46号
Jumper's high!! 46号


今週の急上昇これと言って…(泣)
今週の急降下別にあえて…



全体疲れたよね、最後のページ。嫌いじゃないけどさ、三つとも。
 だんだん電車の中で読める雑誌じゃなくなってきてるよねー。サラリーマンを無視するのもいいけど、程々にしたほうがいいんじゃ? スピリッツに取られるよ?
ワンピテンポがいいし、新しい話(しかもストーリーの本筋っぽい話)が始まりそうな予感がするし、ゾロの作戦でヒキになるなんて(たぶん)初めてだし…でわくわく感の高い回。おかまのインパクトで強引な展開を覆い隠しているしねー。
 サンジファンの後輩が、サンジの顔がコピーされていないのが伏線なのだ!と主張していましたが、読み直してみるとたしかにそうですねー。これでサンジが意味不明な行方不明ではなければホントのナイス伏線なのにね(笑) サンジ、いつどこにいったのかまるでわからないんだよな。伏線として使うなら最低限それは必要だと思うけど。
ヒカ碁話がたるんでくるといきなり出てくる佐為話。
 でも今回は「のびたとの別離に思いを馳せるドラえもん」という「ドラえもんもの」の定番話で、ここで「ウソ800」(だっけ?あの薬)を飲んで「ずーっと一緒にいたくない!」とか叫んでくれると超感動ポイントになったかもな、という話でしたね(笑)
 ま、伊角さん編であれだけ盛り上がったんだから、多分今後も重要なキャラになると思われる和矢の場合さらに盛り上がるかもねーと思いつつ、佐為の存在を思い出しつつというところでしょうね。
ハンター やっぱ殺さなかったな、冨樫。単にじじいが死なないだけだと、バランスの関係でダンチョーの能力の価値が下がるところだったけど、イルミをからめて価値を下げず、緊張感も壊さずにキャラを深めただけで終わったあたりがさすが。
 でもこのセクションに注目しすぎたせいか、本筋の話への興味があまりわかなくなっているんだけどー。ま、そのうちおもしろさがでてくるのかな。端々はとても面白いんだけど、全体としてつまらない近頃。
たけしきれいな『お話』だよね。あまりに『お話』としてのまとまりがいいから、オリジナリティとか出されても気づけないぐらいだ。異形の者として生まれた王子!そして悲しい母の愛!みたいなのって、おきれいすぎて、私のようなすれっからしの人間にとっては…。
遊戯 かなり前から貼っていて、ユニット全体の色づけ(城之内のデュエリストとしての成長)にもからんだ伏線! 命を賭した二番手キャラ(しかも洗脳済み)との勝負! ここで盛り上がらないでどうする! …って感じなんだけど。客観的に見るとかなり面白いんだよね。ハデでヒキも強くて、伏線もちゃんと効いてて、話にもリズムがついててさ…。でも主観的につまんないんだよね。「ああ、またか…」って思っちゃうんだよねぇ…。
ライパク パーシバルのキャラの導入部の回。あいかわらず、キャラの紹介はうまいよねぇ。嫌みなところがキャラ的な嫌みにならないギリギリのとこでとどまっているし、「ガベと仲良くなりそう感」があっと言う間に不自然にならずに表現されているし。トリスタンは作者の愛が空回りしているのかキャラがいまいち類型的でどうも魅力もいまいち(絵はよく考えられているけどね)なので、今後が楽しみ。これでゴルフっていうスポーツを必殺技の組み合わせだと思ってなければなぁ…。
黒猫なんかよくわからないのですが、なぜこの人はクロノスを脱退できたのでしょうか? どうして相棒がいなくなっただけで所属組織と敵対して「革命」を起こす気になんてなっちゃったのでしょうか? 読み直す気がないので読み落としていたらすいませんって感じだけど、よーわからんです。
 SFに説明ゼリフは致命傷、が持論の私(元SF研。OBである編集部の某さん、見ていたら連絡ください(笑))。やっぱ「俺と同じ『時の刺青』を持つあの戦闘狂共」なんて説明ゼリフは一気にリアリティをぶっこわすよねー。読者のために状況説明してくれるキャラなんてイヤだよー!
 あとリンスにしても黒猫ちゃんにしてもいいこちゃんすぎておねーさんついていけないわvって感じです(笑) きちんと他人への配慮があって、子供のお遊戯見てるみたい♪ 
ナルト「これは起爆札と言って…」っていうのもいかにも説明ゼリフなんだけど、あまりにもあっけらかんと説明ゼリフで逆にキャラの個性っぽくなって、うまく逃げたな、って感じ。…と思ったらその後も説明ゼリフのオンパレード。よく考えたら作者の個性なのか。そうだよな、いつもセリフが直接的だったような気がするよ。考えてみれば。
 あまりにすべてのセリフが直接的すぎるから、説明ゼリフもそのなかに紛れて消えていってしまうんだな。それも一つの方法なのかも。
 さて。サクラちゃんのピンチ!はサクラちゃんの罠がおばかだったぶん、とても身に迫るピンチで「おおこの盛り上げ方はナイスね!」と思ったんだけどな。あっと言う間に助っ人が現れてなんだか肩すかしでございました。
テニ王関東に行けるのは5校!なのだそうで、氷帝、不動峰、ルドルフあたりはきまりなのかな。これから関東やって、全国やって…いつ終わるの?トーナメント。こう考えるとスラダンがあの長さで作中時間が三ヶ月だった、っていうのも当たり前だよねぇ。このマンガもそうなるっぽい。だいたいまだルドルフのメインが出てきてないしなぁ。
 さて。どこを見てるのか、あの飛び方でうまく着地できるのかなどつっこみどころ満載の「残念無念まった来週〜!!」ですが、それよりなんだかキャラが手に着いていない無理矢理感が漂ってきます…。「菊らしいセリフ…ここで菊らしい決めゼリフ…見開きで『かわいい』セリフを決めて菊のキャラを定めなくては…」という怨念が伝わってきそうです(笑)
 「布石」はとても面白かったです♪ 王子のキャラも嫌みでばっちり決まってたし。
つまんなくはなかった(というかこういうのに笑ってしまう自分が自分で嫌いだ)。でももしジャンプをめくって、これと純情パインとバカバカしいの!とたけしと遊戯が続いていたら、その時点で私はジャンプを買わなくなるだろう、とは思った。
封神 ちょっとさびしい路線の最終回直前…と見せかけて、デカめのヒキ。緩急がうまくて素直に「えー?」という気持ちになりました。
 いよいよラストか。分かり切ってるんだから、「次号、待望のセンターカラー」とかって書くのやめようよ、いいかげん。「次週クライマックス!」って方が売り上げも伸びるよ? あと表紙には「いよいよ最終回!」とか入れて欲しいな。
ノルマン今週の話の導入であるブサイク生徒会長の話は面白かったような、冷静に考えてみるとよくわからないような…。
 しかしなんだか贅沢な倶楽部だよなぁマンガクラブ。なんでこうすべてにスノッブ志向なのかなぁ…。「勉強できる」とか「お金持ち」とか「贅沢なクラブ」とか。全部が全部そう。作品のトーンってより、作者がそれ以外の発想ができないかんじに見えるけど…。
石海画面が派手でがんばってねーって感じだったのでそれだけでいいです。細かい事を考えると疲れます。いや、悪い評価なわけじゃないんだよ。別に。単につっこむのがめんどくさいだけで
こち亀 コンサートのチケットのあたり、あきらかにおかしいよね?もともと本だと行こうと思って頼んでいたコンサートなんじゃないの? 本田無視でチケット頼んでたの?よーわからん。こち亀の良さが出ていない回だったのでなんだか疑問が残るけどあえてさらっと読み飛ばします。
無頼器物損壊罪ですな。まぁ、なんというか、がんばって勝手に成功してください、って感じでしょうか。どうやっても感情移入できないもん。
ようやく出てきた種明かし。面白くまとまってますよね。子供がマネしたくなる必殺技になってるし(無理だろうけど)。あいかわらずなぜ翼がここまで親切なのかがよくわからないけどねー。
ルーキーズ江夏って感情移入したらいけないのかな…。ずーっと感情移入し続けてるんだけどそれが報われる日ってくるのかな…。報われそうな気配がしてたんだけどなー始めのうちは。今でも(今週も)報われそうな気配があったんだけどなー。どうも時々完璧な悪役にみえるんだよなー。
 でも今週のヒキは「江夏に感情移入しているみなさん、どうもお待たせしました! 波乱はもう一つあるけど、江夏も救われるナイスな結末が待ってますよ!」っていうヒキ(←どんなんだ)でいいんだよね?
スパイク なんだかよくわからないまま終わってしまいました。はじめのうちはおもしろくなるかなって思ったんだけどねー。スポーツものだし。
 何が悪かったんだろう。絵か。まずは確実にそれだな。動きがないんだよ。絵に。あとキャラが類型的すぎた。まるでギャルゲーのように。盛り上げ方もありきたりだった。
 精進、がんばってね。一応応援してるよ。でもWJじゃなくてもう少し上の年齢をターゲットにして、アダルト風味を入れた方がいいような気がする。
ジャガーおもしろいよー。ただそれだけだよー。
 ええとこれだけじゃだめだな。
 ではなぜ面白いのでしょうか。とりあえず自分の世界をきちんと持っていて、それを表現しようとしているから、だろうと思います。あと、テンポと絵柄と常識の逆利用。