"本番のシミュレーション? 小金井公園5時間走 10月上旬"

10月上旬の大きなイベントと言えば、小金井公園5時間走。このレースは現段階では
本番(ホノルルマラソン)へ向けての最重要レースだと考えている。
この大会では、いくつかのチェックしておきたいポイントがあったからだ。
まず1つ目はシューズ。昨年のホノルルマラソンではシューズに関するトラブルは起きな
かった。しかしそのシューズはだいぶ痛んできていて、もう限界がきている。同じものを
買いたいところだが、そのモデルはもう売っていない。そこでホノルルマラソン用にasics
のゲルフェザーというシューズを購入した。つま先部分が柔らかく爪へのダメージが少な
そうなので選んだ。このシューズで40km近く走ってみて、トラブルが起きないかどうか
を試したかった。2つ目はエネルギー補給。ホノルルマラソンのエイドステーションには、
基本的に水分(アミノウォーターと水)しか置いていない。エネルギー補給する為には
自分で持って走る必要がある。しかしながら見かけによらず繊細な?私は、ウエストポー
チの上下動や横ズレが非常に気になる。できれば何も持たずに走りたい。そこでエネルギ
ー補給しないで走ったらどうなるかというのを試しておきたかった。3つ目は靴擦れによる
アクシデントの予防。どこにバンソウコウを張っておけば、靴擦れを防ぐ事が出来るのか
を確認しておきたかった。20km近く走った時に発生する、小指、親指などには処置を
施しておいたが、これ以外にも靴擦れが起るようであれば、本番ではそれを防げる。
それに付け加えて現段階での実力も見極めておきたかった。今の自分の実力でサブフォー
を達成する事が出来るのか? もし出来ないとしたら何が足りないのか?それを判断する
材料をこのレースで見つけ出したかったのだ。この大会は5時間走とフルマラソンの2部
門がある。今回、私が5時間走を選んだ理由は、フルマラソンにしてしまうと、どうして
もタイムを意識しすぎて目一杯のレースをしてしまうのではという危惧があったからだ。
5時間走ならいつ止めても完走扱いになる。調子が悪ければ、3時間で止めても良いし、ダ
メージが少なければ5時間走ったって良い。あくまでも記録を狙うのはホノルルマラソン
なので、このレースで大きなダメージを残し、その後走り始めるまでに何日か休まなけれ
ばならないような状況は避けなければならなかった。
当然、目安となるような目標は作っておいた。1周5.1kmのコースを8周(40.8km)、
3時間50分で走る。というものだ。このタイムで走れればサブフォーは達成できるが、
このタイムを越えてしまうと、サブフォーはちょっと厳しいということになる。
レース当日は晴れ。気温はちょっと高い気もするが、日陰に入るとひんやりとする程度
で走っていて気持ちの良い程度の1日となった。スタートは午前8時。スタート直後は
5時間50kmのゼッケンをつけたペースランナーにつき、ゆっくりペースで入る。
2周目に入り、ややペースを上げ自分のペースで走りだす。4周目をまわり終えた時の
タイムは1時間56分29秒。目標より1分30秒遅い。そこで5周目、6周目とやや
ペースアップを図る。しかしそのツケが7周目にやってきた。距離にすると30km〜
35kmあたり。足のアチコチに張りが出始めた。状態は徐々に厳しくなっていったが
何とか1km6分以内のペースを最後まで維持して、8周(40.8km)を3時間54分で
走り終えた。目標としていた3時間50分には4分余り足りなかったが、手応えは
それなりに掴めた。シューズのほうは問題なし。エネルギー補給の点では、やはり
30km以降急に身体が重くなってきたので、何らかの対策を取る必要がありそうだ。
靴擦れは途中、親指付け根と土踏まずの中間ぐらいの場所がヒリヒリしはじめた。この
場所は、処置しておく必要がありそうだ。実力的には、今のままでは今回よりも条件の
厳しくなるホノルルマラソンでサブフォーを達成するのは難しい。と判断せざるを得ない。
しかしまだ2ヶ月ある。これまでの準備期間は3ヶ月。この3ヶ月でここまできたのだか
ら残りの2ヶ月、手を抜かずに頑張ればきっと目標は達成できる。そう信じてやっていこう
という意欲を持てる程度の手応えを掴んだ。9月に入ってから行ってきた20kmの成果か?
20kmまでは何の不安もなく走れるようになってきた。本番までには何回か30km走を
行い、30kmまで自信を持って走れるように出来れば、目標達成が近づいて来るような
気がする。翌日の湘南月例マラソンにはK枝のペースメーカーとして出場し、10km58分
程度で完走。足のほうは多少の張りはあるものの問題は無さそうだ。順調!順調!!


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