ライバル誕生の予感?
先にも書いたが、8月は湘南月例マラソン(毎月第一日曜日開催)から始まった。
このレースの良いところは、毎回同じコースを走れるのでその時の状態・実力を掴み
やすいことだ。と言っても夏場は日によってものすごく暑い日があったり、そうかと
思えばこの8月の様に涼しい日もあったりで一概には言えないが。。。
それと毎回同じようなメンバーが出場する。それのどこが良いのか?それは後述の通り。
私は7月からこの大会に参加するようになったが、その時に一人のランナーに意識が
集中した。そのランナーは日焼けしていて茶髪。着ている格好はエアロビ風のランシャツ
に短パン。いかにもという感じの、このランナーを勝手にエアロビ兄ちゃんと名付けた。
(もちろん本人には悟られていない)そしてこのエアロビ兄ちゃんをマークするように
走りだし、5km手前で追いぬき先着したのが7月のレースだ。『何だ、見かけほど速くないな。』
とその時は思っていた。そのエアロビ兄ちゃんに8月のレースで再会。と言っても一言も言葉は
交わしていない。同じレースの5km部門に参加した妻に(私は10km部門)あのエアロビ兄ちゃん
より絶対先にゴールするから見ててね。そう宣言してスタートしたのだった。
予定通り5kmまではぴったり後ろにつけ、さあここから前に行くぞと思ったものの、
足は動かず。。。 アレッ、アレッ、アレレという感じでジリジリと後退。自分のペースが落ちた
のか、エアロビ兄ちゃんのペースが上がったのか、ラップをとっていなかったので何とも言え
ないが、あんなに広くてたくましかったチョコレート色した背中が、鼻くそのようにちっちゃく
見えた。あぁもう駄目だ。負けたーと思ったが、見えなくなるほど離されはしなかった。
残り1kmでペースアップしたら鼻くそサイズが豆粒くらいの大きさにはなった。ゴールで観て
いた妻は、そろそろゴールと思いきや、先に帰ってきたのがエアロビ兄ちゃんだった為、
『何やってんの?』と思ったそうだ。私のゴールタイムは自己ベストに6秒と迫る好タイム?
それでも負けてしまうとは、恐るべし!エアロビ兄ちゃん。こうしてライバルが出現した?のだった。
(きっとエアロビ兄ちゃんは私の存在すら気づいていないと思うけど...)
同じ大会に同じようなメンバーが毎回参加してくるので、勝った負けたの楽しみも味わえるという
長所があるのだ。来月は絶対に勝ってやる!リベンジだ!!
エアロビ兄ちゃんには負けたものの、記録には満足していた。3月〜6月は苦しいレースが多かった。
練習をあまりしていなかったことが原因してか、記録が伸びない。楽しくファンランと思っていても、
結構いっぱいいっぱいになってしまい楽しめない。そんなレースが多かった中、この大会はそれなり
の結果が残せた。去年のホノルルの状態には戻った。そういう意味では良い切っ掛けになったレース
だった。