LANチェックシート |
チェック1 | 同じプロトコルを使っていますか? |
TCP/IP
が削除されていたり、構成されていない場合、正しく通信できない。 |
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チェック2 | 双方の
IP アドレスはどうなっていますか? |
TCP/IP
が構成されていても、正しいアドレスが設定されていない場合、互いに通信することが出来ない。 双方の PC で次の手順を実行し、有効なアドレスが設定されていることを確認。 |
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[スタート]−[ファイル名を指定して実行]
から command を実行。(98/Me) 次のコマンドを実行。 LAN
アダプターの IP Address および Subnet Mask を記録。 |
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双方の
PC 間にルーターが存在しない場合 (例えば、同じ HUB
やダイヤルアップルーター、ADSL
モデムに接続されている場合)
サブネットアドレスが違うと通信出来ない。 Subnet Mask が 255.255.255.0 なら、IP Address の左 3 オクテット (例:192.168.0)、Subnet Mask が 255.255.0.0 なら、IP Address の左 2 オクテット (例:172.16) が同じでなければならない。 |
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チェック3 | 互いに
ping は通りますか? |
互いに
TCP/IP がインストールされており、正しい IP
アドレスが設定されていることが確認できたら、相手に対して
ping を実行。 |
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チェック4 | 共有を提供する側にファイアウォールが入っていませんか? |
Windows
XP のファイアウォール (ICF) や、Norton Internet Security
のパーソナルファイアウォール、ウイルスバスターのファイアウォール機能が有効になっている場合、ping
が通らなかったり、フォルダの共有ができない場合がある。 以下の手順でファイアウォール機能を無効化してみる。 |
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Windows XP インターネット接続ファイアウォール (ICF)
の場合 @[スタート]−[コントロールパネル]
から「ネットワーク接続」を起動。 A「ローカルエリア接続」を右クリックし、[プロパティ]
をクリック。 B[詳細設定]
タブをクリックし、インターネット接続ファイアウォールのチェックを解除して「OK」をクリック。
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Norotn
Internet Security (Persona Firewall) の場合
@Noron
Internet Security (Personal Firewall) を起動。 A「セキュリティ」のチェックを解除。
Bおしらせに「はい」をクリック。
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トレンドマイクロ
ウイルスバスター
2002 の場合
@[ウイルスバスター
2002 設定] を起動。 A「パーソナルファイアウォール」のチェックを解除して「適用」ボタンをクリック。
いずれの場合も、アクセスできない原因がファイアウォールと判明した場合、ファイアウォールを有効に戻し、通信を許可したい
PC
のみファイアウォールを通過するように設定し直すほうがよい。 |
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チェック5 | 共有を提供する側に、共有サービスはインストールされていますか? |
Windows 2000/XP の場合 @[スタート]−[コントロールパネル]
から「ネットワーク接続」を起動。(XP) B[詳細設定]−[詳細設定]
をクリック。 C接続から「ローカルエリア接続」を選択し、ローカルエリア接続のバインドで
Microsoft
ネットワーク用ファイルとプリンタ共有が、インターネットプロトコル
(TCP/IP) にバインドされていることを確認。
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Windows9x/Me の場合 @「ネットワークコンピュータ」または「マイネットワーク」を右クリックして
[プロパティ] をクリック。 ATCP/IP
(複数ある場合は、LAN アダプターに接続された TCP/IP)
をダブルクリック。 B[バインド]
をクリックし、Microsoft
ネットワーク共有サービスとバインドされていることを確認。
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チェック6 | NetBIOS
over TCP/IP は有効ですか? |
ここまでのチェックをクリアしてもフォルダの共有ができない場合、NetBIOS
over TCP/IP が無効化されている可能性がある。 @[スタート]−[コントロールパネル]
から「ネットワーク接続」を起動。(XP) Bローカルエリア接続を右クリックして
[プロパティ] をクリック。 Cインターネットプロトコル
(TCP/IP) をクリックして「プロパティ」をクリック。 D[全般]タブの「詳細設定」ボタンをクリック。
E[WINS]
タブをクリックし、「NetBIOS over TCP/IP
を無効にする」に設定されていないことを確認。
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チェック7 | IP
アドレスで接続できますか? |
コンピュータブラウザサービスや、名前解決の問題を排除するため、次の手順で相手に接続を試みる。
@[スタート]−[ファイル名を指定して実行]
をクリック。 A名前に
\\<相手の IP アドレス> を記入して「OK」をクリック。 Bしばらく待機し、相手の共有一覧が表示されることを確認。
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これで接続可能な場合、接続に関する本質的な問題はないと考えられる。 相手が Windows 2000/XP で、この手順でユーザー名やパスワードの入力を求められる場合、次のチェック8 に進む。 |
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チェック8 | 互いのユーザー名は登録されていますか? |
チェック7
でユーザー名とパスワード (Windows NT/2000/XP クライアント)
もしくは IPC$ のパスワード (Windows9x/Me クライアント)
を求められる場合、アクセスする側にログオンしたユーザー/パスワードが、アクセスされる側に登録されていないことが原因。 ただし、Windows XP の共有は強制的に Guest としてアクセスされるため、パスワードを求められることはない。(XP Professional で「簡易ファイルの共有」を解除したときは、以下の手順に従う。) |
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アクセスする側にどのようなユーザー名でログオンしているかは、次の手順で確認出来る。 Windows9x/Me
の場合 @[スタート]−[ファイル名を指定して実行]
から command を実行。 Anet
config コマンドを実行し、ユーザー名を確認。 Windows
2000/XP の場合 @[スタート]−[ファイル名を指定して実行]
から cmd を実行。 Anet
config workstation コマンドを実行し、ユーザー名を確認。 アクセスされる側では、次の手順でユーザーを登録できる。 Windows
2000 の場合 @「マイコンピュータ」を右クリックし、[管理]
をクリック。 A[システムツール]\[ローカルユーザーとグループ]\[ユーザー]
を展開。 B「ユーザー」フォルダを右クリックし、[新しいユーザー]
をクリック。 Cアクセスする側で使っているものと同じユーザー名とパスワードを設定し、「ユーザーは次回ログオン時にパスワードの設定が必要」のチェックを解除して「作成」ボタンをクリック。
Windows
XP の場合 @[スタート]−[コントロールパネル]
から「ユーザーアカウント」を起動。 A[新しいアカウントを作成します]
リンクをクリック。 Bアクセスする側で使っているものと同じユーザー名を記入し、「次へ」をクリック。
Cアカウントの種類を選択し、「アカウントの作成」ボタンをクリック。
D一覧から作成されたアカウントをクリック。
E[パスワードを作成する]
リンクをクリック。 Fパスワードを記入し、「パスワードの作成」ボタンをクリック。
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(簡易共有を解除した XP Professional
は、パスワードを持たないユーザーのネットワークアクセスを許可しない。パスワードを持たないユーザーで
Windows9x/Me
からアクセスしようとすると、「原因不明のエラー:31」などのエラーが返されることがある。)
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