"ぴあホノルルマラソンツアー中止！ １０月中旬 "
10月に入り、より一層の走りこみを決意して、日々走ることを日課としてきているが、
ひとつの目標を設けてみた。それは週末の休み（土日）には、2日間合わせて40km
を走ろうというものだった。土曜日に20km走ったら、日曜日も20km。土曜日に30km
走ったら日曜日は10kmという感じ。まず、最初の週末、6日−7日は小金井公園の5時間
走と湘南月例があったので合わせて50km走り、目標クリア。翌週の13日―14日は、20km
走を2日続けて行ったので、これまた目標達成。とにかく、長い距離を走りつづけるとい
う事への肉体的な、精神的な、抵抗力を身につけたいと思った。ホノルルマラソンでは、
最初から最後まで賑やかだから、精神的な部分ではかなり救われるが、それでも後半戦に
入ると、あと何キロ走れば？というのを気にしすぎて、最後のほうは苦しいものだという
固定観念から、自分で自分の肉体的な限界を作り出してしまっているような気がする。
これは、きっと普段体験しないような長い距離への恐怖感からくるものだと思うから、
フルマラソンに近い距離を走りこんで、少しでも恐怖感を拭い去れれば、楽しく走れる
距離を増やせるような気がする。最近、感じてきたのは、練習をすることで、タイムが
良くなっていくのは勿論だが、練習の成果はそれだけではなく、楽しんで走れる時間が
長くなるというのもある。たくさん練習すればするほど、長く楽しく走れるようになる。
高橋尚子の様に、風と同化するほどの域には達していないが、最近少しづつ、まわりの
景色を楽しめるようになってきた。ふと気がつくと、1時間以上走ってたなんてことも
たまにある。
体重は68kg前後をキープ。筋トレも柔軟も細く長く続いている。身体の方はだいぶ絞れ
てきてようやくランナーの体型に近づきつつあるという感じ？思い起こせば2年前、ホノ
ルルマラソン出場を決意した今頃の季節には、体重が94kgもあり、走っていても格闘技系？
と勘違いされていたに違いない。あのまま肥えていたら、関取体型になっていたかも…
そう言う意味では、走ると言う事に目覚めて良かったなと思う。でもまだまだこれからだ。
体重が軽くなってきて、足への負担が少なくなり、これから走りこみの距離を増やせる
という状況が整ってきたまでの事。言い換えれば、ようやくランナーへの入り口に辿りつ
いたという所だ。ホノルルマラソンまで1ヶ月半。まだ走れる時間はたくさんありそうだ。
と、全てが順調に進んでいるかに思えた、10月19日。
ぴあホノルルマラソンツアーのホームページを何の気無しに覗いてみてビックリ！！
『間寛平と行くぴあホノルルマラソンツアー』中止のお知らせが告知されていた。
米国での同時多発テロによる、情勢不安により安全が確保できないというのが理由だった。
ものすごくショック。寛平ちゃんと走るのを楽しみにしており、目標のひとつだったのに
それが失われてしまい、本当に残念な気持ちだ。でもホノルルマラソンには出場する。
どんな状況になろうとも、飛行機が飛び、大会が開催される以上、出場する。
もうひとつの目標であるサブフォーを目指して！ またテロリストへの怒りを走る力に
変えて頑張ろうと思う。以下に記す、ホノルルマラソン協会会長の言葉を読むと、
今年こそ、ホノルルマラソンに参加する本当の価値があるのでは、と思う。
以下、ホノルルマラソン協会会長ジム＝バラハルさんのメッセージ
『ホノルルマラソンに関わっている全ての人間を代表して、距離は離れていますが
心はごく近くにある方々の受けた悲劇に対し、深い悲しみの気持ちを表明し祈りを
捧げます。2001年12月9日に世界中から集まった参加者とともに第29回ホノルル
マラソンを開催し、微力ながら、人間の不屈の精神を再確認するためのお手伝いを
したいと思います。
大会は過去28年間と同様に開催されます。ランナーの皆様の安全は、これまでも、
これからも、常に私共が第一に配慮することです。私共は引き続き、ホノルルマラソン
の名を世界中に知らしめたその質の高さと水準を維持いたします。
アロハの精神は、他のマラソンとは異なるホノルルマラソン固有のものです。
アロハ精神は、レース当日にたゆみなく働く何千人ものボランティアたちの笑顔、
励ましの言葉、思いやり、誠意、優しさの中にあります。ホノルルマラソンがランナー
の皆様にとって肯定的な経験となるよう、こうしたボランティアたちが限りないエネ
ルギーを注いでくれるのです。
このアロハ精神に、安全で卓越したホノルルマラソンの申し分ない28年の歴史が
伴い、皆様の心に永遠に残る大会をお届けできるのです。 −以降省略−』
http://www.honolulumarathon.jp/message/message01.html より