16号
Jumper's high!! 16号


今週の急上昇ワンピ。このマンガ、ストーリーの始まりと終わりは面白いよね。
今週の急降下ハンター。伏線の処理にちょっとがっかり。


全体小学生の頃って、ジャンプが10円上がるだけですごく嫌だったけどなぁ。小学生のことしか考えていない割に、すぐ10円上げるよね。 
 ところで、今週は少し間が空くので公約(週二回の更新)を果たそうと思います。木曜までに二カ所。ここに書いておけばやる気になるでしょう。
ワンピ この人も『親友』と同じで、キャラが真剣にならずに余裕があるときの方がおもしろいんだよね。あと、結構ストーリーの始まり方がうまくて、結末がまともなので、こんなにつまらなかった巨人編でも、通しで考えると後に引くほど不満は残らないかな、という感じ。
 表紙の「汲めども尽きぬ冒険魂」というあおりなんですが、すでに尽きている気がしますよね、冒険魂。基本的にはそれがないから「海賊もの」としてのおもしろさがなくなっているんだよねぇ。だって、冒険する前に敵も仲間も(王女は仲間で決まりなのだろう。多分)向こうから現れるんだもん。シューティングゲームのように。
遊戯二番手キャラによる、二番手らしいストーリー。
 しかし、いくら話の都合とはいえ、カードの説明ぐらい読んで欲しいものだよね。まぁ都合が全てに優先するマンガだから、仕方がないんだけど。あとパラサイトカードは「忍び込ませる」以外の使い道はあるのかな。実際、相手の手札に(合法手段で)潜り込ます方法があるんだったら、かなり使い勝手のいいカードなんだけどね。できれば、カードゲームなんだから、そういう頭脳戦を見たいものだけど。でもコンボとか作っても単なるご都合主義に見えちゃうか。
ナルト派手な戦闘というのにはそれだけで価値があると思うよ。でも、なんで足にチャクラを集中するとああいう結果になるの? いや、わからないというわけじゃないよ。でもさ、もっとどうにかしようよ。戦術として楽しめないんだよ。岸本がちゃんと戦術を考えているのは分かるんだけど、見せ方が下手。

 「白わかるか」だって、「サスケを殺せ」っていう意味なんでしょ? その前にカカシが変なこと言い出さなければ(←これはちゃんと伏線になっているけど、戦闘のリズムがここで切れちゃったし、緊張感も切れちゃったし、もうちょっとどうにかして欲しかった)「お前はサスケを殺したくないみたいだけど、殺すしかないよ。わかるか」っていう意味だってことはもうちょっとわかりやすくなるのにね。じゃないと、「魔鏡氷晶」が殺傷力の高い術だってことが分からなくなるから、つまんないじゃん。来週、説明が付くみたいだけど、後付けより始めに匂わされてた方が面白いよ、絶対。

 やろうとしていることはかなりいいな、と思った。しかし表現が下手。残念。 
ハンター広がった話をどう一本化するか、ものすごく期待していただけに、ちょっと肩すかし。ついでにレオリオの唐突な強さが「レオリオは実は強かった」ためなのか「もともと条件競売の誘いに過ぎず、そこまで強い相手ではないことをレオリオは初めから知っていた」ためなのかが分からず、消化不良気味。冨樫らしくないよなぁ。
 相変わらずクラピカとウボの会話なんかうまいんだけどね、やっぱ冨樫に望むものは大きいから、不満の残る回でした。
たけしストーカーの正体のオチと小ネタが良く、単純に笑ってしまったので、あまり書くことがありません。
ヒカ碁 桑原が大物であることがナチュラルに分かる展開の後だと、緒方の強さもストーリー的な重要度アップも全然浮き上がりませんね。「佐為の指導法でわかるヒカルの上達」もすごく自然だし。
 最後の田原と小島太を足して二で割ったような(と書いてわかるかな?)人が来週いきなりヒカルと対局するのは唐突な感じだけど、それを除けば、ナイスとしか書きようがないです。
テニ王たった一回なのに分析できる必殺技! 練習メニューで作れる必殺技!(ってどんなもん? 「ブーメランの練習が出来る」んじゃないんだよね? 右手を120度回転させながら素振りを600回&ヒンズースクワット1000回とかなんだよね?) 相変わらずぶっ飛ばしていて、すごいですね。
 それと今時レアなスポーツシューズとかあるの?(一部ではまだあるのか? 少なくとも中学生が知ることが出来るようなブームではないよね? 今更レアシューズなんて)
三獣士ラスボスとの一回目の邂逅近しということで、話は一本道で盛り上がってるので、そこは評価できるよね。
 ただ「息子に舎利湯をあげるために手下になって」というのはいいんだけど、そんな動機の妖怪を見破れずに「卑怯だから」と気に入っていたんだとしたら、シャラマーってラスボスとして弱いよね。ま、シャラマーが見破っていた可能性もまだ残っているけど。
釣りピン今後こういう形式の話が増えるのかな。「釣りで人助けをする」みたいな感じの。
 ストーリー展開は悪くないんだけど、下ネタギャグ二つでかなりひいた。下ネタ無しで上質な子供向けマンガ、ってジャンプではできないの? 子供=下ネタ? 誰だよ、こんなこと考えてるの。鳥嶋か。アラレちゃんだもんな(←あの下品さは嫌いだった。話が好きだっただけに嫌だったなぁ。……リアルタイムで読んだことはないんだけど)
マンキンシリアスな展開の割に悪くない。ただ、リリララが入れた合いの手(「カリムを……?」)は思わず笑っちゃったけど、ストーリー展開としてはマイナスの方が大きいような気がする。
こち亀こんなに長期連載なのに、「ひょっとして本当に結婚するんでは」と思わせる勢いがあったのはすごいと思った。ただ、結局纏が「両さん片思い女の子衆」に加わっただけ、だったらウケ(「本当に結婚するんでは」というヒキに対する)として弱すぎる。ちゃんと親戚として、他の女連中と区別されるなら、まぁ、この展開でもいいような気がするけど。でも秋本ってすぐキャラに飽きるもんなぁ。
ルーキーズもったいぶった決め球がカーブ、というのはリアルでいいよね。145は超高校級すぎるけど。
タクミンエンジンうーん。この躍動感の無さはわざとなのか、本人気づいていないのか悩むところですが。

 面白いので、なぜ「躍動感を感じないのか」を書いておきましょう。
1.線に強弱がない
2.コマ割が単調。しかもキャラとコマの線の太さが同じ。
 ここまでが見た目で躍動感がない原因ですね。
3.会話のテンポが速すぎる。
4.ギャグとそうじゃないところの強弱がない。
5.ト書きで主人公の心情が語られており、その上それがありがち。
 これらが相まって、このマンガのリアリティのなさを作っていますね。
 とにかく全てに強弱がない。 それはそれで一種独特の雰囲気を作っていますが、万人に受け入れられるものではないでしょう。
 ストーリー的にはタイトルとなっている「タクミンエンジン」が後半部で目立たなくなっているのがかなり気になった。
 この作者、マンガ好きなのかなぁ。ちゃんとマンガを読んでいるように見えないんだけど。
封神次週に期待。
笛!父親のプレイに魅せられる主人公、というのは悪くない展開なんだけどね。父親と同じプレイを子供が「血」でやっちゃったりするのは、スポーツ物のバランスとしてどうかと思う。結局、水野も小島ちゃんも親戚サッカー関係なんじゃん? サッカーって「血」がないとできないのかよ、とつっこみを入れたくなる。競馬じゃないんだからさ(笑)
ジョジョ6なんだか私の目が空条承太郎に飽きてるんですけど。せめて外見が変わっていればなぁ。
 ところでこういう展開の時の子供って「未来の自分の子供」だったりすることが多いんですけど、どうなんだろう。少なくとも親戚のような? 
ライパク  ランスの態度はヒキの一種なのでしょうか? ちゃんとウケ(実はガベにはちゃんと分かっているとか。リーベルの安易な励ましよりランスの態度の方がガベにはためになるとか)があるのでしょうか? ちょっと引かれただけに気になります。
 「ギフト」&主人公の絶不調があるので、一応展開としては期待。しかし掲載順位が気になるところ。
無頼 とりあえず、バンドの最小構成メンバーはそろったので、いつ「俺達はビッグなバンドになるぜ!」で終わっても不思議じゃない。話的にはボーイっぽい話で、相変わらずなんだね、という感じ。
 次週判明するカプセルの中身は一応気になる。単なる覚醒剤とかじゃないことを祈る。
テンテン「……ってタイムスリップってこれでオシマイ!?」(ハシラ)ってこっちが言いたいよ。こういうキャラマンガ系は根本のストーリーが動き始めたら、最後まで突っ走ってもらわなきゃ、「モード切り替えて読んだ私って何?」って読者に思わせちゃうんだよ。先週期待した自分がバカみたいじゃん。少しは今後の展開に関わるようにしようよ、期待させるような話の持って行き方した責任ってものがあると思うんだけどな。
アイズためになる護身術講座の合間に会見を混ぜたり、そこから自然に主人公の成長を見せたり、「会見開くな」と言われていた敵(なんだろうね)がそらぞらしく(←ここが行間から分かるようになっているところがポイント)記者に囲まれていたりで、とてもいい感じ。せっかく話が動いているのだから、このまま終わってくれと切に望む。嫌いだからじゃない。嫌いじゃないから、きちんと結末を迎えて欲しい。