すずめ1 |
案件2・部活間闘争 すずいち: 明稜帝梧桐勢十郎を知ってるかい? すずに: 知らないな。それは一体なんなんだい? すずいち: 素晴らしいバトルマンガなのさ。 すずに: そうだったのか。それは素晴らしいことだね。 すずいち: 人間の強さというのは歯で決まるのさ。歯と歯を見せあって美しい 方が勝ちなのさ。 すずに: へぇ。それは知らなかったな。 すずいち: そして歯で感情を語るのさ。歯こそ人間にとっての最重要アイテム なのだ。 すずに: だから人間は毎日歯を磨くんだね。 すずいち: そうなんだ。このマンガもまずは汚い男同士が歯を見せあうのさ。 すずに: バトルの開始だね。 すずいち: そうさ。そこに美しい歯をもつ男がやってくる。 すずに: へぇ。どうなるんだい? すずいち: 当然美しい歯が勝つのさ。そして男は勝利の印に伸びた歯を人々に 見せつけるのだ。これが人間のバトルというものなのさ。 すずに: 歯がのびるのかい? すずいち: 闘争本能が歯を伸ばすのさ。 すずに: だから素晴らしいバトルマンガなのか。 すずいち: だから素晴らしいバトルマンガなのだ。 …そしてすずめは飛び去っていった…。 (パスした方が良かったかも…。) 案件4・『教師里神楽』 すずいち: しかし教師というのはいい職業らしいね。 すずに: へぇ。それはなんでなんだい? すずいち: まず休みが多い。そして放課後にはヒマになる。ついでに授業をし ていない時間もあれば、授業中だって生徒に問題を解かせて遊ぶこ とができる。 すずに: すごいな。さすが聖職だね。 すずいち: 一度教科書を覚えてしまえば、同じ授業を何回も出来る。次の年の 生徒には同じギャグを言えばいい。それに私立だと給料も高い。 すずに: へぇ。まさに同人誌作り放題の環境だね。 すずいち: そうなのだ。自由な時間と夏・冬の休みと給料。これに勝る環境は ないな。それに見知らぬ異性との出会いが年に何百回もある。 すずに: まさに入れ食いだね。 すずいち: そうなんだ。例えば口紅をつけている生徒を大勢の前で叱ってみる。 すずに: ほう。羞恥プレイだね。 すずいち: そうさ。5年もさまざまな生徒に羞恥プレイを仕掛けたら、いつか は引っかかる生徒もいるはずさ。 すずに: まるで釣り堀だね。 すずいち: ビデオを撮影した上で公衆の面前で平手打ちをくらわせれば、いつ かは落ちる生徒会長も出るはずさ。 すずに: 生徒会長は落ちたのかい? すずいち: さあどうだろう。年下攻め好きの某はここで梧桐×里神楽だと思っ たらしいな。 すずに: 梧桐×里神楽ってなんなんだい? すずいち: わからないな。新しい呪文なのだろう。モニターの向こうから聞こ えてきたからな。 …そしてすずめは飛び去っていった…。 案件6・『四天王半屋工』 すずいち: ここに一人、素晴らしい正義の味方がいる。 生徒会長の名をかたり、かつあげをする人間を成敗しているのだ。 すずに: へぇ。立派な正義の味方だね。 すずいち: そうなのだ。人の話を聞かず、自らの考えを押しつける不良も制裁 し、神聖なる生徒会長に悪書を見せ、堕落させようとした書記を成 敗する。 すずに: ほう。見事な正義の味方だね。ところでその場合、ヒロインは生徒 会長なのかい? すずいち: もちろんだとも。生徒会長のために正義の鉄拳をふるう正義の味方。 しかしその正体が生徒会長にばれてはいけないのだ。 すずに: 愛なんだね。 すずいち: 愛なのだ。正義の味方は報われぬ愛に生きるものなのさ。 すずに: その正義の味方は変身するのかい? すずいち: 当然だ。変身してこそ正義の味方なのだ。 胸に刻んだ紋章を人に見せた時、三分間だけ正義の味方になれる のだ。 すずに: テーマソングはあるのかい? すずいち: もちろんだ。正義の味方が夜道を歩くときは必ず口ずさむのさ。 すずに: そしてそのあとどうなるんだい? 正義の味方はヒロインと結ばれるの かい? すずいち: もちろんさ。最後にヒロインは正義の味方のために極上の笑顔を見せるのだ。 すずに: すばらしいハッピーエンドだね。 すずいち: すばらしいハッピーエンドなのだ。 …そしてすずめは飛び去っていった…。 案件8・『処刑完了』 すずいち: ラブラブだね。 すずに: ラブラブだね。あまりに愛があふれすぎていて白黒画面がピンクに 染まって見えるね。 すずいち: うむ。完全に勝った後で、それを言葉で宣言し、相手を屈服させる。 そんな精神状態のところに「構ってやる」との甘い言葉。しかし「気 が向いたら」との制限付き。こんなんじゃ気持ちはジェットコースター でイチコロらぶだな。 すずに: 群衆の前で嬲りものにされている人間をフルネームで呼ぶ。しかも必ず 姓と名の間で一拍置く。ついでに「やっぱり」や「こんなに」などと絶賛 し、弱っている心を鷲掴み大作戦だ。 すずいち: ……? 攻撃を止め、過去を思い出す時間を与えながら、深いまなざし で見守る。まさに愛だね。 すずに: 群衆の前に力つきた相手を見たとき、思わず心がときめいているね。 すでに頭の中ではものにしているのだろう。まさに愛だね。 すずいち: ……? 相手の方もまんざらではないね。前の案件ではすっかり籠絡 され、夢まで見ているありさまだ。 すずに: 相手の方もまんざらではないね。前の案件ではすっかり籠絡され、おとなしく 縛られているありさまだ。 すずいち: 君は何を言ってるんだい? すずに: 君こそ何を言ってるんだい? すずいち: この話はとてもラブだという話さ。 すずに: この話はとてもラブだろう。 すずいち: そうか。 すずに: もちろんさ。 …そしてすずめは飛び去っていった…。 案件10・『迷い子』 すずに: 犬というのは食べられるのかい? すずいち: 食べられるね。大体どんな生き物でも食べることは可能だろう。 すずに: どんな生き物でもかい? すずいち: そうさ。カラスだって雀だって食べられるのさ。 すずに: 雀もかい? すずいち: そうさ。でも雀を素人が捕獲することは禁じられているのさ。 すずに: 犬はどうなんだい? すずいち: 犬は禁じられていないな。犬の方が下等なのさ。 犬の捕獲法と食べ方については『ドカベン』に詳しく書いてあるそうだ。 登場人物が犬を殺して喰ってるのさ。時代を感じるね。 すずに: 犬は美味しいのかい? すずいち: 美味しいのさ。体が温まるから冬に食べるものなのだ。 すずに: このマンガは万年冬だからこの犬はずーっと狙われているんだね。 すずいち: それを言ったら終わりなのさ。 …そしてすずめは飛び去っていった…。 (やっぱ肉×梧桐でいくべきだった?) 案件12・『処罰』
…そしてすずめは飛び去っていった…。 (わからないかたはどうぞそのまま…) 案件14・『四天王八樹宗長』
…そしてすずめは飛び去っていった…。 案件14・『正体暴露』
…そしてすずめは飛び去っていった…。 案件16・パスいち
…そしてすずめは飛び去っていった…。 次はRDさんで『格闘大会』です。 |