36/37号
Jumper's high!! 36/37号


今週の急上昇遊戯。カードゲームを売るぜ!マンガとしては一級品。
今週の急降下これを言ってはいけないかもしれないが…砂園。



全体悲しいことに今週はぱらぱらっとめくったときに「あ、読みたいな」と思う物が少なかったですね。夏休み進行のしわ寄せなのか、読んでいる自分が夏ばてなのか。更新遅れまくってすいませんでしたー。
ワンピこのシリーズ、きっちり終わることはわかってるんだから、ラストをそんな長引かせなくてもね、と思う。「海賊旗の意味」とやらがストーリー全体を通す世界観を作ってくれるならラストが長い意味もあるし期待できるけど、その確率は半々ぐらいかねぇ。
 今週はなんとなくごちゃつき気味で「ここらでウソップの出番作らないとな」とか「ビビを成長させよう」とかそういう意図が見え隠れしているような気がしていまいち。
テニ王知らないうちに連載一年ぐらい経ってるんだね。どうもまだ若手連載の気がしてたよ。
 初の作戦系の敵。まだまだ深めることのできるキャラの関係。つーわけで、ゆっくり話が進んでいるせいで、まだまだ話に若手連載っぽい新鮮味があっていいですな。
ハンター表紙は「ヒソカは美形」というさりげない主張なんだろうな(笑)
 「vs旅団」というユニットの中でもユニット内におさまらない話(キルアの過去)をもってくるあたりが他の作家(話をユニット化すると全体のストーリーに影響するような話をやらなくなる傾向がある)に比べてナイスなところなんだよねぇ。来週へとつなぐ構図(立ち上がりかけ)もナイスなヒキだし。
遊戯すごい!まるでテレビショッピングみたい!
 今回のバトルは、「お!この仮面カード欲しいな」とか「タッグバトルやってみたいな」と思えるテレビショッピング的な造りになっていて、商業的にはバリバリ大成功!という感じですね。かなりカードバトルの醍醐味が出てたもんなー。しかしタッグバトル用のデッキなしで勝つのは本来は不可能だろう(笑)
ナルトおお!すばらしい! 今後のトーナメント(だろう?)の行方を考えると、ここでカンニングという手段で「俺の忍術見せまショー」をやってくれるととても興味が出るからいいよね。あまりに「見せまショー」だったせいで誰がどの忍術使うのかがいまいち…な感じだけど、それなりに一人一人別々の忍術(じゃないけどな!)にしてあるし。
 ナルトがカンニングを断る気持ち、というのはぱっと見のストーリー的には理解できるんだけど、心の底から納得はできないんだよなー、相変わらず。「サスケやサクラに迷惑が」の話を出さないでくれたら気持ちの流れとして自然だったと思うけど。だってそれまで考えてもなかったのにさー、いきなり出てきて付け足しみたい。実際、「ルール的には迷惑がかからない」ことに気づいてないのもいいかげん不自然だし。
たけしガーちゃんの思い出話が始まったとたん「ガーちゃんやばい」と思った私はマンガずれしすぎかも(笑) それも含めてお話はあいかわらずきちんとしていますね。
ライパク途中のホールをはしょってコンパクトにまとめていて良かったです。本来この試合から「個人戦への興味」がぐいぐい沸いてくる、つーのが作者側のねらいなんだろうなぁ…。
ヒカ碁 アキラをからめつつ越智のキャラの深みを増しつつそれがプロ試験最終戦へのヒキになるわけですよ。アキラが出ると「プロ試験」つーユニットを越えた全体のストーリーに影響出るからナイスだし。まぁもともと「ユニット化」が薄くて全体のストーリー重視のマンガだけどね。
 でもなー、主人公の一敗が体調不良なのは「主人公完璧化」(これがはじまるとストーリーがつまらなくなる)の兆候が見えていやだよね。佐為にもいつか勝ちそうだし。ま、そこまで完璧化が進んだら佐為がアキラにとりつきでもしない限り話にならなくなっちゃうけどね(笑)
 でも総当たり戦の中盤に「仲良しとの対戦」(しかも相手は年齢的に負けられないとのフリつき)を持ってくるのはナイスですよね。
カイゼルスパイクまっとうにストーリーが進んでるなー、懐かしいなー、いつ目新しさがでるなかなー、それともでないのかなー、という段階。「部員が足りないから、かつての部員に頭をさげて」とかってスポーツ物で何回見たかしら?べつにそのこと自体はかまわないよ?でもさーそれを隠れて見てたりとか、細かいところまでなんら個性が感じられないのはちょっと困りものかも。主人公が授業に集中しているっつーのも「いいこちゃん」の兆しが見えてやだなー。
ロケットで、なぜに唇なの? その前に一言「耳にあけるより唇にあけた方が忍耐力がある」とかそういうフリをだね、してくれればいいんだけど、じゃないと小学生が「たまたま」空けた場所がまさにファッションとしてつける場所と同じ、つーのが「後付けの理由」っぽくなりすぎるんじゃ?
マンキン書いておかなきゃ先に進めない過去話。人気キャラの人気ネタ(ベストプレイス)がらみの話だし、ま、いいんじゃないのって感じ。
バスタ天使だの悪魔だの神だのって、ぎょうぎょうしくやられてすごいって思えるのって高校生までだよな。きちんと世界観を作っているし、絵も構図も独自路線で迫力あるし(特にラスト8ページは迫力がありかつ丁寧ですごい)もともとファンなんだけど、「天使」だの「悪魔」だのって日本で生活する人間にとってはしょせん借り物じゃん。なんかぎょうぎょうしくやられると気恥ずかしくなってくるんだよねー。
砂園終了ー。
 面白かったけどね、正直、無難すぎる話ではあったよね。
 ごめん、なんも伝わってくる物がなかったさ。細かい部分とかマンガとしての処理とか面白いところはかなりあったけど、「…だから?」っていう話だったのは確か。結末のカタルシスがなかったなー。「どうしてもこの話を書きたい!」っていう突き抜ける情熱をどこにも感じなかったし。ま、たぶんその辺は「狙い」なんだと思うけどね…
笛!この鬼ごっこの理由はまたあとで、なのでかなり気になりますね。なぜ翼がここまで親切なのかもかなり気になるが(笑)
黒猫はいはい。この人間兵器は主人公によって人間性に目覚めちゃったりするのね。そこで死んじゃうか死なないか、ってだけだよね。ストーリーの幅は。主人公もなんか似たような過去があったりするんだよね。こんなに話がありきたりなのは作者が若いから?マンガ読んでないとか?編集者に言われたまま書いてるとか?
無頼やっぱ住むならシモキタじゃん!かっこいいし! …それでいいのか?マンガとして。
 しかもそのシモキタの良さを説明することもなく(現実のシモキタの威力を借りてるからな)いきなり「シモキタに住もうぜミッション」が始まっちゃうし。ごめんよ。シモキタに興味ないからシモキタに住もうぜミッションもどうでもいいや。ま、現実っぽいバカさではあるよな。ミュージシャンめざすならシモキタだぜ!つーのは。
封神いよいよ最終決戦!のはずなのにラストに向かう緊迫感がなくなっていっているように感じるのはなぜなんだろう…?
こち亀お話自体はつまらなかったけど、久しぶりのこち亀的手法(上下に分かれているヤツ)を使ったり(しかしこれ使うときってつまんないよね)特殊デカの顔見せをしたりしなきゃいけないから、たまには仕方ないよね。
 たまには外に出さないとほこりをかぶっちゃうからね、特殊デカ。ま、つまんないけど長期連載だからこういう回があってもしかたないかな、ほこり落としにね、という回。
石海仲間ができた、敵の姿がはっきりした。目的も達成できた。フーファイターズの動きは面白いし、おしゃべりもいちいちきちんと考えられているし。面白いんだろうな、ホントは。
ルーキーズストーリーに緩急つけてきましたねー。これであの発想がいいこちゃんな女子マネがいなければなー。あれが「チームプレイって素敵」みたいなことを言い出すからつまらなくなったんだよなー。でも点差が開いたのでそこそこ面白くなりましたね。ここから逆転とかってリアルじゃなくてつまんないけどな。でもしそうだな、逆転。
ノルマンディー手作りトーンの台紙はどこで売ってるの?とか基本的なつっこみをしつつ。台紙を買うぐらいならトーンを買った方が安かろう(笑)
 それは置いといて、なぜ「個性的な学校」の校長は外人なのでしょうか(マンガのパターンとして)。有閑倶楽部以来なんこも見たような…。ま、この学校は都立なのでそこにつっこみポイントを置いているのでしょうが、都立だって知っている人間も少ないだろう…。