おえかき道場2
   -ペインター編-

 

 結局CGの美しさって色塗りの美しさなんだよね! たとえ私が描いたような
 へたれた絵でも、ウルトラスペシャルな塗りの技法を身につければ、かなり
見られるものになるんじゃないかしら? という野望のもとに佐倉は色塗りの
修行をすることになったのだった。そして佐倉は修行を続けている………

 

 ある日のこと。
 佐倉は貸していただいたものを返すために、WマニアのTさんにあうことに。
 貸していただいていたのは自分の方であるにも関わらず、そのやりとりメールで「パソコン持っていきますから、ペインターの使い方を教えてください!」と頼む佐倉。とても図々しい。
 そんな図々しい頼みを快く引き受けてくださったTさん。本当にありがとうございました。

 時間がなかったので、手持ちのRDさんの絵(色塗り練習用)をあらかじめ取り込んでおいて、それに対する塗り方を教えてもらうことにしました。
 初めは色塗り用指人形(簡単なやつ)だけとりこんどいたのですが、一応、指人形に比べると20倍ぐらい塗るのが難しそうな八樹(色塗りがうまくなってから塗る用)も取り込んでおきました。

 そしてTさんが選んだのは八樹。さすが八樹ファン。

 普段はタブレットを使っているTさんが、タブはないわ、自分の絵でもないわ、しかも佐倉に教えながらだわという悪条件で塗ってくれたのがこちら↓


 元絵RDさん。色塗りTさん。ありがとうございます


―――どうよ?!
 すごいですよねー。
 実物はそのままキンコーズに持ち込んでカラー出力してポスターとして飾ってしまおうかと思うぐらいの美しさですよ。これはJPEGですが、重さを考えずに最高画質にしたので、その美しさは伝わると思います。
 
 Tさんの選ぶ一つ一つの効果で見る見る神々しくなってゆく八樹。
 ペインターってすごいですね〜。
 ペインターのダメさはその不親切なヘルプと、一見分かりにくいツール類にあるのだと思いました。実際目の前で見ながら解説してもらうと、めちゃくちゃわかりやすくて、めちゃくちゃ使えるソフトなのだということがよくわかります。
 うーんと、フォトショのブラシの機能を10倍にして、フィルタの機能を4倍にした感じのソフトって感じですね。あと手抜きが簡単にできる(笑)
 ただ、フォトショの方が優れている点も多々ありますね〜。ま、必要に応じて使い分けるのがいいのかも。

 ちなみに佐倉が以前ペインターに抱いていたイメージはこんな感じ。↓


元絵RDさん。色塗り佐倉

 ………RDさんごめん、こんな塗り方にして(笑)
 ちなみに八樹。なぜこんなのなのかは謎。

 私、ペインターって「紙に描くのと同じようなソフト」だと思っていたので、こういうの(雑な油絵風のつもり)しかできないソフトなのかと(笑)
 ちなみにこういう塗り方はできることはできるのですが、かなり難しかった、と言っておきます。ペインターが得意なのは油ではなく水彩らしい。ちっ。


 さてさて。
 で、佐倉のペインター修行第一弾。

 RDさんからもらった色塗り練習用梧桐さん。


元絵RDさん。色塗り佐倉
 

 実は前回のフォトショ半屋もこういう風にやりたかったのです。
 服をメタルな指人形風にしたかったの!
 でもよくわからなくてあんな謎の衣装になったのでした。
 目もキラン☆としてるし結構がんばった感じ!

 私の思いこみとは違い、ペインターはこういう塗り方の方が適しているっぽいです。あと、水彩が使えるので、顔や肌はかなり自然っぽく影がつきます。
 佐倉のようにイラストセンスのない人間は、肌を範囲指定で囲って、一度おいた色を水でぐっちゃぐっちゃかき混ぜて、なんとなく肌っぽくみえた瞬間にやめるという方法を使うと、なんとなく肌っぽく見える、ということがわかりました。向上心のないやりかたですが、ここは「小説書きなどイラストセンスのない人間が、パソの力によっていかにまともっぽく見せかけることができるか」という道場の場ですから(笑)
 で、ご同輩の方々には「ペインターでとりあえず肌を囲んでぐっちゃぐっちゃ」作戦をお奨めします。

さて。自信をつけた佐倉はついに念願のうさ天使に挑みました。

 でもその前に、佐倉がフォトショで自信をつけたときに塗ったうさ天使をみてもらいましょう。

元絵RDさん。色塗り佐倉
 ―――なにもいうまい。
 あまりにも悲しかったので、途中で放り出したのですが、それにしても………。


 で、ペインター版。

元絵RDさん。色塗り佐倉
 

まだまだですが、とりあえずフォトショ版と比べたら!ですよね?

 特に気合いの入っている顔をアップにしてみます。


 この半屋とは思えないギャルゲな瞳!
 グラデーションの中心を簡単に決められるペインターならではの簡単なギャルゲ瞳!
 そして一見丁寧に書き込みをしたっぽい髪! いやそう見えているのは私だけかもしれないけど(笑)
 ペインターのブラシでちょいっと描いたら丁寧にかいたっぽい線が塗れたので、嬉しかったんです♪
 あとドレスの裾がひらひらしているのは、背景にあるレースと同じ模様をつかったからです。
 あ、これじゃわかりにくいですね。ペインターには写真とか模様とかを取り込んでそれをそのまま筆として使う、という機能があったんです。つまりレースを取り込んで、筆としてつかったので簡単に裾がレースになったという。なんと便利。

 

 その後、RDさんにもフォトショのテクニックを色々教えてもらい、今のトップ絵(クリスマス梧桐さん)はペインターとフォトショの合併技です。

 自分としては少し野望に近づけた感じ。
 まだ修行は続行中です。 

 
 



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