32号
Jumper's high!! 32号


今週の急上昇たけし。素直にストーリーが面白い。
今週の急降下ルーキーズ。感動のシーンとついさめちゃうシーンは紙一重。


全体今回の勝手に改蔵の知っているけど考えちゃいけない話。やっぱりヒットは「俺も大好きあのマンガの編集者の考えている割合」(うろ覚え)。二番手キャラとヒロインを編集者と一緒に考えたと告白している忍者マンガはあまりに明白なのでおいといて(しかもこれから『試験』だよ。わかりやすいよな)あのマンガのあのシリーズとか、急にキャラの話がはさまったときとか(これは別にストーリーの示唆まではしてないかもしれないけど)結構それっぽいよねー。逆に「絶対編集者の話を聞きそうにない」作家も何人かいそうだ(笑)
黒猫絵はきれい。話もきっちり。キャラもしっかり。ついでに一話完結だけど、一応根底に流れるヒキもある。コマ割も適度に派手できっちりしてる。
 だけど私は知っている。きっと誰でも知っている。この手のタイプの近未来ものはジャンプで生き残れないことを…。
ワンピありがちな話ではありますが、感情移入のしやすいきっちりした話だし、長編マンガの新規キャラの導入としてはまぁいいんじゃないの、見た目かわいいしさー、というところ。新規キャラ導入時の思いで話があんまり波瀾万丈で面白くてもバランス悪くなるしね。
たけしリーダーバッチ保持者に悪人はいないの巻。
 しかし本当にどシリアスですねー。一瞬たけしだということを忘れかけて、「忘れた方が面白く読めるかも…」という誘惑にも駆られる感じ。でも、時々急にたけしにもどるからなぁ。でもこういう正当派系も結構うまいよね、しまぶー(あとは絵さえ…なら。でもこれは正当派じゃなくて、ジャンプパロなのか?)
遊戯遊戯のカードゲームをやっている小学生たちは、カードゲームとマンガとのあまりの違いについてどう考えてるんでしょうねー。別にすでにカードゲームの枠は越えまくりだからいいけど、今週は特に(笑) 隠してる場所を見つける、つーのはカードゲームに翻案するとどういう状況に当たるのだろうか…と考えてしまってマンガの内容どころではなかったです(笑)
封神 せっかくのラスト直前盛り上がりなのに、キャラキャラした話が入ると結構、ガクッとくるものが。でもやっぱキャラの処理のテンポの良さはさすがだし、ヒキも強いし、ま、いいか。
テニ王やっぱちょっとキャラ話が多すぎる気がするなぁ。主人公が性格悪いのがナイスだし(特にオチ)こののんべんらだりんさは結構好みなんだけど、早くまともな試合が見たいなぁ。 
砂園すげーまともな話。面白いよ。でもそれだけだよね。この話、終わって3年もたったら何の印象も残ってないだろうな、と特に今回強く感じた。 
ライパク禁句禁句と思っても! やっぱライパク読んでると、いかにダンドーがゴルフとして面白いかがよくわかるというか(つーかライパク読むまでダンドーのおもしろさに気づかなかったんだけど(笑))同じ「定期的に吹く風」ネタでもやっぱ緊迫感が全然違うもんなー。とにかくゴルフつまんないよー。まだ青木功のゴルフ番組見てる方が面白いよー。ま、一応ストーリーは動き出したからまだいいけどさ。
ヒカ碁 ついに来ました佐為存在の危機!! ずーっとほっぽっといて、「佐為どうするんだろうなー」と思わせておいて、ほんのちょっとだけ匂わすなんて、やっぱテクが高度だわ! 悪手が好手に!というのは二度目なのでかなりインパクトがないんだけど、きっとこれがヒカルの必殺技なんでしょうね。ツイストサーブ(しかも両きき)みたいなもんだと思っておくのが一番か(笑)
無頼やめてー! ロック=アメリカだなんて〜。英語しゃべれたらすごいだなんて〜。クレイジーがロックだなんて〜。あまりに薄すぎるー! いや、確かにそれはそうなんだろうけど、そんな一般常識をマンガにされたって困っちゃうよー。しかも日本人的卑屈さ(アメリカ・ロックってかっこいいぞ!系)が全面に出ていて、日本文化ラブの私には結構やなかんじ。
こち亀ちょっと時代遅れ気味のねたで一本。ま、ヒッキークッキー騒動(こう書くとなんかヤな感じ(笑))で思いついたんだろうけど。その中途半端に時代遅れなところをのぞけば、ま、いつも通りだな、という感じでしょう。
笛!なぜ、練習は面白いのに一番肝心の試合になるとがくっとパワーが落ちるのだ。でも、前よりコマも大割りな気がするし、スピード感もある気がする。でもやっぱ水野から天城へのパスの身開きは、たぶんその効果をねらっているとは思うけどピタッと止まりすぎ。妙に説明的なんだよ、あのコマ。あれが無い方がスピードが出た気がする。ま、渋沢は昔の若林とかと違って、練習試合で天城レベルにゴールされても傷が付かないキャラなのがちゃんとしてていいよな、と思った。
マンキン「あいつは××レベル」みたいなのって、ホントジャンプっぽいよねー。ジャンプっぽさが出てるし、人気キャラにスポットがあたってるし、きっちりしているな、という印象。
ルーキーズいわゆる『タイトルの由来があかされる』回なので、盛り上がって当然なはずの回。しかしそれにしては…。
 あまりに順調すぎてそれほどニコガクナインに感情移入できないせいなのかなぁ。『盛り上げるぜ!』という作者の意図が透けて見えるせいなのか。
ほったゆみの天下一マンガ賞解説すごいおもしろかった。時々勝手に話を作り替えてつっぱしっているところがなんとも(笑) でも、やっぱさすがほったゆみだな、という解説でした。読んでない方はぜひ一度。
つりバカいわゆるジャンプなギャグ。いつものやつでしょ、ふんって感じだったのに。ごめん、笑った…。出だしのごちゃごちゃさと「まむが」とか「はぢめて」とかの寒さで思いっきりマイナスな始まりだったのに…。やっぱ一つのネタでがんがん押していく勢いに弱いっす。とりあえずもう一度ハンター代原かなんかでこの作者が出てきてくれると本当の評価ができるかな、というところ。
石海先週号のマンガの中で一番最後によんだのがこれ。先週はお休みさせてもらったので、結局今、必要に駆られて読んだ。興味のない状態で読むジョジョってつらい…。
ノルマンディーつまんなくはないんだよ? これがキャラがよくわかって雰囲気もつかんでいる単行本6巻目ぐらいの話だったら面白かっただろうさ。でもまだよくわかってないしー。ブービートラップ部がありました(おわり)っておいうオチじゃ納得できないしー。
三獣士 「次は別のキャラで」というのは編集部に書かされた言葉なのか、それが一番気になる(笑)
 はじめのうちはおもしろそうだったんだよな。だんだん主人公がいいこちゃんだって気づいて、話がいつもなんの破綻もしなくて、どーでもいい感じになってきたんだよ。
 本当にいいこちゃんな話しか作れないっぽいよな。絵があれのわりに。うーん。イラストだけ書いている方がいいような気がする。だって、絵かくのすきっぽいし。絵だけなら雰囲気あるし。