デートだ!



 次に選んだのがこれ。アニメオリジナル回ですよ。周裕回として名高いやつですね(笑)


 初っ端から桃リョシーン。 いや、私、一応原作ではリョ桃なのですが、「女の子にデートに誘われて、びびってリョーマをムリヤリ連行する桃」というのは………さすがにそんな情けない受はイヤ。いかに桃が情けない受けだとしても(笑) そして桃が杏ちゃんに電話番号を教えたのだと誤解し、嫉妬する王子。この嫉妬ぶりも受っぽい嫉妬でした。ま、動く同人誌が逆カプだろうと私は気にしません。原作はリョ桃だから(←違う)

 次にひたすら様々なことを手塚に電話する乾。ふられてもふられても手塚に電話をする乾。なるほど、この同人誌は乾塚なのですね。

 そーしーて〜 ストリートテニス場に不動峰やらルドやらが登場。そうよ!ここからが本番よ!!

 まるでそこに近頃よく来ているらしい誰かがいることを知っていたかのように、一人、着替えてストリートテニス場に現れる兄。裕太を見つけて、恐ろしいほどの満面の笑み(普通の笑顔との差が激しいです)を浮かべ、すぐに携帯を切って裕太に近づく兄。確かにすごいよ、これは!

 観月をわざと無視して裕太に近づく兄という小ネタ(ありがとう動く同人誌!!)を挟みつつ、リョーマ・イブペア対桃・リズムペアのダブルス。審判は不二に無視&名前を忘れたフリをされふてくされている観月さん。ナイスなキャラ動かしです。ペアの組み合わせもいいし。というか実は不二兄弟を抜いたこの組み合わせは、オチへの周到な準備なんでしょう。
 それだけじゃなく、桃リズ、イブリョの組み合わせも楽しいですけどね。この試合の内容も長閑(?)で中学生らしい駆け引きで、楽しかったです。リョーマが、まだ桃に電話がかかってきたことを嫉妬しているっぽかったのが、原作リョーマ好きとしては少々微妙でしたが、全体的には原作でも見てみたいダブルスの試合でしたね〜〜

 途中、海堂が脳内で女性化して乾とデートするというあざとすぎる乾海を挟みつつ、ラストスパート。いよいよ、兄が弟をデートに誘うシーンですよ!!
 試合を見ながら、のどかに杏ちゃんと会話をする兄。実はこれが杏ちゃんなのが複線なのでした(違うと思いますが(笑))。そう、杏ちゃんといえば、不二兄弟の次に描写の濃い橘兄妹の片割れ。しかもブラコン妹。
 桃と神尾が自分を取り合っているというおいしい状況(一般人ビジョン。腐った目には神尾だけががんばっているように見える(笑)) にも関わらず、唐突に兄との約束で消える杏ちゃん。それを「お兄さんとデートなんだって」などと言う不二兄。さあ来た。舞台は整った。来るぞ、天才サマが!
「裕太、ボク達もデートしようか」
 本当に言ってるぜ、兄。ちゃんとデートしようかって言ってるよー!! すごいぜアニメ。まさに驚異の周裕最大手。

 はぁすばらしい回でした。

 ちなみに本当のオチは乾とのデートに悩んだままの海堂。これはこれでよしですね。あ、あと「そんなんだから昔嫌われてたんですよ」(過去形)という観月のセリフは「そんなんだから嫌われるんですよ」(現在形)の方がよかったような気がします。観月ならわざわざ過去形にしないと思うんだけどな〜 それに今でも表面上は嫌っている方が萌え(笑)