海堂の知らない世界




  今週のアニメはものすごくすごかったですね!
 やっぱり青学日常もの+観月と裕太という組み合わせは最強に近いですね。笑い通しの三十分でした。
 さて。で、萌を優先させるか感想を優先させるかかなり迷うところですが、まずは真面目に(?)青学パートの感想から。裕太関連はまとめてその後に。裕太のことだけ書いたら、せっかくの回がそれだけで終わっちゃうからね!

 もうすぐ全国だというのに相変わらず夏休みモードの青学メンバー。どうやら好き勝手な時間を過ごしているらしく、打ち合っているのは菊丸と桃城だけでした。というか、この初っ端の菊丸と桃城のシーンから心をぐっと掴まれましたよ!
 桃城相手の菊丸ってちょっぴり先輩風を吹かしてて、しかも楽しそうでいいんですよね。先輩相手なのに仲が良さそうなのが出まくっている桃城の態度もいい感じ。打ち合ってるのに「日常」っぽい長閑っぷりが出ていてナイスでした。(というか青学のメンバーでこの二人が一番中学生らしい友情をはぐくんでいる気がするよ…。学年違うけど)
 で、王子が海堂にまとわりついていたり、嫌いな牛乳を親切げに押しつけていたり、桃城の打球が王子を狙って大ピンチ!だったり、それを海堂がかばってみたり(これは親切にされたから? 声をかけてもらったのにお返事ができなかったから?(←かなり萌))、倒れた王子が無駄に美形だったりと、どのシーンも目が離せない小ネタだらけのうちに、いつのまにやら海堂が記憶喪失に。
 しかし記憶喪失後のシーンのゴールデンがすごかったですよね! ミュのコンテナを思い出すような「二人で一人」のノリで、二人でポーズを決めるは、パペットになるは、頭から手塚を落とすは(?)で、あまりのとんでもハイテンションぶりに、記憶喪失という大ネタも、大ネタというよりネタの一部として溶け込んでいたように思いました(笑)
 あとはアレですね海堂の記憶を呼び覚ますために見せた「別冊後輩ビデオ 海堂B」。海堂Bなのにまだルド戦なのがすごいですよね(笑) ルド戦の頃はまだ海堂と乾はそこまで仲良くなかったはずなので、その後このビデオはどれだけ増えてるのかと(笑)。いや、逆にビデオをたっぷり取っているのは、仲がさほど良くない頃だからかもしれないですね。
 ‥‥‥しかし、少し真面目めに感想を書こうとしても、なんかナチュラルにカプ発言をしてしまいそうですよ。

 そして、思い出の川に海堂を連れてゆく乾。もうこのあたりからはカプ発言ナシには感想を書けません(笑)でも今回はまあいいや(笑)
 あの輝かしい特訓の日々を思い出させようとする乾。しかしそんな乾の気持ちは記憶喪失の海堂にはまったく通じません。逃げる海堂。追う乾。
 追いついた乾は勢い余って謎のプロポーズを!…っていうか記憶喪失の人に「未来を俺に任せてみないか」って言うのって、意味がまったくわからないし(笑)
 俺に治療を任せてくれっていう意味(と、プロポーズと誤解してねのダブルミーニング)なんでしょうが、記憶喪失の治療で言う言葉じゃないから、やっぱりプロポーズでしかないし(笑)
 そして逃げた海堂は、ストテニ場でようやく話をわかってくれる人たち(観月と裕太)にあって悩みを打ち明けるのですが、(っていうか青学の人たちより信頼できそうに見えたんだね…)、多分裕太の方は本当に心配してくれてたと思うんですが…観月さんがすごかったですね(笑)。
 記憶喪失につけこんで謎のすり込みを始める観月。いや、ルドルフの選手だったって思いこませればいいだけなんで、アイドルだったとか全然いらないから(笑)。
 そんなところに桃城と、少し遅れて(異様に息をハアハアさせて(←なんでだろう?))越前が登場。越前の謎の提案により突然裕太・海堂ペア対越前・桃城ペアのダブルスが始まることに。というか阿吽ペアですよ!阿吽のダブルスなんて久しぶり!しかもやっぱり妙に弱いのがなんとも言えない(笑)
 対する海堂・裕太ペアの方は裕太が普通に制服で試合をしているんですが、大丈夫なのかと心配になりましたよ。ま、靴はテニス用っぽかったんでさほど問題はないんでしょうけどね。
 一生懸命海堂を戻そうとする桃城。ついでのようにそれに乗っかってる越前。やっぱ桃城と海堂のやりとりは面白いですね〜。乾はおいといて、なんだかんだ言って一番桃城が真剣に海堂の記憶を取り戻そうとしていましたね。しかし、そんな桃城の努力はまったく意味がなく、海堂は再びボールが当たって元通り。代わりに桃城が記憶喪失になってしまうのでした♪
 …珍しく半要約感想になってしまいました(笑) ところどころやりすぎだな〜と思うところはありましたけど(実は本当にやりすぎだなと思ったのは菊丸が服のまま川を泳いでいたシーンだけなのですが(笑))、それも含めてのハイテンションアニメ。とてもとても面白かったです。

 さて。ここからがここのサイトでは本題です。しかし、上みたいに要約すると、裕太やら観月やら天才サマやらはストーリーにまるで関係ないかのようですね(笑)
 いや、正直、観月さんはストーリー本編にからんでましたが、裕太と兄貴はまったく別のストーリーを生きてましたよ(笑)
 なんだろう、今回の話、曇った佐倉の目からは海堂話8+裕太話2ぐらいの割合でミックスしてみましたみたいに見えましたよ! だって裕太可愛いとか、裕太ったら!とかの話は、海堂萌ストーリーとは別のラインで焦点があたってたような気がしますよ!(たぶん目が曇ってます)

 と言うわけで今回の裏ストーリー・裕太の災難パートに行ってみましょう♪ このストーリーはちょこちょこ挿入されていてわかりにくかったので、一気にまとめてみます。
 タカさんと一緒に竜崎先生のお見舞いに行った不二周助。その帰りに黒猫の集団を見かけ「何か」を予感する。(このときからすでに笑顔が引きつってますよ)。その後霊柩車も見かけ、せっかくタカさんが不二の好物のリンゴを持っているというのに気もそぞろで意識が何処かに飛んでしまっています。それでも歩いていると、あり得ないほどの大群のカラスが。ここでついに何かに気づいた周助さんは、裕太に電話を。しかし電話は圏外。ばっちり開眼して微妙に何かに怒っているっぽい天才。
 そしてなぜか、別の場所にいる裕太が不吉つながりでシューズのヒモを切ってしまい、本当になぜか「兄貴…?」と言っています。

 ええとね、ここらへんね、実はまるで意味がわからないんですよ!
 黒猫、霊柩車、カラスの不吉三連発が一体何を意味していたのか、最後まで見てもさーっぱり。そして靴の紐が切れちゃった裕太がなぜいきなり「兄貴…?」なんて言い出したのかもさーっぱり。
 いや、不吉な予感があるならね、何か不吉な出来事がおこってなきゃいけないと思うんですが、いや正確に言うと起こってはいたんですが、どうやらそれは天才サマにとっては単なるラッキーだったらしく、(裕太が倒れちゃったことですね)、裕太が倒れても慌てて飛び出てくることもなく楽しげに見守った後、気絶した裕太をお持ち帰りしていたので、結局何にも不吉なことは起こってないんです。(後輩の記憶喪失も天才には関係なかったっぽいし)

 で、それは後に置いといて、「急用が出来た」と言ってタカさんを置いて慌てて走っていってしまった不二周助。向かった先は裕太のいるテニスコートでした。一方裕太は切れた靴ひもを入れ替えて、観月さんに対して文句をたれています。(裕太が観月さんに対して文句をたれすぎな気はしましたが、その方が観月のキャラが活きるので仕方がないかなと。ぶーぶー言ったりつっこんだりしてましたが、結局逆らってなかったですしね(笑)) しかし最近のアニプリの裕太と観月の関係は、地球侵略に来た勘違い司令官とその部下(ちょっと現実的)みたいな感じですよね(笑)「この人どうしょうもないなー。でも俺、ここにいないと仕方ないしなー。」みたいな。くされ縁的な愛というか。裕太本人の自覚はなさそうですけどやっぱ好きねみたいな。

 さて、観月さんがうっとりと自慢のシナリオを披露している間、裕太は携帯をチェックして「何か」を見つけて機嫌が悪くなっています。しかしそんな裕太は記憶喪失の海堂を見つけ、そのままその「何か」を忘れてしまいます(笑)
 記憶喪失の海堂をたぶらかそうとする観月、そしてそれにつっこみはするけど否定できない裕太。限界を超えてしまった裕太は兄貴の名前をつぶやきながら気絶してしまいます(おい)。「にゃんぱらり〜」がかわいかったよ〜。しかしそのツッコミはなんなんだろう(笑)
 そんな裕太を木陰からじっと見つめる(いつの間にかそこに来ていた)周助。
 そこに桃城と越前が登場し、事態はおもわぬ方向へ展開します。(しかし海堂がルドルフにスカウトされるかもしれない試合とかいう訳のわからないものに、なぜか海堂・裕太チームが「敵」として戦っているわけですが…。なんというか二人とも巻き込まれ型だよね)そんなどうでもいい試合でも、一人「今度こそ越前に…」とか考えている真面目な裕太です。
 そんな弟を兄はまだ木陰から見守り続けています。
 途中裕太が猫語につられて「にゃ」などと言ってしまって照れているとかいう激萌えシーンを挟みつつ、試合は海堂・裕太チーム優勢で進みます。スポーツマンらしく海堂に声をかける裕太。そして海堂におびえる裕太(笑)。おびえつつも記憶喪失な海堂に配慮してるところがナイス!です。
 そんな試合を(自分で呼び出しておきながら、かけつけた友人達に説明することさえせずに)没頭して見守る兄・不二周助。
 せっかく優勢な試合だったにもかかわらず、海堂の気迫に押されて倒れて気絶してしまう裕太。裕太が倒れているというのにとても嬉しそうな笑顔のまま試合を見続けている兄。
 本編はここで終わりですが、どうやら今回提供バックはそのまま本編の続きだったっぽい(桃城は記憶喪失のまま。海堂は本編の最後にやってきた乾と抱き合っている)ので続けると、気絶した裕太をウキウキとそのままお持ち帰りになる天才、それに驚く観月…で終わりって感じですね。

 で、この裕太パートは本気で説明不足なので、想像にまかされていると思うんです。なので想像混じりに謎解きを。でも多分こういうことなんじゃないかな?と思います。色つき部分はアニメで出ていたシーンですよ。
 裕太に携帯を買い(お金は家族。機種を選んだのは周助)ごきげんの天才。弟の場所を確認できる機能付きの機種なので、渡す時に「必ず電源は入れておいてね」と念を押していました。
 一方、弟の方は観月と一緒に電車に乗ったので電源を切り、そのままそれを忘れていました。
 黒猫、霊柩車、カラスと不吉三連発を見て、自分にとって今一番の不吉な出来事に気づく天才。
 そう、今の周助さんにとって一番不吉なこととは「裕太が電源を切っていること」です(…それってどうよ?)。念のため確認の電話をすると、案の定電源は切られていました。「圏外…」と開眼して怒る天才。だって、あんなにも繰り返し電源を入れるように頼んだのに。そうしたらいつでも裕太の位置は確認できるのに。
 怒った天才は弟に「電源入れろ」と念を送ります(…は?)
 その念によって切れる裕太の靴の紐。その靴ひもを見た瞬間、弟は「兄貴…?」と気づきます。やべぇ電源入れ忘れたよ、と思った裕太。そして裕太は靴ひもを直しつつ、携帯の電源を入れます。
 電波が繋がり、裕太の位置を確認できた天才。すると、なんと裕太がものすごく近所に! これは会いに行かなくてはと思った周助さんは「急用ができた」とタカさんに言って、急いで走って去っていってしまいます。
 そして「今から行く」もしくは「なんで電源切ってたの?」等のメールを裕太に送ります。
 一方、観月さんが得々としゃべっているのを聞いていた裕太は「これは長くなるな…」と思いメールのチェックを(たぶん着信がわかったのでしょう)。すると兄からのメールが。その内容を見て、「げっ」と思う裕太。(顔をしかめていた上に操作が長かったので、メールが何通も入っていたのか、そうとう長文だったのか、内容がとんでもだったのかそんな感じでしょう)
 さて。観月と裕太がストテニ場について少しして、天才もストテニ場に現れます。でも正面からこないでこっそりと裏から。そしてどうやら妙なことになっているらしいと思って、背後から覗くことを決め、携帯で情報収集を開始します。
 情報収集の結果、「海堂が記憶喪失になっている」(乾から)「桃城や越前は海堂の記憶喪失に必死」(菊丸から)という情報を得、「これは面白そうだ」と判断し背後からの覗きを続行します。
 かなりご満悦で、友人達がやってきても視点は固定したままです。きっとこの試合が裕太の成長に役立つと判断したのでしょう。試合が終わるまできちんと見守っています。
 そして試合終了。一応我慢して良い兄を演じていた周助さんはさっさと裕太を持ち帰りましたとさ。ちゃんちゃん。みたいな感じ?

 ええと、なんか色々とつっこみポイントがあるんですが(笑)
 とりあえず@14:44の時点では裕太は圏外だった。(同時刻、裕太の靴ひもが切れた)Aしかし観月が話始めた時は電波が通じていた(裕太は靴ひもをなおし終わったところ)なので、@〜Aの数分間で裕太は携帯の電源を入れたと思われます。あと、圏外だとかいいながら開眼した時は、周助さんは裕太がそばにいることをしらなかったっぽい。しかし気がついて慌てて走っていったっぽい。なので、裕太はGPS機能付き携帯(しかも位置確認機能契約済み)を持っている確率が高そうです。
 ‥‥‥いや、多分どこかで解釈を間違えていると思うんですが、一度そうだと思ったらこれ以外考えられないよ…。なんというか乾海は初々しかったんだけどね、大菊も夫婦っぽかったんだけどね、よくよく考えると周裕が一番怖かったというか(笑)(完璧周裕モードで考えると、裕太は位置確認機能付きなのを知っているっぽかったんですよね。ちょっぴり独占欲の強い恋人(ちょっぴり…?)にGPS携帯を持たされてしまってあーあ、って感じに見えました(笑))
 もう既に三回見直しましたよ〜。そして感想サイトも行きまくった(笑) とてもとても堪能しました♪ アニプリスタッフさん、楽しいアニメをありがとう〜♪



テニスの王子様 Vol.41(海堂の知らない世界)