河口湖マラソン
R555
初レポートということで、ついつい欲張っていろいろ書きたくなってしまい、
大作(単に前フリが長いだけ)となってしまいました。すいません。
<前日まで>
意気込み:今までは制限時間(5時間)と、日程がホノルルの前だということで、
うはうはさんに誘ってもらっても断っていた河口湖マラソン。
今年は、チャレンジしてみよう!
今シーズン初のフル。(荒川以来)
(ところで、マラソンのシーズンっていつスタート?勝手に11月としました。)
今年は、チームも結成され、夏場の過酷なリレーマラソンや、10キロの大会、
デュアスロンにも挑戦し、少しはスピードはついたかもしれないけど、
フルとなるとやっぱりとっても不安。
いままでは、いんちきサブフォー(グロスでは達成していない)だったので、
グロスでのサブフォーが、目標だけど、今回は、無理かな〜。
とりあえず、完走を目指す。
準備 :
(タイツ)寒いという噂なので、今まではちょっと抵抗があったタイツを購入しよう
と思い、情報収集。
ランナーズと、うはうはさんからの情報で、Kappaの4DMと決める。
スポーツオーソリティで、ちょうど見つかったので、早速購入。
帰って、雑誌のものと比べると、品番、値段が違う。
私の買ったのは、保温機能のない薄手のものだった。
寒いのはいやなので、保温機能付きのものも買おうと思い、ART SPORTSへ。
ここでは、Kappaの4DMは置いてなく、代わりに勧められた4DMと同等という
ワコールのタイツを購入。
1度もタイツで練習はしなかったが、うはうはさんから「いまいち走りにくい」と
いう話しを聞き、これまた不安。
(シューズ)今まではハーフとフルを主に想定していたのと、脚を痛めるのが怖くて、
トレーニング用のシューズでレースに出ていたが、「ランナーズ」の通販で、
ちょうど旧モデルのセールをやっていたので、ちょっとレースよりのシューズにした。
24.0が欲しかったけど、ないと言われ、今のシューズも同じNBの23.5なので、
結局23.5を購入した。
うーん、確かに軽い...けど、やっぱり、ちょっと指があたるような気が...。
1度、T.K宅へ遊びに行ったときの練習で履いてみた。軽いせいか、
上り坂が楽な気がする。
その後、ランナーズ10Kの大会で履いてみた。記録は更新できたけど、爪が....。
元々、爪はすぐ死ぬ方だけど、今回は、久々にかなりやばそう。
このシューズでは、フルは絶対無理。
結局、いろいろ探したが、ART SPORTSに行くと、
通販で買った同じモデルがやはりセールとなっていたので、24.5を購入。
24.0の方がちょうど良かったんだけど、ブルーの方が可愛かったんだもん。
駅伝に出場し、5キロの区間をNewシューズで走る。くるぶしにあたるような...。
まぁ大丈夫かな。気にし始めると、いろんなことが気になる。
<前日〜レースまで>
珍しく、前の日から荷物の準備をしておいたけど、寒かったら..暖かかったら..と
考えると荷物がどんどん増える...。
ネクタイマンさんのお迎えの連絡を待つため、携帯を取り出すとストラップが切れる。
実は、過去2回、マラソン大会当日に携帯ストラップが切れたり、マスコットが取れ
たりしていた。
最初は縁起が悪いなぁと思ったが、2回とも、その日は、記録が更新できている。
今回は前日に起こったけど、どうなんだろう?でも、このストラップは友達の手作り
で、気に入っていたので、後で、接着剤で修理しよっと。
結局、うちは30分遅れで出発したが、ほぼ予定どおり、足柄SAでT.K.号と合流できた。
丁度お昼に河口湖到着。早速、すかいらーくで昼食。
とりあえず、カーボローディング。
かき釜飯&うどんのセットを食べる。目の前で炊き上げるので、みんなが食べ終わっ
た頃に、やっと食べ始めることができた。
お店にもランナーっぽい人がたくさんいる。
コース下見。過去3回くらい出場しているうはうはさんの説明を聞きながら、湖畔を
まわる。試走しているランナーも、ちらほら。
受付:参加賞はミズノのハンドタオル。完走したらTシャツももらえる。
その他、ZAVASのピットイン(エネルギー補給ゼリー)も入っていた。
アミノバイタルのテントでも、アミノバイタルウォータとゼリー飲料 をくれた。
他には、サロメチールの試供品。
ZAVASのテントで、完走セットを売っていたので、購入する。これでバッチリ?
山中湖のホテルへチェックイン。
T.K.さんのお父様が会員でいらっしゃるリゾートホテルの関係で安く泊まれた。感謝。
しかも、とっても優雅な雰囲気のホテル。クリスマス仕様の装飾でとってもきれい。
やはり、ここでもランナーらしき人達が目に付く。
すでに、17:00も過ぎていたので、夕食へ出かける。
もちろん、夕食は、お決まりのパスタ。
あまりお客が入っていない、怪しげな?イタリアントマトへ。
魚介のトマトソーススパゲティを食べる。ケーキは迷ったけど、ガマン。
帰りにコンビニで、明日の朝食などを購入。
一息着いたら、うはうはさんとネクタイマンさんが走りに出かけるとのこと。
明日応援組のK夫妻は、プールへ。あぁ、どっちにしよう。でもやっぱり、私も走っ
ておこう...。
予定外だったので、普通のソックス、今日もらった、サムズの新しい長袖Tシャツを
着て出かける。
うはうはさんについて約20分ほど走る。空は星がきれい。
ネクタイマンさんは、さらに遠くまで。
ホテルはかなり小高いところにあるので、最後はかなり急な登り坂が続く。きっつ〜。
明日に響かないかな?
プールのジャグジーで体をほぐす。
ビールを飲みながら、ゼッケンを付けたり、チップをつけたり、クリスマスカードを
書いたり、団欒...。
ちょっと飲み足らないけど、ガマンガマン。
11:30 明日は5:00起きなので、そろそろベッドへ。
う〜ん、眠れな〜い。興奮状態のようで、体は眠たがっているのに、頭が妙に冴える。
1:00 まだ眠れない。起床まであと4時間。これくらい走るのかぁ なんて思う。
お腹もすいたなぁ、なんか食べたら寝られるかな。それともビールの方がいいかなぁ。
もうあまり、時計をみないようにしよう...。眠れなくても横になっているだけで
大丈夫だとなにかに書いてあった。
それにしても、乾燥していて喉が乾く。枕元のお茶を何度も飲む。
最後には、ハンドタオルを濡らして、鼻と口に当てる。
他の人は、喉乾かないのかなぁなんて思っていたら、和室から誰か出てきて冷蔵庫を
開けている。やっぱ、喉乾くよねぇ。
っと、ようやく眠れそうなかんじ...。2時くらいにやっと眠れたようだ。
5:00 目覚ましが鳴る。うはうはさんが一番に起床。
私は、5分ほど布団のなかで、うだうだする。(これがたまらないのよねー。)
寝つけなかったわりには、すっきりと目が覚める。
まだ外は真っ暗。
スタートは8:30なので、早速朝食。
・メロンパン半分(海老名S.A.で購入。うわさのメロンパン)
口が乾いているせいか、もそもそしてなかなか食べられない。
・牛乳。コーヒー。
・梅おにぎり。これも喉を通らず、後回しにする。
・そうそう、ゆでたまご。
なにしろ出すものを出していないので、なかなか食べられない。いつも悩みのたね。
(食事中の方ごめんなさい。)
いろいろ準備をして、ふと外をみると、富士山がとってもきれい。
天気予報でも、かなり暖かくなると言っている。
でも、せっかく買ったんだし、薄手のタイツをはくことにする。
一段落して、もう1度、おにぎりに挑戦。やっと食べられた。
あと、ヴァームをうはうはさんにもらう。最近レース前のヴァームも定番。
6時半過ぎ、チェックアウトして出発。
7時半過ぎ、近くの駐車場は一杯なので、先に車を1台おいて、
スタート地点付近で、3人下車。
1時間前に、完走セットのエネルギーゼリー飲料と、ピットインを食べる。
選手のために解放されている近くのみやげ物屋「みはらし亭」で、軽くストレッチを
し、上着を脱ぎ、ナイロンをかぶる。
うはうはさんからバナナを1本もらって食べた。完走セットは、さすがに、もう食べ
られなかった。召集場所には、ぞくぞくと人が集まってきた。
8時過ぎ、私達もスタート地点へ向かう。
うーん、やっぱり寒い。タイツ大正解。
スタート地点は、混雑と人の熱気でそれほど寒くはない。
列の端をすすっと前の方に行く人達。最初はためらっていたけど、私達ももう少し前
へ出ることにした。くつのひもを結びなおして準備はOK。
そうそう、今日のテーマは「前半勝負」ということになっていた。
「どうせ最後は、どちみち疲れちゃうから、行けるとこまで行っちゃおう!」
という戦法。
元々私は、そういうタイプ。もう少し正確に書くと、前半、押さえすぎず、
飛ばしすぎず、自分の気持ちいいペースで、行けるところまで行き、
あとは気合だ、気合!
という、考えてみれば、ごくごくシンプルで、結構、理に適っていると思うのだけど。
きっと、この自分の気持ちのいいペースってのがミソね。
<レース>
8:30 スタート。最初はとぼとぼ歩くかんじ。4分半で、ようやくスタートゲート。
最初は3人で、かたまって走っていた。しばらくいくと、「有森がいましたよ。」と
教えてくれたけど、私には、見えなった...。残念。
すぐ暖かくなったので、ナイロンを破り捨てた。ゴミは、ちゃんとコンビニのゴミ箱へ。
さらにしばらく行くと、Thumbs up
の横断幕をもったK夫妻が見えて、手を振る。
応援あるとやっぱり嬉しい。ありがと〜っ。
多少人がばらけてくると、そのうちネクタイマンさんは、自分のペースですっすっす
っと消えていき、うはうはさんと私が残った。うはうはさんの後を走っていたけど、
あんまり近くにいると走りにくいかなぁと思い、敢えて、姿の見えない道の逆端の方
に行くが、同じようなペースなので、気が付くと、すぐ後ろにいたりした。
だいたい10キロくらいまでキロ5分。
10キロを過ぎたら、うはうはさんがペースを上げたのか、前へ消えていってしまった。
給水所では、ドリンク、エナジータブとVCタブを取る。エナジータブも、心の支えの
ひとつ。それなりに順調に走り続ける。人の後をついて走った方が走りやすいので、
適当な人を探す。赤いシャツに黒の単パンの人が、ちょうどよいスピードだったので、
しばらくついて走ったけど、そのうち離されてしまった。
この辺は、それでも次々と人に追いつくばかりで、後半大丈夫かどうかちょっと不安
になる。
15キロの距離表示を見逃したようだ。...が、下を見ながら走っていると、
どうも私設の1キロごとの表示が道に書いてあるようだ。これはちょっと有り難い。
気が紛れる。この辺はキロ5分半弱くらいかな。
20キロ手前辺りで、股関節がちょっと気になる。
なれないタイツで負担がかかってる?昨日、無理して坂道を走ったから?
地元の方のファミリでの応援が暖かい。「もう少し行ったら日陰だよ、頑張れ〜」...
確かに暑い。この辺も、なんとかキロ5分半弱くらいかな。
実は、珍しくラップタイムを取っていたのだが、ラップを取る操作確認のデータを
クリアしていなかったので、メモリがフルになり、10キロ以降のタイムが残っていない...
まったくもう。
途中、再びK夫妻の応援。なんとか手を振るも、近くに走っていく気力がなかった。
あと1周走るかと思うと、かなりめげる。2週目ではどんな状態になってるんだろう?
そのうち、なんか、お腹痛い気もして、休憩がてら?トイレに寄る。
でも、中に入るとお腹痛いのも止まってしまい、長居もできず、再び走る。
走り始めると、すぐ、やっぱり、お腹痛い気がしたけれど、もう知らない。
スタート地点を通過し、20キロ〜25キロは、28分くらい。
2週目に入り、私設のエイドステーションもたくさんある。
さすがにたくさん食べただけあって、お腹は空かないけれど、
痙攣が心配なので、子供から、バナナ半分もらう。半分サイズがちょうどいい。
久々に右膝にちょっとキテルってかんじ。
あ〜、靴もちょっと大きいせいか、まめができそう。と何かと気になるが、
この辺はどうやって気を紛らすかを考えつつ、でもひたすら走るしかない。
「このペースで行けば、3時間台ですよ〜」という声がかかるが、果たしてこのペース
が保てるのか...?
途中、歩道に入り、屈伸、ストレッチを少ししてみる。でも、ちっとも楽にならない。
エイドステーションでは、サロメチールを塗ってる人達。
私も塗りたいけど、「しまった!タイツだとどうやって塗るの〜?」仕方ないので、
そのまま走る。
そのうち、脚全体の感覚がなくなってきたけど、とにかく前へ前へ運ぶ。
30キロ時点で、2:45くらいだったかなぁ。なんとか、サブフォー達成できるか?
30キロを越えたら、もう脚があがらない。ちょっとした段差でも、つまづきそうだ。
そういえば、意外に仮装ランナーをあまりみかけなかったけど、
1度看護婦さんに負い越されたのはこの辺だったっけ。それとも1週目?
心のなかで、「看護婦さ〜ん、助けて〜、助けて〜」と叫んでみたけど、さっさと行
ってしまった。実際には、他にも楽しい仮装も結構あったみたい。
35キロ手前の給水では、ちょっと歩きながら水分補給する。
35キロ時点で、3:13くらいだったと思う。ちょっと計算したので、覚えている。
あと7キロを7分/kmだと間に合わない、6分/km少々越えても大丈夫だけど、
微妙な時間だ。この辺で、前半ペースメーカーにしようとした赤シャツ黒パンの
人を捉えた。やっぱり、みんな疲れてるんだ。ちょっとホッとする。
この辺で軽〜く走って行く人達は、なんなんだろう?
あと5キロの表示。ここで、再計算。相変わらず微妙。
ここから1キロごとのキロ表示がある。6分/kmをなかなかきれない。
もし、もう少し余裕があったら、歩いていたかもしれない。それくらいきつかった。
最後の給水。たまらず、紙コップを2つ取る。ここだけ..と歩いて給水。
最後の力を振り絞る。あがらない脚がさらにあがらなくなって、ひきずっているかんじ。
あと2キロあたりのところで、K夫妻の応援。アクエリアスをもらう。
うはうはさんが、40秒くらい前に通過し、ネクタイマンさんは、見失ったとのこと。
しかし、追い付けるわけもなく、ひたすら、ゴールを目指す。
あ〜、あとちょっとだよ〜。ゴールが見えた。
スパートする気力も体力も、もうないけれど、それでも、脚を早める。
あと100歩×2 くらいかなぁと、心のなかで数えて、なんとかゴール。
何歩まで数えたかは覚えていない。
パンパンの脚で、チップを外すところまで行くと、うはうはさんの姿。
「お疲れ様でした」と声をかける。チップを外しながら話しをしているとちょっと頭痛。
酸欠?Tシャツをもらい、記録証を発行してもらう。目標達成。上出来。
そのうち、今度は頭に血が上り、鼻血が出そうだけど、「ここで出したら、またネタ
を提供してしまう。」と思い、必死にガマン?する
アミノバイタルのテントで、アミノバイタルウォータとスティック(粉)をもらう。
思わず座り込んで飲む。確かにアミノバイタルは、筋肉疲労の回復が早い気がして、
これも最近の定番。しばらく、動けず、そのまま座って人間観察をしてると、
アミノバイタルスティックを道に蒔きながら歩いてる人達がたくさんいた。
来年は、アミノバイタルの花がきれに咲くことでしょう。
あっ、残念。コンクリートだったね。
(たねあかし:親切にスティック袋の口を開けて渡してくれるんだけど、皆、精魂尽
き果てて、気付かないんです。)
うはうはさんに、「塩吹いてますよ。」と言いながら、自分の顔に手をやると、自分
もかなり塩吹いてた。
着替えのため、「みはらし亭」へ戻るが、やはりネクタイマンさんは、戻っていない。
やはり、なにかトラブル?途中で胃痙攣を起こし、30キロ以降は歩きだったらしいが、
それでも余裕の完走。ホント何が起こるかわからない。
となんとか、3人、皆、完走。やったね。
前半勝負の戦法は、とりあえず成功ということか。
そして、K夫妻、応援ありがとう。
温泉入って、牛タン食べて、帰途。渋滞の中お疲れ様でした。
それにしても、久々に筋肉痛と膝痛。うん、これも勲章。
アミノバイタルのおかげか、回復も早い。
これで、私も相当つらかったことがわかって頂けたかなぁ?
おわり。