、冷蔵庫に入れて保管しています。減ってきたら、自ビールを飲んだときに、底にたまった酵母と小麦粉と砂糖を足して混ぜておいています。
ロシア式パン(2001.8.29新規掲載)
ロシア料理の本を参考に「ロシア式パン」を作ってみました。これは、発酵を2段階で行うものです。
最初に、粉とイースト、塩、砂糖(発酵助剤)、水だけで粉をこねて発酵させます。(一次発酵)
一次発酵がおわったら、油(バター、オリーブオイル等)、卵、砂糖(甘いパンにするとき)などを加えこね、さらに発酵させます。(二次発酵)
一次発酵が終わった状態に、油、卵などを混ぜるのはけっこう厄介です。この間作ったときは二次発酵させるときに思いつきで卵を加えたものだから生地がべとべとになり大変でした。一次発酵させるときの水加減に注意が必要なのかもしれません。
そば(2001.11.1追加)
庭に「そばの実」を播いています。どんどん大きくなって実がなっています。
そばの花(中央)と実(周辺)
先日、実が落ちてしまわないうちにと、そばの実をすこし収穫?しました。そばを打つ量はとれないと思うので@そばもやしAそば粥またはそばピラフにしようと思っています。そばもやしはそのまま水栽培すれば良いのでしょうがそば粥は殻をむかなければなりません。どなたかそばの殻のむき方がわかる方ご連絡願います。[ko-ara@sam.hi-ho.ne.jp](8.29)
10月8日そばを刈りました。まだ一部花は咲いていましたが、どんどん実がこぼれて芽を出していました。先日そば打ちをやっている方から下記の話を聞きました。
1.花は咲いていても一定の時期に刈ってしまわないと実はこぼれてしまう。刈ってからしばらく乾燥させておくと茎や葉に残っている養分が未熟な実にまわり成熟する。それをまってから実を取入れる。
2.そばの殻をむくときは、石臼にリングをはさむと粉にならず皮だけ取れる。石臼がないときは少量であればコーヒーミルでも粉に挽ける。皮だけむくときは、ミルを一番荒く挽くようにセットする。
刈り取ったそばは物置の中につるしてあります。天日干の方がよいのでしょうが、天気も一定せず、外出することも多いのでほったらかしにできる環境においてあります。
ところで、うちにはコーヒーミルがありません。使わない手動のコーヒーミルをお持ちの方連絡下さい。(10.11)
昨日、庭の畑(こう書くと農家だとか、大邸宅だとか勘違いされますが一坪です)を片付けました。枯れたミニトマトやインゲンをどけてみると10センチぐらいの草丈のそばだらけでした。思った以上に実がこぼれていたようです。(11.1)
イナゴ(2001.11.9新規掲載)
夏に東京に行ったとき、帝釈天の参道をぶらついていると佃煮屋が何軒かあった。小魚やえびに混じってイナゴも売っていたので試食した。蜂の子は食べたことがあったが、イナゴは初めて。予想通り小海老の佃煮に食感が似ている。お土産に買って帰ろうとも思ったが、家族から総スカンを食いそうなので、イナゴは試食だけして小海老を買った。
しばらくイナゴのことは忘れていたのだが、秋になり長野から友人が札幌にやってきた。なんとお土産はイナゴであった。「欲しい」と思ってその後そのことを忘れているとそのうち実現するという話があるが、まさにそのとおりであった。
お土産のイナゴの瓶詰めは、誰も食べないだろうとしばらく台所の棚の中にあったのだが、あるとき長男が「おかずがない」と言い出した。すききらいも多く、ブルーチーズも納豆もくさいといって食べないので、当然食べないだろうと思いつつもためしにイナゴの瓶を出してみた。なんと彼は食べたのである。
くさいものや、変なものが好きな私であるが、家族で誰か一人でも食べてくれるとほっとする。(11.9)
シャンメリー(2001.12.9新規掲載、12.14追加 12.21再度追加 2004.2.29再々追加)
クリスマスの子ども用の飲み物に「シャンメリー」というのがある。シャンパンの「シャン」にメリークリスマスの「メリー」からとった名前だと思われる。その名の通り「シャンパン風の子どもだまし」だ。子どもは喜ぶが、はっきりいって甘ったるくあまり「おいしい」物ではない、と思っていた。ところがこれは一つの飲料メーカーの製品ではなく、「シャンメリー協会」に加盟しているところがそれぞれ作っているという飲み物なのだ。当然味に違いが出る。なかにはおいしいシャンメリーがあるのだ。函館小原産業のシャンメリー、スーパーなどで他のよりも実売価格は高いが、すっきりしたマスカット風味でおいしい。(たしか果汁入りだと記憶している)そのことがわかってからクリスマスシーズンになると、小原産業のシャンメリーを探すのだが、あまりおいていない。(多分高いからあまり売れないのだろう)今のところ私にとっては「幻のシャンメリー」になってしまっている。
「シャンメリーはちょっと」、と思っている方。だまされたと思って小原産業のシャンメリーを飲んでみてください。(高いといっても300円ぐらいです)そして私にどこで売っているか教えてください。(12.9)
狸小路6丁目のワインショップSUZUKIで小原産業のシャンメリーを見つけた。北海道限定で白が「ナイヤガラシャンメリー」、赤が「山葡萄シャンメリー」の2種類で30%果汁入り。300円で売っていた。(12.14)
近所のスーパーで、果汁入りでない小原産業のシャンメリーを売っていた。価格は他社と同程度であるが、他社のとは違い原料にワインを使用している。飲んでないので味は不明。(12.21)
このシャンメリー、最近はいろいろなスーパーで売っているようになった。しかし、ほかの甘いだけのシャンメリーと比べると価格が違いすぎる(実売価格だと2倍近い)ため、売れ行きは今一つの様である。先日「ひな祭り」の袋に入りなんと100円で売っていた。早速2本買ってしまった。(2004.2.29)
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