39号
Jumper's high!! 39号


今週の急上昇ヒカ碁。…だろ?今週は。
今週の急降下こち亀。部長は聖域だろう…?



全体今週も無事、頭から通しで読めました。ブラボー。
 さて。ニコガクと青春学園とノルマンディー高校と桜上水があり、全国の成り上がりの目標場所でもある東京。日本棋院もあるし、亀有公園だってあるぞ。なんか東京ばっかでつまんないよー。ということに今週の「たけし」で気づきました。

 話は変わって。「そこそこ売れてる少年漫画、12巻でだいたい六億の印税」なのだそうです。
 「そこそこ」売れている、で一番に思いついたのは「クイーンオブそこそこ」のかずはじめだったのですけど、ま、実際にそこそこといえばかずとか武井なのでしょうが、この場合はきっともう一ランク上の売り上げである秋本や桂あたりをさすのでしょう。しかし秋本?と私は思ったのでした。12巻で6億?おい、秋本って…。それだけじゃなく、文庫とかカメダスとか…キャラ使用料とか…。その膨大な収入はどう分散させているのでしょうね。もし会社作って分散させたりしなかったら、ものすごいことになっているのだろうなーと思ったのでした。
たけしひさしぶりにギャグたけしを見ると(数ページだけど)なんだかほっとするよ。
 ところでマミーとボンチューというのは作者の狙いなのか。それともナチュラルなのか。狙いだとしたら、この絵でやるのはかなり厳しい物があるのでは?とか、こんなこと書いても男性諸氏にはなにを言っているのかわからないのだろうか?それともいい加減男性陣もわかるようになっているのだろうかとかいろいろ思うことはありますね(笑)
ワンピおー! 趣向を凝らした面白バトルですね! トナカイの能力はあまりにキャッチーな能力で今後使いづらそうな予感しますが(チームバトルだと使いづらそうな能力だよな。「診断」は良いとしても)、今回に限って言えばとてもナイスな面白バトルでした。ルフィとかも薬を使いだして「薬バブル化」がおこるのかもしれないけど、ま、「スーパーサイヤ人」バブルみたいなもので、それはそれで面白いのかもなと思わないでもない。
テニ王あらー。ダメかと思ったダブルス、結構面白いですね(苦笑) 「おなじみキャラ」である桃とマムシをストーリー進行に持って来つつ、いまいちキャラとして弱い「ゴールデンコンビ」を同時進行させるのはセンスのある展開だよな。説明なしにいきなり負けているとこから始める感じもナイス展開。
ハンターふう。「キルアの狂気」ネタを「ようやくキルアらしく…」で納められちゃうのはなんだかなー。
 しかし、ストーリーの流れの中で自然に念の発展型を持ってくるところはさすが。あと、「独自の能力」を探すというのはジャンプらしくてステキ(笑)だが、逆に陳腐にならないかな、でも冨樫だから大丈夫かな、というところ。
ヒカ碁今までのヒカ碁の登場人物の中で、一番人間っぽい伊角さん。しかしその人間っぽさもストーリー展開の都合なところが悲しいけど(笑)
 しかし、この何週もかけて作り上げた超強い緊迫感。うまいよなぁ。越智の自分勝手さがうまくストーリーの解説役をごまかしてるし。(解説役は「解説役」だとばれたらつまらないよね。その点、越智はうまい)
 しかも、反則ですよ反則! ジャンプで味方キャラ(と思われていた人間)が反則! ごまかす可能性まである! やっぱすごいっすなほったゆみ。主人公には主人公らしさのかけらもないけどな(笑) たんなる障害物のようだ、この主人公。
ナルトあんだけ引っ張ったのに、なんの波乱もなく次のステージへ。
 「パクリ」とか神経質に言うのは好きじゃないけどさー。「ハンター試験の人気の原因を分析して、その要素をストーリー展開に生かしている」のは事実だろ?個性的な試験官とか、ルールバトル(見せかけだけだけど)とか。主人公が怒鳴ってまわりの人々が感化されるのも同じだしね。
 ところどころ面白くなりそうな要素はあったんだよね。カンニングされ用の忍者を配置しておくとか、個人的忍術とかもよく考えていたしな。でもつまんないストーリーの中に飲み込まれていったね、その面白ポイントは。ちなみにー、普通に考えると、他にも白紙の人間はいると思いますー。ぼーっとしていて優柔不断に第十問に突入した人間でも「合格」なので。でも、そういうことはだれも考えていないのですー。一番忍者に向いてないと思うがな。
 せっかくの個性的な考えが「ジャンプっぽい展開」の中で消されていってしまった感じのカンニング編でした。
遊戯「カード販促キャンペーン」は順調な感じ。っていつでも「カード販促キャンペーン」なんだけど(笑) 「海のカード!」よりは今回の方が販促効果抜群だよね。
ライパクま、黒峰の恨みというネタを出せば、アルバトロスでも納得できるし、ライン読みが人間を越えてよーと大丈夫だよね。やっぱ中途半端なゴルフよりはキャラ主導ストーリーの方が面白いよ、この作家。
無頼ほー、なるほどね。まだストーリーの出だしなので何とも言えないけど、パターンに馴れてきちゃえば楽しめないこともないかな。MI2探偵社とかみてると、別に「後に残る作品を作る!」というのではなくその場その場で忘れていけばいい話なんだろうし。
ロケットちゃんとスポーツ物の盛り上がりポイントをついてきましたね。ちらちら見えるライバル、っていうのはスポーツ物ではナイスヒキになるからな。
 でも「強い人間を見ると楽しくなっちゃってわくわくする主人公」はいい加減食傷気味。
マンキンはいはい。ま、死ぬ以外になかっただろうけどね、この敵は。死ぬ以外にないストーリーに追い込んでそして死ぬという当たり前すぎる展開がどうもなー。どんどんまた「ジャンプ化現象」に落ち込んでいっているよね。
 元敵の新しい仲間! 昔からの仲間の成長! ちょっと主人公が同情した敵は新しい敵によって惨殺! そしてそれ以前の元敵仲間は解説役に!(笑)
 ちなみにメガテン系キャラが面白ポイントだということはわかっていますが、それよりストーリーに個性を出して欲しい。
笛!「独特」のキックってどんなキック? 小学生はこれを見て「やってみたい」と思うと思うんだが、結局どんなキックなんだかわからないぞ、ラボーナ。ドライブキックとかオーバーヘッドとかバナナシュートとかは見ただけでわかったもんなー。まねできないだろうけど(笑)
 水野の合格があっと言う間にきまってしまい、相変わらず出番がなくなってしまいそうでかわいそうではありますね。この展開だと使いづらいんだろうな、水野。
黒猫「大分家族六人惨殺事件」でそれなりに有名だ、ということを証明したこのマンガ。それは有利には働かないだろうな、たぶん。
 ひらがなの多用で「ふしぎちゃん」効果を狙ってみるとか人間兵器が初めて優しくしてもらって感動するとか…あなたのオリジナリティはどこにあるのー? 黒猫が館内を逃げ回っているとこだってご都合主義でなんの緊迫感もないし。
 この連載が終わったら、ほったゆみ先生に原作を書いてもらうことを奨めるよ。これだけ絵がきれいなら成功間違いなし。
ノルマンディー前にも書いたけど、なぜこの作者が「勉強ができること」にこだわっているのかがよくわからない(感情移入的にはマイナスポイントだと思う)。でもわけわからない必殺技の繰り返しでテンポを出しているところは「らしさ」が出てきていいのでは?と思います。 そりゃー「実家が道場ってとこまで同じなのか…」とは思ったけどね(笑) テンポ的に仕方ないんだろうな「実家=道場」じゃないと。と思っておきます。
封神おー! またラストっぽい盛り上がりが!! やっぱぽっと出のラスボスよりシリーズ全体通しての敵の行方の方が気になるつー読者の気持ちが良くわかってるな!読者サービス作家だからな!
カイゼルスパイク何をやりたいんだかまだよく見えないが、とりあえず部活の基礎はそろった、というわけで、ここからなにか展開があるかもしれないし、我慢我慢。 
 しかしこのマネージャー、ギャルげーのキャラそのものだよなー。ちょっとどじな高校の先生、つーのもギャルげーのキャラみたいだけど(笑) マンガでやるなよ、と思わないでもないなー。
 ところでこのマンガはなんと略せばいいのだろう? カイゼル? カイスパ? それとも略を決めるまもなく終わっちゃう?
こち亀面白いことは面白いんだけどねー、いつものこち亀のコードを踏んでるわけだし。でも部長をあそこまで壊すのはどうもなー。一応、一回壊れてもきちんと自分を持っているっていうキャラだったじゃん? 「ハワイは素晴らしい」ということを強調するために部長をあそこまで壊す必要があったのかなぁ。
ルーキーズ どうなんでしょう。なんかストーリー主導のせいで野球っぽくないような気がするのですが近頃。
 「ここでスリーバンド失敗って野球っぽいだろ」というストーリーづくりをされているような気がして「ライブ感」を感じないのですが。チームワークでゴーのあたりから試合の流れが作者によってコントロールされているのをひしひしと感じるのですが、もしかするとこういう状態を「飽きた」というのかもしれないなーと自己分析してみたり。
石海おお!まだルールが見えないけど、ルールバトルですね。「当面の目標は金」という話をうまく織り込みつつ先の見えないルールバトル。なかなか興味のもてる感じ。
ジャガーワンアイデアなので、基本的に前回の繰り返し。この繰り返しの中で笑わせるつもりなんだろうけど、長く続くときついよ、絶対。でもまだ飽きていないので、面白かった。