2005  夢のLAマラソン                   MARK


夢の海外マラソンデビューを23年ぶりのLAで実現できた感想は『感激と感動』が全てです。

今年のカリフォルニアは異常気象で既に年間平均降水量の3倍の降雨があったそうですがレース当日の3月6日(日)は正に絵に描いたような『カリフォルニアの青い空』でした。。。
スタートは8時15分ですが6時頃から気の早いランナー達がスタート地点に集まり始め、お祭り気分を盛り上げます。私も1時間前にスタート地点に向かい、ツアー仲間や地元ランナーと歓談したり撮影したりしてスタートを待ちました。合衆国国歌斉唱の後ついに号砲がなり、モハメッドアリやジョイナーの声援を受けていよいよスタート、目の前には沿道の大観衆と紙ふぶきでこの段階で既にハイテンションでした。

今回参加者は約20000人(男性12000人、女性8000人/日本人は男女117人)Downtownスタート・ゴールでLA市内南西部を走りますが、観光客の方は『進入禁止』の注意を受ける地区も含まれる『味のあるコース』で、人気のサンタモニカやハリウッドはコース外(市外)です!中には日系住民の地区も数箇所あり日の丸を揚げていたので沿道に走り寄って『I'm Japanese』とアピールすると『頑張れ』なんて声援も頂きました。

出発前週に発熱、訪米後の睡眠不足、欲張った過密スケジュールなどで体調不調に加えて、高温(25℃)と暑い日差しの過酷な環境の中、また途中『Vaseline』と『Vanila』を間違えて食べてしまい(笑)、戻しそうな気分の中無事に完走できたのは、沿道の熱く、フレンドリーでそして26mileの間途切れることのない大歓声の後押しのおかげでした。
LAマラソン先人の情報により、ゼッケン余白に『Mark』と書き込み、目にした人々からは『Go Mark!』、『 Mark Good Job!』等(他は聞き取れませんでした)名前入りの声援をとてもたくさん頂き、また応えるとより大きな声援が帰ってくるものですから、過去6度参加したフルマラソンで一番つらかったのですが、時にはふらふらになりながらも一度も歩くことなく完走できました。また1mile毎に給水があるので細かく水分補給、スポンジを取れるのも大助かりでした(ボランティにも頭が下がります、1給水所当たりカップを持って50人は居ましたね)。終盤に私設エイドからカリフォルニアオレンジの差入れがあり、とても美味しかった!
スラム街や住宅地等多様なLA市街地を走りぬけKorean Townあたりからのラスト5Kmの上り坂はなだらかながらこたえましてね~。最後は鈴なりの観衆からの地鳴りのような声援の中ゴールに向かうときは夢見心地で言葉では言い表せない感動でした。(箱根駅伝大手町ゴール前の銀座通り声援も比じゃありません)ツアーのパンフレットにある『沿道200万人の陽気な大声援』は看板に偽り無しでした!

?報告?完走記録は私が3時間49分で1368位、初マラソンでサブスリー狙いの雄一郎は残念ながら及ばず3時間6分で136位でした。
ただ前夜祭やレース前にUS市民や他国の方と話す機会がありましたが、まず感じたのはタイムの事など誰も気にしてないこと。『How Long〜』なんて日本人だけが気にしているようで、尋ねた自分が恥ずかしかったです。また国内レースの自身の結果と比較してもきっとFun Runに徹している方が多いのだろうなあとつくづく感じました。

今回のLA訪問でマラソン以外に夢見ていた、23年前にお世話になった米国人との再会、お気に入りの映画『Big Wednesday』の舞台Hunthington Beach訪問、NBA観戦など次々と実現し、最高の旅となりました。

今は祭りの後の静けさで虚脱状態です。3日前から『職場復帰』してますが、一向にエンジンがかかりません。3年がかりで莫大な費用をかけた重〜いプロジェクトもまだまだ課題は盛りだくさんですが7月にはゴールすると年初に経営陣にも報告済みだしこちらはラストスパートしないと間に合いません!(仕上げないと北麓が走れなくなるので猛スパートでやり遂げます!)
サムズアップメンバーから海外レースの話を聞いて刺激を受けて、私が夢を見始めたのが2年前ですが、海外デビューをして初めて皆さんが海外にこだわる気持ちがとても良くわかりました。私も病みつきになりそうです。現在大学生二人を抱えとても毎年は無理ですが、次は数年先のNYを夢みながら、また走り始めることにします。

?為参考?
  今回はWILLツアーに参加し現地対応は近ツーLA支店、Very Good!
  5泊7日でNWの早期予約を利用し、ホテルはハイアット級のAグレードで(私達はMariott泊)費用は二人部屋で一人100,800円でした。
問題はDowntownなのでレンタカーを利用しないと買い物に不便、また夜の散策は要注意!
  宿泊先をHollywoodなどに変更するのも一案ですね。