2005青梅マラソン                      T.K

2005年2月20日(日)、青梅マラソンに出場した。ホノルルマラソン以降は、1ヶ月間を休養期間に充て、その間はキロ6分〜7分30秒程度のスロージョグ(最長で2時間30分)に抑えてきた。1月の第4週から本格的な走り込みを開始。週末には以下のようなポイント練習を実施。
 1月第4週:5分/kmペースの30km走
 1月第5週:館山若潮マラソン(42.195km) 平均5分/kmペース ※35km以降失速
 2月第1週:5分/km → 4分30秒/kmペースの30km走
 2月第2週:5分/km → 4分20秒/kmペースの30km走
というわけで、この青梅マラソンは、走りこみの5週目にあたる。 目標は荒川市民マラソンなので、このレースを終え、残り1ヶ月は疲労抜きとスピード強化に充てる予定だから、ここがひとつの境目となるレースだった。

当日の気象状況は曇り、スタート時の気温は10度。風も穏やかで絶好のランニング日和?
スタート位置はナンバーカード1097、スタートまでのロスは40秒程度とかなり良い位置だった。スタートラインを通過するとスムーズに動き出し、大きなロスをせずスムーズに滑りだせた。このレースでの目標タイム等は特に設定せず、成り行きに任せて、大きな無理のないよう心がけていた。あくまでも目標は荒川市民マラソン。そう自分に言い聞かせていたのだが、ここまでが割りと順調に距離を踏めていたので、一昨年の記録3時間19分を更新したいなぁという欲が若干あったのは確か。

スタートしてから最初の5km通過は、21分30秒(4分18秒/kmペース) 最初からこんなに速いペースになるとはちょっと驚いたが、きつさを感じているわけではなかったので、周りの流れに乗って走る事にした。続く5kmは21分05秒(4分13秒/kmペース) またまた驚き。この区間ではいつものアレ(太もも裏側の違和感)が軽く発生していたので、ペースを抑えたつもりだったのに、逆に伸びていた。10km〜15kmは青梅マラソンではもっとも勾配が急なところで道幅が少しづつ狭くなり、カーブが次第に増えてくる。このあたりではペースよりも走りのリズムを心がけ、力が入らないよう気をつけて上った。そして折り返し。10km-15kmは、21:44(4分21秒/kmペース) 上りになった分ペースは落ちたが、余裕を残しながらの15km通過だった。

ここからは下り坂。これまで上った勾配を逆に下る。足にダメージを与えないよう、飛ばしすぎに注意して下った。15km-20kmは20分56秒(4分11秒/kmペース) 下りだった分ペースが上がった模様。レース前の感覚では4分30秒ペースでゴールまでいければ満点と思っていたので、ここまではオーバーペースと言える位のハイペースだったのだが、それでも足がぴたっと止まるような気配はまだない。むしろ声援に後押しされて、ほっておくと、さらにペースが上がってしまいそうな雰囲気さえ・・・ 20km-25kmは、行きが下り傾向なのに対し、帰りは上り傾向という事で、21分38秒(4分19秒/kmペース)になった。それでも、まだまだ速い。トータル1時間46分55秒。こうなると残りの5kmは欲が膨らむ。ここから先、どのくらいのペースで行けば2時間10分を切れるか必死に計算した。かなり時間が掛かったが、明確な答えへ出ず。(走っている最中って本当に頭の回転が鈍い) でも4分15秒/kmペースで行けば、切れるということは分かったので、これを目安に走った。

さすがに、ここまでハイペース(自分にとっては)で走ってきたので、格段のペースアップを図れる程の余裕はないが、”押す”という意識を持つ事はできた。気を抜かず走りに集中して押す。フォームが乱れないギリギリの線で押した。青梅駅を通過すると残り3km。名物のレコード屋さんからは行きは”帰って来いよ”帰りは”マツケンサンバ”が流れていた。スタート時に暖かかった気候は、このあたりで雨に変わり、指先がつめたくなってきていた。それでも押し続ける。ゴールまで気を抜かずに・・・

東青梅の駅を通過して残り1km。時計は2時間3分50秒を示していた。残り1km、4分10秒を切れれば、2時間7分台が出せる。そうは思ったがもうキレがない(始めからない?)ので、ペースアップは図れない。とにかく押しつづけた。最後まで諦めずに・・・ そしてようやく曲がり角が見えた。もうちょっと。。。大歓声に迎えられ、坂を下ってゴール! その瞬間時計を止めた。 手動によるネット計測タイムは2時間8分03秒だった。上出来! というか出来すぎ? あまりにもタイムが良いので逆に荒川へ向けて心配が・・・(今がピークじゃない?) 最後の5kmは21分8秒(4分14秒/kmペース)となった。 

終わってラップを整理していて気付いたんだけど、この青梅マラソンのコースを3つに区切り、
  スタート(ゴール)に近い 0km-5km と 25km-30kmの合計タイムを出すと、42分39秒
  同様に中間部分の 5km-10km と 20km-25kmの合計タイムを出すと、42分43秒
  さらに折り返し前後の 10km-15km と 15km-20kmの合計タイムを出すと、42分41秒
ってことで、MAX−MINが僅か4秒。 10kmベースで僅か4秒の誤差って凄くない? って妙に感心したりして・・・ これって勾配なりにイーブンペースで走れたっていう証明になると言えなくもない?何はともあれ、年末のホノルルに続き、青梅でもイーブンペース走行に成功。30kmの自己ベストを10分以上更新するというおまけも付き、良い事づくめのようだが、気になるのは反動とピーク落ち? そうならない事を祈る!! 荒川市民マラソンでは、4分20秒/kmくらいを目安に行ってみようかな? レース後はいつもお世話になっている”水車”さんで、恒例のうな重パーティー。走った後のうなぎは最高!! いやぁそれにしても今年の青梅は気分が良かったなぁ!! 今年も大声援に感謝。

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