おそらく98年後半発売のソフトではもっとも前評判が高いソフトであると思えます。
ゲームのストーリーはすでに思い出となっていた初恋相手が帰ってきてもう一人の幼なじみとの間のどちらと結ばれるか、といったものです。
ゲームの感想はいかにもカクテルらしいソフトであるなあ、というものでした。
このブランドで出すソフトはだいたい軽く、明るい感じのゲームで、あまりシナリオ的には深入りしすぎないと言う傾向のものが多いのですがまさにそのまんまという感じがします。
また、グラフィックのきれいさはさすがによかったです。
まあ、ボリュームが不足気味なのはカクテルソフトではいつものことなので気にはなりませんでしたが、前人気の高さとの釣り合いという点ではちょっとパワー不足かな〜と感じてしまいます。
このゲームでは、2人がヒロインになっていますがいかにも一人は後から付け足したと思える感じです。
しかし、もしヒロインが一人だけだとするとシナリオ的に不自然が多くなってしまうように思えますのでこのことはよかったと思います。
ただ、付け加えるのならもう少しシナリオに膨らみを持たせてくれてもよかったのではないかと感じてしまいます。
初回版のおまけについてはちょっといまいちでした。
CDをつけるのならCDに収録されている音楽はすべてCD−DAのものにしてもらいたかったです。
しかしこのゲームは18禁にする必要性などほとんど無いと思います。
おそらくTVゲーム絵の移植もほとんど絵をいじらず(数枚カットする程度)で十分でしょう。
総合的な評価ではまあ、それなりによいと思います。
(少なくても同社のキャンバニプルミエール2よりは楽しめました)
点数80−