わたしの王子様




  夏休みの部活が終わり、帰宅する菊桃リョ+不二。(今回、菊桃リョがすごく仲がよくて、ナイスな感じでした♪ こういうのを見てると菊桃リョはいっそもう「黄菊ファミリー」とでも名乗ったらいいと思うよ(笑))

 さて、周りのことを気にしていない菊&桃とは違い、ちゃんと周りを見ていた不二は、前から走ってくる少女に気づきます。そういえばこの少女ことくるみちゃんは、かなり瞳の塗りに気合いが入っていましたね。ギャルゲのようにきらきらした瞳でした。トランスアーツは女の子のキャラデザ&塗りの練習をしたかったんじゃないかな?と思うほどの気合いの入りっぷりでした。その分、今回の主役のはずの不二の顔はいまいち…でしたけどね(せっかく王子様な回だったのに)

 走ってくるくるみちゃんを追ってやってきたのは、冨田さんともう一人でおくる不良さんたち。自分の不注意でたこやきソースを制服につけてしまって怒っているかわいいい中学生不良たちです(笑)
 そしてそのくるみちゃんをなぜかお姫様だっこして助ける不二。っていうか、出会いを求める小四少女(ちょっと意訳)が敵に追われているところを助けてもらって(本当に助けたのは菊&桃コンビなんですが)、お姫様だっこされちゃったら惚れるよね。一応、不二はとびきり顔がいいという設定らしいし(後付設定っぽいけどね(笑))

 くるみちゃんから猛アタックを受ける不二は、相手を無下にはできないし、内心断りたいしでかなり困り果てていました。この困っている不二は(顔はともかく)かわいかったですね。
 不二なら余裕たっぷりにくるみちゃんをあしらう、という可能性もあったわけですが、こうやって困っている方が相手の立場を考えていて優しい感じです。相手が子供じゃなかったら余裕たっぷりバージョンだったかもしれないけどね。
 そして困っている不二につけこむ菊&桃。(正確には菊丸一人)。日頃のうらみをはらすべく(?)、用心してくるみちゃんに名前を名乗ってなかった不二の名前を勝手に教えるわ、休みの予定を教えるわと、どうにか自主的にあきらめてもらおうとしていた不二の作戦を台無しにしてからかってました。(かなりひきつってた天才がよい感じでしたね)
 リョマさんはこの間、ぼそっと一言つっこみを入れる役所でしたが、どれもこれもナイスつっこみでした。なんかこの前半部分だけでもかなり面白かったです。

 さて、菊丸の策略により、くるみちゃんとデートするはめになった不二は、かなり困った(っていうかぶっちゃけ嫌そうな)顔をしてデートにつきあいます。しかし、くるみちゃんが「テニスから逃げようとしているテニス少女」であることに気づいたとたんに態度が急変。っていうか誰かさんの面影をくるみちゃんに重ねたからのように見えた(笑) いや、単に不二がテニス好きだってことなんでしょうけどね(それも妙だけど)

 しかも菊丸からのメールによって(メールの受信音を黒電話に設定しているのはどうかと思うけど)、さらにくるみちゃんが裕太っぽいことに気づいた(のかな?)不二は、よけいにくるみちゃんに親切になっていきます。なんかあからさまに態度が変わったよね(笑)

 で、色々あって優秀なお姉ちゃんに反発して逃げるくるみちゃん。「ここは僕に任せて」とくるみちゃんを追っていった不二は、すでにこのとき裕太とのことを語るつもりまんまんだったと思われます(笑)

 夕焼けの公園で裕太のことを語り出す不二。そういえば、うちの教授はとても気分屋で、機嫌を損ねると手に負えないのですが、そういうときに一番効くのが「好きなことの話をさせる」という作戦です。自分の好きなことを話していると、必ず機嫌がなおります。というわけで(?)裕太のことを語り出した不二は、これまでの困惑顔から一転、とびきり嬉しそうな微笑みに変わっていきます(笑)
 さて。「僕にも弟がいてね。ゆうた(妙にはっきりと、思い入れつきで)って言うんだけど」という語り出しからすでに甲×田さん絶好調。本当に裕太関連の甲×田さんの演技は必聴ですね。
 「休日には時々打ち合ってる」とか「いいライバル」とか仰天の発言が飛び出した後に(っていうか、いいライバル、か…その名に恥じないように頑張れ、裕太。相手は遙か先に行ってるぞー まあ、不二から見れば自分を目標にして追ってきているという事実だけで嬉しいんでしょうね)、さらに意味深(?)なシーンが!
もしあのとき……きちんと僕の気持ちを裕太に伝えていたら……」(間)
 僕の気持ちって!? 伝えるって何?! なんかその音の並びだけですごいよ!
 いや、やましい話じゃないんだろうと思うけどね、でもね、きちんと伝えたかった気持ちっていうのはやっぱり「そばにいてほしい」っていう話だと思うわけですよ。(文脈上はなるみちゃんが言ったことと同じということで「僕が強いのは裕太のおかげ(?)」ってことかもしれないんですが、それもおかしいしなぁ)その後もやっぱり裕太に去って行かれたのが未だに辛そうな感じだったので、「そばにいてほしい」で正解かと。
 あう、考えれば考えるほど萌えです。だって、裕太と休日にあったりしていても、それでオッケーって感じじゃないんですよ! やっぱりそばにいて欲しいって感じ!(多分萌えが私の目を曇らせています(笑))

 このあと、川の中の宝探しシーンになるわけですが、実はトータルで考えると、くるみちゃんのために本当に活躍してたのって桃城でしたよね。不二は川にも入らず高見の見物だったしね(笑) 王子なんて無言で川さらいしていたのにね。(っていうか今週の王子はおとなしくていい子すぎですよ)
 ラストで家にいる裕太が出てくるかな〜と思ったのですが(夏休みですしね)そのシーンがなくてちょっと残念。でも不二が家に帰ったら裕太がいるのかもしれないしね。そしてくるみちゃんの話をするのかもしれないしね(夏休みだからね!)。

 というわけで、なかなか面白かった上に思いっきり萌えのある回でした。なんというか、伝えたかった僕の気持ちが気になって仕方がない(笑)
 佐倉はさりげなく2回連続で見てしまいました(笑) 周裕的な萌えとしては立海戦前の二つより上だったかも。アニメスタッフさんありがとう!視聴率もそこそこだったみたいでよかったよかった。

 この回、一番萌えれるのは周裕の人(周→裕を下敷きにしたストーリー展開ですしね)でしょう。次はたぶん菊桃菊の人。そして次に桃リョ桃の人、不二リョ不二の人…と続くと思います。偶然、私は上から三つまでが当てはまるので、かなりジャストなのかも。ついでにキャラ漫画好き(個性の立ったキャラクターがばたばたしている話が一番好き)なので、別に周裕じゃなくても結構おもしろかったです♪ もちろん周裕的にくるくるくるくると回っていましたけどね(笑)


vol34(わたしの王子様)