6/1 『ついに6月、本番まで1ヶ月切る』
サロマ湖100kmウルトラマラソンが開催される6月に突入した。残り1ヶ月を切ったことになる。
走りこみ月間の5月は、目一杯足をいじめてパワーアップを図ったが、今月は少しづつ練習量を落し
疲れを抜いて、出きるだけ良い状態で本番を迎えたいと思う。6月最初のトレーニングは、自宅から
引地川、境川のサイクリングロードを利用して片道約10kmほど離れた飯田牧場(ソフトクリームで
有名)まで往復20kmのマラニック(LSD)を行った。天気は晴れ。気温もかなり高め(30度弱)
と晴天のサロマ湖を想定すると絶好の練習日和。いつもと同じように6分/km〜6分30秒/km程度
のウルトラマラソンペースで30分Run、6分Walk。2セットで到着。美味しいソフトクリームと牛乳
を食べて、帰りも同様のペース配分で帰着。5月に往復80km(1泊挟んで)や公園60km走、皇居55
km走などを行ってきたせいか、20km程度のランニングは苦にならなくなってきた。
明日は湘南ビーチ。毎年前半突っ走って後半失速を繰り返しているこのレース。今年は最後尾から
スタートして何人抜けるかに挑戦しようなんて考えていたら、ビッグニュースが舞いこんできた。
しまなみ海道100km遠足に挑戦していたキャップから完走の知らせが飛びこんできたのだ。
しかも12時間を切ったという。素直にチームメイトの完走を喜ぶ反面、12時間を切ってしまうと
いう快挙に衝撃を受けた。決して楽なコンディションではない"しまなみ"で端から見るとあっさり
と思えてしまうような(走った本人は大変だったのだろうが…)タイムで完走してしまった為、
今まで高いと感じていた壁が、自分にとって、高いのか低いのか分からなくなってしまった。ハード
な練習を積み重ねたランナーや何度も完走を重ねているランナーでさえ、リタイヤしてしまうことも
ある(9年連続で完走していたランナーがここ2年続けてリタイヤしている)のだから、その壁の高
さは相当なものだと信じていたのに、初のウルトラで、しかも、特別にハードな練習をしていない
(と聞く)ランナーが好タイムで完走してしまったという現実に戸惑ってしまった。練習量を比較し
たらきっと自分の方が多いだろう。それなら自分も完走できるのだろうか? 暫らく考えてみた。
そしたら"やってみなけりゃ分からない"という結論が出た。キャップと自分は別人。トレーニング
方法も違うし、ランナー的な素質も体型も体質も全く異なる。比較するのが間違い。これまで通り、
自分の決めたトレーニングを積んで行き、自分の信じた方法で完走を目指す。限りなく13時間に
近い最低の成績にして最高の結果を残す為には走るしかない。サロマ湖のゴールを終着点と
考えるのではなく、さらにその先にある新たな目標に向けて、サロマ湖のゴールを走り抜けたい。

6/2 『湘南ビーチマラソン』
この大会は今年で3年連続3回目。大会自体は第4回なので、第2回から続けて出場している。
昨日も書いたが、去年、一昨年は、前半飛ばして、後半失速。折り返してからは順位を下げると
いうパターンが続いていたので、今回は最後尾からゆっくりスタートして徐々に順位を上げて行き、
折り返してから本気で走る。というレース展開を描いていた。理由はサロマ湖という大目標前の
最後のレースだったので、失速という縁起の悪い?レースをしたくなかったからだ。

午前10時スタート。毎年のことながらこのレースは天気に恵まれている。かなりの暑さを感じ
つつ、最後尾からゆっくりと順位を上げて行った。ペースはガッチリと抑え目。
しかし、砂浜や砂利の上では、この抑え目のペースが意外と苦しかったりする。呼吸は楽なのだが
ゆっくり走っている分、地面に足が着いている時間が長いせいか、砂利や砂に埋まるような感じに
なり、進んだ気がしないのだ。2回目の折り返し(6km地点)に達した時には、かなり体力を消耗
していた。それでも、本気で走るのはこれから!と気持ちを入れなおし、ペースを上げてゴボウ抜き
体制に入る。上半身や腰の回転を大きく使って、ストライドを広げて走る。この走法に切り替えてから
は砂利や砂に埋まるような感覚が少なくなり、逆に接地した時の反動が大きくなって、地面から
跳ね返されるような感覚が生まれ始めた。前半はズブズブと砂に埋まりながら走っていたのが、
砂の上を跳ねるような感覚に変わって行った。後半に入ってから抜かれた記憶は無い。新しい目標を
次々見つけ、順位を上げる。結局600人程度の参加者でビリからスタートして200位程度まで
順位をあげたから、400人近く抜いた事になる。とっても爽快なレースだった。

さて本番までの週末はあと3回。今週末は小田原マラニック(40km)、翌週は鎌倉ハイキング
でも行おうと思っている。今月の走行距離は今日までで30km。年間通算1455km。あと45kmで
スタート地点に到着。145kmでゴール到着だ。

6/4 『サロマコース攻略ビデオ届く!』
Runnetで紹介されていたサロマ湖100kmウルトラマラソンコース攻略ビデオ(2001年大会ビデオ
付)が届いた。早速、ビデオ観賞。作家 夜久弘氏の解説付でコースが紹介されていく。
竜宮台の折り返し、林の中の上り坂、緑館レストステーション、魔女の棲む森?、ワッカ原生花園
など、100kmという超長距離を走るだけあってみどころも豊富だ。なかでも、この大会のハイライト
であるワッカ原生花園は、魅力ありそうだ。ただ場所が80km以降なんで辿りつけるのかどうか、
ちょっと心配だが… コースの雰囲気は何となく掴めた。平坦とは言われているが、それなりの高低
差は、覚悟しておいた方が良さそうだ。晴れていたらきっと素晴らしい景色を眺める事ができそう
だけど、その代償として暑さという過酷な条件を受け入れなければならない。
今度の週末は、大会までの最後の長距離トレーニングで、第4回小田原マラニックを決行しようと
思う。来週のあたまには、サロマ湖のスタート地点に到着できそうだ。

追記:今日はワールドカップ日本対ベルギー戦が行われた。普段あまりサッカーの試合を集中して観
ることはないのだが、さすがにワールドカップ、しかも日本戦となれば観てしまう。笑えたのは日本
がゴールを決めた瞬間、マンションのあちこちから拍手と歓声が… みんなやってることが同じと言
う状況に笑えた。それとワールドカップというのが、最高レベルの大会なんだと再認識したのは、
日本戦以外の試合を何気なく観ている時だった。Jリーグの試合もたまには観るが、直に飽きてチャ
ンネルを変えてしまうのに、ワールドカップの場合、ついつい釘付けになって、元々観ていたチャン
ネルに戻すのを忘れてしまう。やっぱり超一流のプレーは、観るものをひきつけるだけの魅力がある
のだなと実感した。 ちなみにワールドカップの決勝戦は、サロマ湖100kmマラソンと同じ日。
どんなに一流のプレーでも、走り終わって疲れている自分をひきつけられるとは思わないが…
きっと決勝戦が行われている頃、私は夢を見ていることでしょう… 見事に完走している夢かな?
それとも無惨に散ってしまった夢かな?


6/7 『5月の月間走りこみ大会結果発表!!』

5月に開催されていた、月間走り込み大会の結果が発表された。第1週で7位にランクされていた順位
は、申告者の増加と共に徐々に順位を下げて行き、2周目20位台、3週目40位台と下がり、結局、
149人中、81位という結果に終わった。さすがウルトラマラソンに挑戦する人達だけあって、ベスト10に
名前を連ねる人達は、みな500km以上走っている。ただちょっと嬉しいのは、私の少し下に、今年が
サロマンブルーへの挑戦となる巨人軍団の斉藤安広さんの名前があり、またずっと下のほうには、
16回目にして初の時間内完走を目指す古田利子さんの名前があったことだ。私のほうが走った距離
が多かったから(順位が上だったから)嬉しいのではなく、ウルトラマラソン界のスーパースター達と同じ
舞台に立てるというのが、嬉しかった。


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