Jumper's high!! 43・44号 |
遅れまくりですいません。
全体 | 単行本を読むのとは違い、『雑誌』を読むときにはトータルでの読後感が印象を決めるものでしょう。どんなに面白い作品があったとしても、それを読んだあとにものすごくつまんないものを読んだら、やな気持ちになるし、すっげーつまんないのを最後に読んだとしても、それを払拭してあまりある面白い物をたくさん読んでれば、どうにか回復はできます。 それに平均よりちょっと面白い物が雑誌の大半を占めていたら、すごく面白くはなくても、有意義に時間が過ごせたことにはなりますから、トータルでは「金払って良かったな」って気持ちになりますし、平均よりちょっとつまんないものが大半を占めていたら、評価としては最悪二なります。なにせ時間の無駄ですから。 私はこれまでジャンプ全体感想をやってきて、それでもたいていはいつでもトータル評価はプラスだったんですよ。やっぱ中堅の「平均よりちょっと面白い」ものがそろってたし、ものすごく面白い物とか丁度ストーリーに緊張感が出てきた物とかがあって、つまんないマンガをの読後感を消してくれたしね。 でも今回は駄目でしたー。何が駄目って中堅が全体的に低調だったのと、上位がいまいちだったのと、最悪なのが何個かあったんですよ! ワンピや封神はそれぞれの話のラストで、話ってラスト直前は面白いけど、ホントのラストってたいして面白くない(少なくとも連載で読んでいる限りは。単行本だと違うけど)なぁと実感するような話でした。 ナルトは面白いよ?すっげー面白いよ? でもナルトじゃん。どーせまた最後につまんなくなるんでしょ? 急につまんなくなるんでしょ? だからいくら面白くても駄目なんだよ、ナルトじゃ。 これまで無理無理な緊迫感で読後感に大貢献していたヒカ碁はストーリーがちょっと小休止だし、ハンターは面白いけど所詮一個じゃどーにもならないし、一番読むのがきつかった44号はさぼりだったしねー。ジャガーは面白いけど、あれっぽっちじゃ読後感を覆すまでには行かない。 中堅どころに目を移してみると、あれだよね、雑誌全体が面白いときは勢いで読めちゃう物が、雑誌全体が(私には)つまんなかったから、読むのが苦行だったんだよね。遊戯、ルーキーズ、黒猫、マンキン、たけしあたりね。普段は勢いで読めるんだけどね。ごく普通だし。 中堅で『雑誌の勢い』関係なしに(私には)読めたのは無頼、笛、こち亀、テニ王。この辺は勢いなしで読んでもつらくはなかった。 もともと読むときのハードルが高い(つまらない、とはまた違う)石海はやっぱ勢いがつかないと読めなかったしさぁ。 で、この辺はでもどうでもいいんだよ。なんで『勢い』がつかなかったかといえば、1.ノルマンが急激につまらなくなった。2.ライパクが最悪だった。3.カイゼルスパイクを読むのがつらすぎる。4.すべての感想を台無しにするほどロケットは作品としてひどい状態だった。 だからだよね。面白いのはあったかもしれない。でも最悪のが何個も何個もあったらうんざりしちゃうよ。そりゃあ私だって、「10週うちきりに対抗して自分のいいたいことをすべて描いちゃうキユの姿勢」には感動したよ。ジャンプ読んでてそのシステムを知っている人間にとっては面白かったし、「そんなに表現したいことがあるんだね」と感心もしたけど。でもあれって読者をバカにしているよね。完全読者無視だよね。確かにジャンプマニアから見れば面白かったさ。でも一般的に見るとあんなもん雑誌にのせちゃいけないよね。作品になってないもん。ストーリーはつまんなくなかったよ。でもあれで商品として出すのは最悪だ。 というわけで43号と44号は自主的に休ましてもらいました。 とてもイヤになっていたので、45号は読みたい物だけ立ち読みしました。そうしたら、全体の印象がとても良くて(読みたい物だけよんだからな)またやる気がでてきました。ので、45号からはきちんとしようと思います。 |